森本洋平会長ブログ.com

２０１３/０８/２１（火） 基本が大事

◆お久しぶりです。お盆休みも明けて猛暑の中仕事に取り組まれていることと、お見舞い申し上 げま  す。今年は例年にない猛暑と騒がしいわけですが、そのような人間のたわごとを、あざ笑うかのように大自然の営みに気づかされます。

◆お盆を過ぎた先週週末あたりから、急に熊蝉のシャンシャンとした鳴き声が小さくなり、今日などまったく聞こえません。逆にツクツクボウシの声が耳にするようになりました。８月末には蜩の声に変わり秋の訪れとなるのでしょう。

◆夏の締めくくりは、何といっても花火大会です、暑い中かき氷を食べながら、夜店の屋台を楽しみにしたものです。そんな楽しいはずの花火大会で大惨事が発生しました、すでに三名の方がお亡くなりになり、重体患者や重症患者が多数出ているようです。事故原因の最終報告は出ていないようですが、どうやら発電機や可燃物の取り扱いの操作を誤ったことが原因のようです。

◆恐らく、屋台の店員さんも取り扱いについては講習も受け、十分承知していたことと思われますが、今まで今回のような事故が起きていなかったこともあり、慣れた作業での気の緩みがでたのではと思います。何事においても基本の繰り返しが重要です、基本を体に覚え込ませること、自然に基本の動きが出来るようにすることが大切です。忙しいときほど基本に忠実に。言うは易しいのですがね。

◆国会も秋の臨時国会に向けて、審議会が動きだしています。焦点となるのは、ＴＰＰ問題と消費税導入問題でしょう。ＴＰＰではいよいよアメリカと実務者協議が開催されたようで、どのあたりに着地するのか注目したいと思います。

◆そして、いよいよ消費税の導入について安倍総理がどのような判断をするのか注視したいと思います。積極派と慎重派の意見にどう折り合いをつけるか見ものです。私は最初から福祉目的税にすべきと考えていました。国民の理解と納得を得るためには、目的税にすることが最も理解されやすいと思うからです。

◆日銀の景気観測も上向きとのこと、実体経済が伴ってくればいいのでしょうが、果たして政府の思惑通りにいくのでしょうか。心配するのが貿易収支の赤字です。６月までの半年間で5兆円以上の赤字で、先月一か月の赤字も一兆円を越えたとのこと。昔の米国のように財政赤字と貿易赤字の双子の赤字に悩まされることのないように、十分な対策を打つことを期待しておきます。

◆今日の言葉　「家貧しくして孝子顕る（いえまずしくしてこうしあらわる）」

　　読んで字の如く、人というものは、貧しく苦境の中にあってこそ、人としての真価が表れ、認められるということ。恵まれた家庭では子の孝行は目立たないが、貧しい家では子供も働く事が必要で、自然と孝行が認められることから。 
　　ある意味で、民主党もしっかりとした政策を示し、街に出て国民に訴えることが、この逆境を乗り越え、世の中に認められるチャンスと考えるべきです。

（森本洋平）