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あま湯不当解雇撤回闘争勝利的和解

あま湯不当解雇撤回闘争が勝利的和解で解決 

◆『全国一般兵庫地方労働組合あま湯支部』が、2年半におよぶ闘争の結果、本年(2013年)3月15日に兵庫県労働委員会において和解協定が成立し、労働者側の勝利的和解に至りました。 

◆この取り組みは、『あま湯』の労働者が『連合兵庫労働相談』に、「①従業員の増員、②長時間労働是正、③未払い時間外割増賃金の支払、④有給休暇取得、⑤その

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◆写真は2011年8月3日、神戸市内の私学会館での 『不当解雇撤回勝利決起集会』 
他」、の解決のための相談を持ちかけ、闘争勝利のために労働組合を結成(2010年10月19日。連合兵庫HP,受信NEWS2011年8月4日付けを参照)して全国一般に加盟。会社に交渉を申し入れ団体交渉を重ねるうち、唐突に会社側が「会社は破産したので全員解雇する」と一方的に通告。非労組員従業員に対する新しい経営体による再雇用を経て、結果、労組員10名のみに対する指名解雇の形になり、不当解雇撤回闘争として2年を超える長期闘争となったものです。

◆この間、会社側の責任逃れを企図した名義変更や団交拒否などにより、一時は泥沼化の様相を呈しましたが、自治労・全国一般兵庫地方労働組合の指導と、組合員の粘り強い闘いによって前記の成果を得ることができました。
 『あま湯』そのものは入湯税負担などの問題で経営が行き詰まって(2013年4月に営業停止。和解期日の労働委員会で会社側は『再雇用は考えていない』と回答)いたこともあって解雇撤回は成りませんでしたが、組合員のほとんどが一定の評価をする結果を引き出せたことは、この闘いが大いに意義あるものであったということができます。

◆最後に、あま湯不当解雇撤回闘争委員会発行の『みんなで闘った737日の記録・あま湯闘争報告集』より、『闘いを終えて』と題されたあま湯不当解雇撤回闘争委員会による文章を一部引用して本報告を閉じたいと思います。
 「・・・・・・しかし、一人では闘えなかった。職場の組合だけでも闘えなかった。支部10名と全国一般兵庫が一体となり、全国一般評議会、自治労兵庫県本部、連合兵庫の仲間の物心両面にわたる支援をいただけたからこそ737日の闘いに終止符を打つことができた。  すべての支援者のみなさん、本当に長い間ありがとうございました。」

◆ご支援ありがとうございました。