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森本洋平会長ブログ.com

2013/07/24(水) 挽回ならず

◆皆さんこんにちは。一か月ぶりです、若干体調を崩していたこともあったのですが、例によって選 20130723natsukusa0001.jpg 挙期間中は遠慮していました。しかし、今回の選挙からネット選挙解禁となったのだから何かアップしようかとも考えましたが駄目でした。

 

◆第23回参議院選挙が17日間の戦いで決着いたしました。選挙結果についてはメディアでご案内のとおり大変厳しい結果となってしまいました。アゲンストでの戦いではありましたが、連合兵庫の仲間の皆さんには今まで以上のご協力をいただきまして、心より感謝申し上げますと共に、お詫び申し上げます。

◆「戦いすんで日が暮れて」という歌があります。「戦友」の一節ですが、この歌は軍歌とも反戦歌ともいわれていますが、恐らく厭戦歌ではないかと思われます。戦い済んで戦友を探しに戻ったが、友は亡くなっていたという歌詞です。

何とも物悲しい歌ですが、今回の参議院選挙でも民主党の勢力回復はならず、惨敗という結果になりました。多くの同志を失いました、特に近畿地方は全滅という残念な結果です。兵庫県でも「辻泰弘」氏を落選させてしまいました。

◆何ともやる瀬ない気持ちでいっぱいです。「杜甫」という中国の詩人が「春望」という五言律詩の書き出しで、「国破れて山河あり、城春にして草木深し」と謳っています。国は滅亡したが山や川はそのままで、春が訪れ草木が茂っているとの意味ですが、私に当てはめれば選挙には負けたけれど、草木は今が盛りと生い茂り、蝉の声が耳に付くぐらいに鳴いていて、いつもと変わりない夏です。

 

◆情けないけれど、世の中はそのような思いとは別に、動いているのだといっているようです。勝ち負けは世の常ですが、感傷に浸ることなく動いています。
  結果についての反省はしなければなりません。しかし世の中の動きを止めることができないことも厳然たる事実です。気持ちも新たに頑張りたいと思います。

 

そして、安倍政権が安定政権として、政権運営していくことでしょうが、反自民として闘った野党の中にも、重要課題については自民党に協力することを公言している党もあるようです。怖いのは、二項対立の政権運営になるのではないかと危惧いたします。色んな意見があることを認識したうえでの政権運営であれば良いのですが、強いものがより強く、弱いものは無視されるようなことは避けなくてはなりません。今後の国会運営に十分注目したいと思います。

 

◆今日の言葉 「沈香もたかず屁もひらず(じんこうもたかずへもひらず)」
  
何も特徴がないこと。可も無く不可もなく、毒にも薬にもならないさま。沈香は高価な香木で伽羅ともいう。沈香のような香りもなく、臭い匂いを出すわけでもないと云う意味。若い頃先輩が冗談で仕事の極意を「休まずサボらず仕事せず、目にも付かずに当てにもされず、要領ひとつで飯を食う」と言ってました。逆の意味で教育されましたが、人は必ず何か一つ光るものを持ってます。

(森本洋平)