森本洋平会長ブログ.com

２０１３/０６/１４（金） もうすぐ夏至

◆もうすぐ夏至です、昼の時間が長くなってくると同時に、体内時計が一時間ほど早くなってきたよう です。朝５時半になると、自然に目が覚めてしまいます。決して歳のせいではないと思うのですが、生き物としての本能に驚かされます。

◆江戸いろはかるたに「芋の煮えたもご存じない」句があります。世間知らずの若様やお嬢さんを揶揄した言葉です。芋が煮えたかどうかは、箸でつつけばわかることだが、そんなことも知らない世間知らずのことを喩えた言葉です。

◆日本柔道連盟の改革案が文科省に提出されましたが、内容が不十分であるとのことで突き返されたようです。暴力をふるった関係者は０～３人との内容であったとのこと。加えて理事長も辞任することなく幕引きをしたいようです。

◆そうかと思えば、日本プロ野球機構では今シーズンより飛ぶボールに変更していたことを公表せず、メディアなど外部からの指摘で変更したことを認めると云うお粗末な内容でした。加えてコミッショナーは知らないとのこと、私的にはどうでも良い事ですが、ボールには貴方のサインが入っているのですよ。

◆日本の政治が責任を取らない体質で国を動かしてきたという、悪しき伝統を多くの組織のトップは持っておられるのかと残念です。トップの座に居ると、自然と庶民性というものを忘れてしまうのでしょうか。決してそのようなことは無いと思うのです、多くの方々から推薦されて就任しているのです、識見も人格的にも優れている方だと思うのですが、魔が差すのでしょうか。

◆ついでに、アベノミクスの第三段、成長戦略の内容が明らかになりつつあります。「規制改革会議」では予想どうり、労働者保護政策が後退してしまいました。そして、昨日は「産業競争力会議」の答申が出てまいりました、内容についてはもう少し注視しておく必要があると思いますが、この会議の有識者委員となっているメンバーに少々違和感があります。大企業、銀行の会長・社長、大学教授などです。消費者代表とか働く者の代表とかはいません。

◆これでは、本当に国民の声を代表して議論できるのだろうかと思います。どう見ても「働かせる側からの政策」しか出てこないだろうと危惧いたします。
　　有識者委員の方々は、芋の煮えたは分かりますか、どうでしょうかね。
　　有識者委員の楽天会長さん、医薬品のネット販売は上手くやりましたね。

◆今日の言葉　「五十歩百歩（ごじゅっぽひゃっぽ）」

　　似たりよったり。どっちもどっち、大した差のないこと。孟子曰く「戦場で五十歩逃げた兵士が、百歩逃げた兵士を臆病者だと笑ったとしても、怖くて逃げた事には変わりない」と云った故事から。お互い気をつけましょう。（注）

（森本洋平）