NEWS
政策フォーラム第12回総会
『働くことを軸とする安心社会』の実現にむけて
連合兵庫政策フォーラム第12回総会ひらく
◆連合兵庫政策フォーラム第12回定期総会を、5月11日(土)、神戸市内の生田文化会館で ひらきました。
◆総会には役員・代議員あわせ約130名が出席、過去1年間の活動を総括するとともに、今後1年間の活動方針と役員体制を決定しました。
◆とくに、目前に迫った第23回参議院議員選挙と兵庫県知事選挙に関しては、「総会アピール」 として必勝を期して闘うことを再確認、 誰もが 「安心して働き暮らせる社会」 の再構築に向けて新しい1歩を踏み出しました。
◆総会は土肥:幹事(連合兵庫事務局長代理)の開会あいさつ 「ただいまより連合兵庫政策フォーラム第12回定期総会を開会します。本総会には第2部として講演会を設定、民主党政策調査会長の桜井参議院議員を講師にお招きし、目前の参議院選挙の重要政策の勉強をしようということにしています。最後までよろしくお願いいたします。アベノミクスの宣伝効果で円安・株高になっていますが、それをもって既に経済復興がなったかのようなもてはやされぶりですが、しかし実体経済の動きはこれからで、悪くすると国民生活・労働者の立場にとっては逆効果になることも考えられます。警戒怠りなく、皆さんとともに対処していきたいと思います。それでは本総会の議長の選出にあたらせていただきますが、前もって幹事会で確認した方がおられますので、その方のお名前を発表しまして議長選出にしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは、総会議長には、フォーラム副代表幹事の永尾隆保:三木市会議員にお願いいたします」で幕をひらき、総会議長に永尾隆保:副代表幹事(三木市会議員)を選出しました。
【議長登壇あいさつ 永尾:議長】
◆ただいま総会議長に選出されました永尾です。時間の制約がありますので、こと改めて就任のご挨拶はしませんが、われわれをとりまく厳しい状況の中、当面する最大課題である7月の参議院選挙・兵庫県知事選挙を勝つ抜くために、みんなの認識を共通させ、一丸となって闘うために、本総会が契機となるような真摯な議論をお願い申し上げます。
【代表幹事あいさつ】
ごあいさつ 代表幹事 : 松 本 剛 明(民主党衆議院議員) 昨年末、手厚いご支援にもかかわらず惨敗し、たいへん申し訳なく思っ ています。私自身重く責任を感じ、兵庫県連代表を辞任させていただき、水岡:参議院議員に交代していただきました。したがって、このファーラムの代表幹事も、のちほどの議案で役員選出されますが、今後は水岡さんに勤めていただくことになります。 昨年末の総選挙惨敗に関しましては、民主党政権の運営が不慣れだったこと、実績をうまく伝えられなかったこともありますが、党の分裂が悪印象だったことも大きく、たいへん残念な思いをし、また深く反省するところです。 民主党は再生をかけて、このほど新しく綱領を書きなおし、働く者、生活者、納税者の立場で政治をおこなうことを確認。アベノミクスに見られる生活者や働くものの立場軽視、そして日米貿易交渉で見られるような物づくり軽視の姿勢との違いを鮮明にしています。
そして、年金・医療・介護など社会保障の充実に努力し、国民生活の安全・安心をはかることが、民主党再生への道だと考え、たいへん厳しい情勢ですが、全党一丸となって気を引き締めて頑張ってまいります。力を合わせて暮らしよい国づくりを進めましょう。
ごあいさつ 代表幹事 : 森 本 洋 平(連合兵庫会長) 昨年末に政権交替し、第二次安倍政権の政策運営については、今のところ、円安・株高で推移していますが、今後の実体経済の動向に注目したい。 日銀もサプライズの財政出動をしています。オセロゲームではありませんが、白川から黒田に変わって、ゲームどおり全面的に変わるかか注目されるところです。 国民栄誉賞の対応も、何となく安倍さんのお友達である、何とか恒夫さんの姿が見え隠れしていて、当該者には失礼ですがスッキリいたしません。 私たち、連合にとっては大変厳しい政権運営となると危惧いたします。とくに労働法制については要注意で、ワークライフ”アン”バランスを危惧するところです。 一方で、先日の伊丹・宝塚の首長選挙では、維新候補を破り私たちが推薦する藤原・中川候補が勝利いたしました。この流れを大切にしたいと思います。
ただ、山口県の参議院補欠選挙の対応に私自身は非常に違和感を覚えています。「連合本部は広く民主党の勢力拡大するため、無所属で立候補した」とある。 ともあれ、7月の参議院選挙と兵庫県知事選挙が当面の重要課題です。連合兵庫は決して逃げるようなことはいたしません。真っ直ぐに進みます。
安倍政権は「憲法顔性」問題を参議院選挙の争点にしようと考えているようです、消費税問題と同様に憲法を俎上に上げることは両刃の劍です。 そして、少し先の話ですが、神戸市長選挙も10月に施行されます。皆様と情報を共有しながら、齟齬を生じないよう対応してまいりたいと思っています。 以上、活発な論議をご期待申し上げまして、冒頭のご挨拶とさせていただきます。共に頑張りましょう。ありがとうございました。 |
【来賓紹介】
◆総会議長から国政関係の出席来賓紹介があった。 水岡俊一:参議院議員/山口壮:衆議院議員(兵庫12区)/井戸まさえ:前衆議院議員(兵庫1区)/横畑和幸:民主党兵庫県第3区支部長 本岡昭次:元参議院副議長 |
<報告事項>
【第11期 活動報告 藤井訓博:副幹事長(県会議員・神戸市北区)】
内容省略 (満場の拍手で承認)
【第11期 会計報告 森脇久夫:幹事(連合兵庫副事務局長)】
内容省略
【第11期 会計監査報告
伊藤めぐみ:会計監査(神戸市会議員・神戸市北区)】
内容省略 (会計報告・監査報告 一括して満場の拍手で承認)
<協議事項>
【協議事項 Ⅰ 第12期活動方針(案)について 辻 芳治:副幹事長(連合兵庫事務局長)】
第12期活動方針(案)
この間、2009年の政権交代が実現したが、昨年末の総選挙の国民の審判は、再び政権を交代させる結果となり、新政権は成長戦略の名のもとに労働規制の緩和に大きく踏み出す姿勢を鮮明にしはじめ、競争・市場原理の社会へ向かいつつあると言える。
|
(満場の拍手で決定)
【協議事項 Ⅱ 第12期予算(案)について 森脇久夫:幹事】
内容省略 (満場の拍手で決定)
【協議事項 Ⅲ 第12期役員選出について
崎元祐治:副幹事長(神戸市会議員・神戸市須磨区)】
(満場の拍手で選出)
【新役員代表あいさつ】
新役員代表あいさつ 代表幹事 : 水岡俊一(民主党兵庫県連代表) たったいま新しい役員が選出されました。全員心を合わせ、スクラムを 組んでやっていきたいと思っています。
民主党は新しい綱領のなかで、働く人々の立場に立つということを確認。同時に国民生活の現場である地方の適切な自治・分権ということもうたっております。 安倍総理は全国平均、マクロの視点からしたら地方経済は減らないと言っているが、マクロではそうでも、各府県ごとの凸凹があり、地方によっては大きな問題となるところもあります。これを追求すると安倍総理は、「そうした個別の地方経済の計算をするのは難しい」との返答だったが、しかし、そういう試算を経たうえでの政策であるはずだから、詭弁というしかない。 これは、「成長戦略の中で、地方格差が生じることは仕方がない」という安倍政権の考え方が表れたもので、地方切り捨て、格差是認、弱肉強食の思想というしかありません。 生活者・労働者の立場を守り、安心・安全な生活を実現するためには、なんとしても今夏の選挙に勝利して、安倍政権に対して政策転換を迫っていかないといけない。力を合わせて頑張っていきましょう。 |
【総会アピール 掛水須美枝:副代表幹事(県会議員)・西宮市】
連合兵庫政策フォーラム総会アピール(案)
連合兵庫政策フォーラムは、2001年7月に結成され、この12年間「すべての人 に公正である」政策実現をはかるため活動をすすめてきた。 そして、本日、連合兵庫政策フォーラムにおいても政策・制度の実現に向けて第12期の活動方針を確認した。 この間、2009年に政権交代が実現したが、昨年末の総選挙の国民の審判は、再び政権を交代させる結果となり、新政権は成長戦略の名のもとに労働規制の緩和に大きく踏み出す姿勢を鮮明にしはじめ、競争・市場原理の社会へ向かいつつあると言える。 いま、問われているのは、誰もが「安心して働き暮らせる社会」の再構築である。そのためにも『働くこと』に最も重要な価値を置き、誰もが公正な労働条件のもと多様な働き方を通じて社会に参加でき、社会的・経済的に自立することを軸とし、それを相互に支え合い、自己実現に挑戦できるセーフティネットが組み込まれている活力ある参加型の社会である『働くことを軸とする安心社会』の実現にむけて、連合兵庫政策フォーラムの取り組みをさらに強化していく必要がある。 今、目前に大きな政治選択の機会が迫っている。7月の参議院選挙は、まさに、生活者・働く者の視点にたった政治勢力の再構築と連合運動とフォーラム活動の真価と力量が試される、大きな「試金石」となる。 連合兵庫は、兵庫選挙区『つじ 泰弘』予定候補と構成組織の擁立する9名の比例予定候補の必勝が、その第一歩になると確信する。 同時に、同日執行予定の兵庫県知事選挙における『井戸 敏三』予定候補の必勝も実現しなければならない。 すさまじい逆風下での闘いとなるが、全ての力を結集し、その必勝を期さねばばらない。そのような時期に、先を争って船を捨てる動きもみられるが、私たちは決してオールを離すことはない。力を合わせてこの荒波を乗り切っていかねばならない。 政策・制度実現のための政治活動と地域社会の課題克服と連合の掲げる政策・制度の実現、「働くことを軸とする安心社会」の実現のために全力を挙げることを第12回定期総会においてアピールする。 2013年5月11日 連合兵庫政策フォーラム第12回定期総会 |
(満場の拍手で採択)
【予定候補者あいさつ】
あいさつ・決意表明 辻 泰弘 : 参議院議員 平素より、わたくしや民主党の仲間に対して温かいご支援をお寄せいただき、たいへんありがとうございます。 政治も労働運動も、実現する政策こそが運動の魂となると言えます。そいう意味から、政治も労働運動も国民の幸せづくりこそが目的であるという共通の魂をもった、連合兵庫と民主党がしっかりとスクラムを組んで前進してゆくことが大事だと思います。 昨年末の結果は、民主党政権であったからこそやれたこと、これをしっかりと評価していただけなかったために惨敗したものですが、しかし、実績にたいしては誇りを持って、今後も前を向いて進んでいきたいと思っています。 政治によってこそ成り立つ幸せがあります。この信念のもとに、国民生活充実のために取り組み、たとえば失業保険加入要件では過去は1年以上勤続した場合だったものを、民主党政権で1カ月以上ということに改正した。ワーキングプア問題の解消にも努力し、一定の前進を見ていますし、難病対策でも自民党長期政権の間に前進できなかったものを、民主党政権で流れをつくった。 この社会には相対的に強い立場の者と弱い立場の者がいるが、民主党は弱い立場の人々を守るという姿勢で政治にあたっている。しかし、たとえば日本維新の会などは医療制度も金持ち優遇・優先の制度に変えようとしており、日本の国民医療を崩壊させかねない危険性があります。最賃をなくせといのが彼らの主張だが、最賃を上げようとしている民主党とは正反対だ。 また、憲法改正問題にしても、とにかく改正のハードルを下げようという議論は邪道であり、問題の本質から外れてしまっている。 こうした政治勢力に対して、国会に民主党が一定の勢力を保持しつつ存在する意義は極めて大きいと思っています。この7月の参議院選挙では連合組織内の比例9候補、そして井戸知事、スクラムを組んで人々の幸せづくりのために闘ってまいります。いっそうのご支援をお願いいたします。
あいさつ、決意表明 井戸敏三 : 兵庫県知事 さきほど総会アピールとして、参議院選挙を闘われる辻候補と連合の比例9候補のみなさん、そしてわたくしへのご支援をご確認いただいて、深く感謝申しあげます。 すでにご推薦決定をいただいてから地域回りをさせていただいており、4年に一度しか回ってこない、というようなお小言も頂戴しておりますが、しかし多くの方々から、それだけ選挙運動よりも知事としての仕事に熱心なのだろうと好意的に解釈いただいており、たいへんありがたいことだと思っております。 現在、道州制導入の是非に関する議論が盛んですが、これの中央での議論が国民会議にゆだねられてしまっていまして、どうも府県をなく酢ということが前提とされているようです。しかし、わたしは、その方向は見直したほうが良いと考えています。 府県をなくした道州制では、地方政治の中枢が生活の現場から遠いものになってしまうのではないかと思います。現状の府県でも遠いという嫌いがありますが、それがなくなってしまっては住民の声が届かなくなってしまうのではないか。 わたしは、この問題は、府県をどうこうするという議論よりも先に、国の在り方をどうするかを考えなくてはいけないと思います。現状のような一極集中では、現代の多様性に対応できない。グローバルはローカルに通じなければ真の価値はない。両立が大事。そのため、わたしは 『グローカル』 ということを提唱しています。兵庫はそのあtめの先兵として頑張っていきたいと思います。 わたしにとっては今度が4回目の選挙だが、政治を志した初心、原点にかえって取り組んでいきたいと考えています。12年前に初出馬した時も、辻さんと同日選挙でスクラム組んで闘った。その意味でも原点にかえって共に頑張っていきたいと思っています。 |
【議長降壇】
【ガンバロー三唱 森本洋平:代表幹事】
目前に迫った参議院選挙・知事選挙を勝ち抜いて、働くことを軸とする安心社会の実現につなげていこう。団結、ガンバロー・ガンバロー・ガンバロー!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 第 2 部 講 演 会 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
講 演 『日本再生の処方箋』
講 師 桜井 充 : 民主党政策調査会長(参議院議員・医師)
以上