森本洋平会長ブログ.com
2013/04/05(金) がんばれルーキー
◆元気に頑張ってますか。やっと花粉症の洗礼も終わり、少しずつ鼻息が荒くなってきました。子 供のころから、光化学スモッグや排気ガスなどで相当鍛えていましたが、年齢と共に免疫力の低下が続いてきたようです。
◆政治問題や経済問題は横に置いて、身近で小さな事を書いてみます。旧暦の上では「卯月(4月)」ですが、昔から一般的には「春、弥生」と言われています。梅から桃へ、そして桜の季節へと変わってまいります。どうやら今年の桜は、少々早く開花したようで、すでに散り掛けているようです。
◆この季節は、卒業式があり、入社式があり、入学式があり、月並みですが、「別れと出会い」の季節でもあります。通勤電車の中でも、一見してルーキーとおぼしき若い方が、折り目の入ったリクルートスーツに身を固めて通勤する姿を見かけます。今の気持ちを大切に頑張るようエールを送っておきます。
◆バブル期を過ぎたあたりから、大学生の就職氷河期だと言われて久しいのですが、そんなに厳しい状況なのかと冷静に見てみると、どうやら分母である大学生の人数が増えていることが大きな原因のように思われます。そして、人気企業や安定した大企業に希望が集中して、内定が決まらない状況との事です。
◆ミスマッチは世の中どこにでもあると思いますが、学生側に希望職種が固定化され過ぎているように思えてなりません。私など中学校卒業と同時に就職したものですから、どのような仕事をしたいかなど考ることも出来ませんでした。ただ、何となく精密な物を自分の手で作ってみたいと云う思いはありました。
◆自分の適性とか、仕事のマッチングとかいうものが、経験なしで判断など出来る訳はないのです。少々時間は掛かりますが、精一杯経験をすることで、大凡自分の適性というものが分かってくるのではないでしょうか。
◆会社も近年、即戦力の学生が欲しいなどと、よく言っていますが無理な要求です。学校でそのような教育をしていないのですから無理です。教える教授に会社経験がないのですからね。ある意味即戦力ではなくして、心身共にタフな学生を作ってもらったほうが会社にとっては有り難いと思うのです。
泣くな、負けるな、友を作り、良く働き、よく遊べ、ルーキーに乾杯。
◆今日の言葉 「馬耳東風(ばじとうふう)」
聞く耳をもたないという態度のこと。「東風馬耳を射る」の四文字熟語。東風は東から吹く風で、一般的には春の風のこと。春風は人には爽やかで心地よいが、馬にはそんなことは何も感じないであろうと云う意味。「私耳東風」とならぬように、お互い気を付けたいものです。南風が吹く前に一仕事しましょう。
(森本洋平)