森本洋平会長ブログ.com
2013/03/08(金) 本質を見抜く
◆春霞を実感できるような陽気となってまいりました。今週は暖かい日が続きほっとしているのでは ないかと思います。私は逆に花粉症の洗礼を受けていまして、暖かく天気の良い日などは最悪の状態になります。今年は花粉に加えて、黄砂とPM2.5の影響もあるとのこと、あと2週間ほど我慢の毎日です。
◆話は変わって、昨年秋ぐらいから少し気なっていることを書かせていただきたいと思います。JRや鉄道各社、地下鉄も含めて、ワゴン販売を少し大きくしたような売店があったのですが、大阪の地下鉄売店に刺激されたのか、去年あたりから大手コンビニエンスストアに変わってきたように感じています。
◆気になっているのは、以前の売店で働いていた女性(おばさん)が全体的に若返ったように感じています。時代の流れと言えばそれまでなのでしょうが、少々心配しているのが、引き続き同じ店員さんが勤めているのなら良いのですが、以前働いていた女性が離職してしまっているのならと、少し気を揉んでいます。
◆同じように、大型スーパーや量販店の進出で、古くからある町の商店街の活性化が中々進んでいないようにも思われます。効率と競争主義の経済運営で安ければ良いという考え方も、裏を返せば結局は賃金に影響するのでしょう。
◆安倍総理の打ち出した経済対策が実施されようとしています。今のところ支持率も高くマスコミも好感を持って報道しているようですが、何時まで続くのか心配でもあります。そう思っていたら、やはりというか出てまいりました。
◆「三本の矢」の3本目、成長戦略の柱とされていた規制改革の論議の中身が見えてきました。それによると、解雇条件の緩和や労働時間の緩和、さらに派遣規制の緩和など、労働者保護を後退させる規制緩和策が出ています。
◆「柔軟で多様な働き方を進める」と言葉で言えば美しいのかもしれませんが、運用次第では、働く者が犠牲になりかねないような成長戦略を進めようとしているようで、素直に受け入れがたいように思えてなりません。これも働かせる側の政策を取り入れた結果なのか、政権交代が成せる技なのでしょうか。
これからもしっかりと世の中の流れや、本質を見て行く必要があると思います。
◆今日の言葉 「疑心暗鬼(ぎしんあんき)」
「疑心暗鬼を生ず」の四文字熟語。疑いを持つ心は、実在しない暗がりの鬼を恐れるということ。一度疑いはじめると、何でもない事まで不安を感じたり、人に根拠のない疑いを持ったりする意味。皆様方は如何でしょうか。
(森本洋平)