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シンポジウム 新しい公共をめざして
新しい公共をめざして
公共サービス基本条例・公契約条例制定を考えるシンポジウム
◆7月7日(土)、連合兵庫・官公部門連絡会・(一財)兵庫勤労福祉センターが共同で標記のシン ポジウムを開きました。
◆連合兵庫構成組織・地域協議会をはじめ、推薦議員など約200名が、シーサイドホテル舞子ヴィラに集まり、約3時間にわたり講演に耳を傾け、公共サービス基本条例や公契約条例の制定に関して学習を深めました。
◆シンポジウムは土肥:連合兵庫事務局長代理の司会で幕を開け、主催者を代表して本多義弘:官公部門連絡会委員長(自治労)、森本洋平:連合兵庫会長があいさつに立ちました。
◆本多義弘:官公部門連絡会委員長 『誰もが安心して暮らせる社会づくりを進めていこう。過当競争が労働条件低下を招いている状況を改善しなければなりません。政治の長年にわたる無策のために官製ワーキングプアが増大している。リビングウエッジの理念を具体化し、非正規雇用公務員などの労働条件改善を進めていきましょう』
◆森本洋平:連合兵庫会長 『最低賃金があるが、それは生きるためのギリギリの水準になってしまっている。それでは社会は成り立たず、継続していかない。リビングウエッジの理念を導入し、ワーキングプアをなくさないといけない。フランスでは労働組織率は8%程度だが、労働運動のパワー・影響力は凄い。 労働組合が使用者側と取り交わした労働協約が組合員以外の労働 者全般に適用されるからです。連合は1000万連合を掲げているが、組織拡大も大事だが、影響力を強める努力も必要だ』
◆講 演
『公契約条例の意義と課題』
講師 井下田 猛:千葉県地方自治研究所理事長・姫路獨協大学名 誉教授
◆問題提起 Ⅰ
『必要生計費算出の根拠となるライフスタイル要因とは』
講師 滋野 英憲:神戸国際大学経済学部教授
◆問題提起 Ⅱ
『尼崎市における公契約条例の制定を求める運動について』
講師 塩見 幸治:尼崎市会議員
◆問題提起 Ⅲ
『建設労働者の公契約条例の制定に向けての取り組み』
講師 貴田 博明:兵庫県建設連合代表
◆まとめ・閉会あいさつ
辻 芳治:連合兵庫事務局長 『公契約条例については千葉県の野田市を皮切りに、関東での制定が
進んでいるが、連合は全国的に運動を強めていこうとしています。この兵庫県でも制定の機運が高まってきています。このシンポジウムを契機に運動に拍車をかけていこうと思いますが、本日は多数の地方議員の方がご出席ですのでご協力をお願いし、実現させていきたい。ここのお集まりの各位を中心に、より多くの志を同じくする団体・個人が結集して取り組める状況をつくり、ディーセントワークの実現で、働くことを軸とする安心社会を建設していきましょう』