森本洋平会長ブログ.com

２０１２/０５/１８（金） 記念の年

◆皆さん、お元気ですか。・・・ンッ、お前さんはどうやねん、と言われそうですね。やっとブログを書 こうかという気持ちになってきました。実は４月２５日から５月５日まで１１日間ドクターストップで入院しておりました。

◆一晩で４キロも体重減になる脱水症状で、ドクターは一目見るなり大腸炎とのこと、熱もじわじわ高くなり、入院二日目から３９度が三日間、感染防止の面から面会謝絶、隔離状態、２４時間点滴での病院生活となっていました。皆様には大変ご迷惑をおかけしたこととお詫び申し上げます。青年部の活動から今日まで、メーデーに参加できなかったのは今回が初めてでした。これから本格的な食中毒の季節です、くれぐれも食べ物には用心するよう心がけて下さい。

◆おかげで散々なゴールデンウィークとなってしまいました。そんな中、ボーっとテレビを見ておりましたら、今年は日本にとって重要な周年記念日が多くあるとの報道がなされていました。私自身、あまり評論家の発言は好きな方ではないのですが、久しぶりに某放送局の評論家のご意見に賛成いたしました。

◆ご案内のように、今年は日中国交正常化４０周年の年に当たります。時の総理であった田中首相と中国は周恩来首相による締結でした。当時の熱烈歓迎の横断幕で迎えられた熱狂ぶりをいまでも記憶していますが、現在の日中関係を見るにつけ多少複雑な気持ちになるのは私だけではないと思います。

◆そして、沖縄返還４０周年の年でもあります。１９７２年５月１５日でした。昭和４０年、戦後の総理として佐藤総理が始めて沖縄を訪問し、「沖縄返還なくして日本の戦後は終わらない」との名言を放ってから７年後でした。佐藤総理が、ノーベル平和賞を受賞した大きな理由の一つでもあったと思われます。

◆もう一つ、サンフランシスコ講和条約が発効されて、６０周年の年に当たります。時の吉田総理が全権大使として講和条約に調印したのが１９５１年９月８日、明けて１９５２年４月２８日に発効されています。終戦後も戦争状態にあったとされ占領状況から独立国として認められるようになった記念すべき条約発効日です。但し、ソ連は調印せず、中国（共産党政府）は参加を認められませんでした（台湾（国民党政府）は調印しました）。

◆少なくとも、講和条約発効日の４月２８日と沖縄返還記念日である５月１５日は祝日にすべきではないかと、この評論家の方は言われていたが、私も賛成です。日本国を考えるきっかけとして重要な意味があるように思います。

◆時あたかも、１１月には天皇・皇后両陛下が沖縄を訪問される予定であるとのことです、大きな周年行事になることを祈念しておきたいと思います。

◆今日の言葉　「衆口金を爍かす（しゅうこうきんをとかす）」

　　マスコミや世論など世間の評判がいかに怖いものかということ。根拠や真実でもない噂でも、風評というものは正しいものを潰してしまう力があるという喩。
　　大災害などの風評被害などは、その典型的な例として挙げられます。
　　噂話と簡単に言われるが、判断力と洞察力を身につけるのは大変難しい事です。