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青年委12春季学習会開催

「つたえよう!あなたの思い」

~元気に働きつづける職場づくり~

連合兵庫青年委員会2012春季学習会

 

seinengakusyu001.jpg ◆連合兵庫青年委員会(大木委員長:基幹労連)が、4月28日(土)、兵庫県中央労働センター小ホールで『青年委員会2012春季学習会』をひらきました。

 

◆学習会には青年委員会役員を含め59名が参加し、昨年に引き続き『メンタルヘルス』についての講演・グループディスカッションで認識をふかめました。

 

 

 

◆小倉:教育イベント委員会代表(情報労連)の司会で幕をあけ、学習会の趣旨やスケジュール等の説明をした後、主催者を代表して大木:青年委員会委員長(基幹労連)があいさつにたちました。

主催者あいさつ

連合兵庫青年委員会

委員長  大木 裕一

 

◆本日は、GW初日また、地区によってはメーデーも開催さ seinengakusyu002.jpg れており、大変お忙しいまたでにくい日程開催にも関わらず、この「つたえよう!あなたの思い」~元気に働きつづける職場づくり~にご参加いただきありがとうございます。

 

◆今回、なぜこのテーマを取り上げたかといいますと、昨今、仕事だけではなく、人間関係や家庭においてストレスを一人で抱える、ため込んでしまう・・・そういったことを自分自身でどうしたらいいのか。ひどくなるとメンタル不調に陥ることになり、いつ、どうして、こうなったのか自分では気づきません。ストレスを上手に自分で発散出来る人ももちろんいるとは思いますが・・

 

◆昨年も「みつめよう!あなたと仲間の心の健康」をテーマにメンタルヘルスについて学習しアンケートを見てみますと、「なかなか普段こういったことを学ぶ機会がない」「自分を見つめ直す機会になった」など非常に本学習会が参考になったとのご意見を頂戴いたしました。

 

◆今回につきましても、自分のことは当然ですが、自分の職場また、周囲でメンタル面での不調や不安を抱えている仲間に対し、よりよい職場環境づくりや職場復帰における支援や手助けができるのか、皆様と一緒に考え、意見交換を活発に行っていただき、是非、今後に活かしていただければと考えています。

 

◆本日、お越し頂いております、ソフィアサポート代表の上芝講師の講演も踏まえて、本日参加頂いています皆様は、いろんな業種・職種の方々がおられますので、自分の考えや感じていることをどんどん出し合い、いろんな面で視野を広げていただくことが、今日の一番の趣旨と思っております。

この貴重な時間でいろいろ吸収していただき、是非、職場や友人などにもお話頂き、最近は「絆」ということがよくキーワードででてきますが、仲間同士の絆が深まる環境にしていただければ幸いと考えております。 

 

 

◆つづいて、連合兵庫の森脇:副事務局長があいさつにたちました。

 

連合兵庫あいさつ

副事務局長:森脇久夫

 

seinengakusyu003.jpg ◆本学習会のご盛会を祝すとともに、連合兵庫を代表して、若いみなさんへの期待やお願いにふれながら、挨拶にかえさせていただきます。

 

◆連合兵庫は、今期の活動の柱の一つとして、「人材育成」を掲げています。そして、この青年委員会も、その役割を担っている組織になると思います。まだ組合経験の浅い若い組合員さんに参加いただき、組合活動とは何か、また日頃交流を持てない他の企業や他の産別の方との交流の場を提供することで、個々人の成長を促すとともに、組合の次の時代を担うリーダーの育成、それだけでなく職場のリーダー育成を担っていると思っています。

 

◆今日は、メンタルヘルスをテーマに職場の課題を考えていただく研修と聞いていますが、あわせて多くのみなさんと積極的に交流し、参加して良かったと思っていただけることを期待しています。

 

◆2点目は、労働組合は働く者の生活の維持・向上のために、政策・制度要請活動を行っていますが、次の世代を担う若いみなさんだからこそ、世の中の仕組みや政治に関心を持ってほしいということです。

 

◆4月7日、西宮市内で野田総理も出席のもと、「社会保障と税の一体改革」についての対話集会が開催され、参加する機会を得ました。会場が大学キャンパスということもあったからでしょうが、大学生も参加し、消費税増税は若年層には負担が大きいと感じられるため賛成しかねる、という趣旨の意見を述べていました。後で、伝え聞いた話では、完全に反対と言うつもりだったのが、総理の説明を聞いて、発言のトーンを下げたようです。日本では、これまで社会保障というと、高齢者や障害のある方など、いわゆる社会的弱者を対象とした制度というイメージでしたが、今の民主党政権になって、子ども手当や高等学校の授業料実質無料化など、子育て世代も対象とした制度に変わってきており、若い人に負担だけを押し付けては、制度改正に対する納得が得られないという考えがあってのことと、総理の説明があったからだと思います。

 

◆残念ながら今の政治は、政局に偏りがちで、国家や国民の将来について論議し、あるべき姿を追及すべき国会が、なかなかそうなっていないと感じています。みなさんはどうでしょうか。特に若い人にとっては、就職の問題、子育てや教育の問題、そして将来の年金問題など、数多くの問題に直面することになりますので、労働組合を通じてでも結構ですから、ぜひ自分の事として見ていただきたい、そして関わっていただくことをお願いします。 

 

 

◆つづいて、来賓挨拶として、この学習会でも大変お世話になっております「ひょうご仕事と生活センター」の北条勝利:センター長よりご挨拶をいただきました。

 

来賓挨拶

ひょうご仕事と生活センター  
センター  長:北条勝利

 

◆当センターが立ち上がって丸3年になりました。全国で seinengakusyu004.jpg 兵庫県しかないこの「政・労・使」が一緒になって、兵庫県の会社を良くしていこうと日々運動させていただいております。そして、本日の講師の上芝先生は、センターの中で80数人いる講師の中ではスペシャリストであります。

 

◆本日は、若い皆様が将来の会社の幹部として、職責を果たしていくためには一人一人が本当にこの会社にはいって良かったと言えるような会社づくりをどうしていくのか。その中でメンタル不全になるようなことがないようにするために、お互いがどうお互いを助けあうかという気持ちが大事だと思っております。

 

◆さらには、会社内でメンタルヘルスがでないようにするためには、どのようなコミュニケーションをとるべきか、トップメッセージがどのように示されるのがいいのか。問題課題を浮き彫りにしたうえで、それぞれの組合執行部の方とよく相談していただいて、いい会社づくりをしていっていただきたいと願っております。

 

<学習会>

 

講師

ひょうご仕事と生活センター外部相談員

(ソフィアサポート代表)

上芝美恵さん

[第1部] seinengakusyu005.jpg

 

◆アイスブレイク(今日の言葉)

 

講演

◆うつ病になぜなるか?

 

◆職場で見られる心の病気

 

◆『うつ病になりやすいタイプ』

 

◆うつ病とは?

 

◆メンタル不調を疑うサイン(周囲・本人が気付く変化)

 

◆メンタル不調の同僚にできること

 

◆タブーな言葉 

 

[第2部]

 

◆参加者がグループに分かれ、各班に青年委幹事1~2名を配置し、グループディスカッションを行いました。内容は、事前に各参加者に調べてきてもらった「自分の職場でのメンタルについての事例」を出来る限り多くポストイットにまとめました。初めて顔を合わす方が大半ではありましたが、各班の青年役員がグループを活性化する手助けを行い、次第に打ち解けていきました。

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アイスブレイクしましょう! 

 メンタル事例で話し合おう!

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他業種の方と意見交換!

上芝先生からアドバイスをもらおう! 

 

[第3部]

 

◆学習会終盤には、第2部での事例をもとに改善策をグループでまとめ、模造紙に記入しました。各グループ代表1名より、まとめた内容を発表。

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3班のグループ発表!! 

 8班のグループ発表!!

 

◆学習会最後に、古石:副委員長から閉会のあいさつをのべ、学習会の幕を閉じました。

 

~参加者アンケートから~

 

◆学習会の感想

・職場でメンタル疾患者を発生させない為に、すでに発症されている方を今後どうサポートしていくかを学ぶことができ、組織の中で活か seinengakusyu013.jpg していきたい。

・最近増えつつあるメンタルヘルスの課題に着目した、とても良い学習会になった。精神の病にかかる方は、どんな状態かを知ることで今後の対応策はどうすればよいかを考え、少しでもメンタルヘルスの課題を減らせるよう、今後の業務に活かしていきたい。

・「話をする」より「話を聞く」ほうが大切ということに気づいた。

 

◆次回のテーマ・学習スタイル等についての希望を!

・当労組では、男女平等参画社会を目指し、取り組んでいるところであり、そういったテーマを設けていただきたい。

・ファシリテータを育成するような内容。

・どの会社も労働時間の適正化をはかっていると思うが、その実態(成功例を中心に)を聞きたい。

・組織のチーム力を高めるようなセミナーがいい。

 

◆本日の感想(活動に参加してみて)

・参加者の質が高く、グループで討議もしやすく、内容が濃く良かった。特に、幹事さんは事前に打合せもしていただいたようで、進行もスムーズで助かった。

・半日間でしたが挨拶・コミュニケーションの大切さ、職場環境の改善方法を知れて良かった。 

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