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兵庫高退連第20回定期総会・第17回川柳祭典表彰式

安心・信頼の社会保障制度を確立しよう

兵庫高退連第20回定期総会ひらく

◆兵庫高齢・退職者連合は、4月24日(火)、神戸市中央区の 「神戸海洋博物館ホール 20120424koutairen20soukai008.jpg 」 で第20回定期総会をひらきました。総会には役員・代議員あわせ約150名が出席、2012年度活動方針を決定するとともに、空席になっていた会長に藤江勝久:会長代理を、また産別枠補充として新たにUIゼンセン同盟から籠谷美穂氏を副会長に、それぞれ選出しました。

◆また、総会には連合兵庫からはもとより、行政・議会からも多くの来賓が出席、それぞれの代表から祝辞を受けました。

◆総会終了後には、会場を神戸港周遊レストランシップ 「ルミナス神戸」 で第17回川柳祭典表彰式・懇親会を開催し、なごやかな時間を過ごしました。

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◆総会は是枝:副会長(基幹労連)の司会で幕を開け、まず冒頭に東日本大震災犠牲者と、この1年間に物故された役員・旧役員(浜上力前会長・東野修明前会計監査・大山喜久前事務局長)の慰霊のために全員で黙祷をささげました。

◆開会あいさつ(是枝敏季:副会長) 

20120424koutairen20soukai004.jpg 昨年3月11日に東北地方・太平洋沖地震が発生し、多くの犠牲者が出たと同時に、壊滅的な被害を受けた被災地では今なお復興のめどもたたない有様です。この兵庫県にも1000人を超える被災者のみなさんが避難してこられておりますが、さきの見えない状況の中で、苦しい日々を送っておられます。わたしたち兵庫高退連としては、この間、さまざまな機会を通じて救援カンパ活動をおこない、また幹事会開催のたびに役員のみなさんからカンパ金を集めてきましたが、被災地の状況からして今後も引き続き息の長い支援活動をおこなっていく必要があると考えております。みなさん方にも引き続きご支援をお願い申し上げたいと思います。
  現在、高齢者をとりまく状況は、消費税増税が論議されている一方で、年金・医療等の社会保障給付引き下げが検討されているといった、たいへん厳しいものがあります。高退連の中央組織である日本高退連を通じ、また連合兵庫・連合本部の活動をつうじて、安心社会の実現にむけた施策の実行を厳しく政府に求めていますが、なかなか思うに任せぬ状況です。本日の論議をつうじて兵庫高退連全員が認識を一致させ、力を合わせて安心の社会保障づくりを実現させましょう。」

◆総会議長団選出

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 ◆左から、山中氏・中野氏

          中野一刀:代議員 (JAM)

          山中勝人:代議員 (JP労組)

(満場の拍手で選出)

◆議長団登壇のあいさつ(中野:総会議長)

「安心・信頼の社会保障制度確立実現へ向けて、代議員各位の熱心な議論を期待します。この総会が運動の新しい起点となりますよう、全員の叡智を結集していきましょう。」

◆資格審査報告(乗井幹雄:議事運営委員長・全日通)

20120424koutairen20soukai007.jpg 「本総会の資格審査につきまして、総会開会時刻の午後1時現在の出席状況についてご報告いたします。
  召集代議員総数165名のうち、出席者数122名。
  役員定数28名のうち、出席者数24名。
  となっており、兵庫高退連規約第7条の総会成立要件を満たしていることをご報告申し上げます。」 

◆総会成立宣言(中野:総会議長)

「ただいまのご報告にもとづき、本総会が有効に成立していることを宣言いたします。」

(満場の拍手で確認)

◆主催者代表あいさつ

主催者代表あいさつ

兵庫高齢・退職者連合会長代理
藤  江    勝  久

◆本日の総会に駆けつけてくださったご来賓の各位に、あ 20120424koutairen20soukai009.jpg つく御礼申し上げます。

◆さきほど皆さん方とともに黙祷を捧げましたが、この1年間にお亡くなりになられた役員の方々について、簡単にご紹介をさせていただきます。

◆前会長の浜上力さん(UIゼンセンシニア友の会)につきましては、兵庫高退連結成以来、副会長、会長を歴任いただき、介護保険をはじめ社会保障制度の改革について行政要請を積み重ね、近年では推薦国会議員に対して要請の回答を求めて、対象全議員から文書回答を得るところまで運動を前進させてこられました。また、昨年の大震災に関しましては、いち早く救援カンパに取り組むなど、復旧・復興支援に心を砕いておられました。

◆前会計監査の東野修明さん(兵庫県退職教職員連絡協議会)につきましては、会計監査として兵庫高退連の財政をささえ、健全化に心を砕かれる、と同時に、たいへん多彩なご趣味をお持ちの方で、中でも写真については幾多のコンクールに入賞され、わたしたちの活動を記録していただくことに快く役立てていただきました。

◆大山喜久さん(農林水産省退職者の会)につきましては、結成時の事務局長であり、当時の会長であった故山西さんとともに、兵庫高退連の基礎を築いてくださいました。政策的な活動では、とくに生存証明の無料化に力を注がれ、現在この証明書は運動が結実して無料となっています。 大山さんは昨年末に体調不良で入院されましたが、本日の第20回総会にあたり、高退連の活動に資するために、と本日みなさん方にお配りしているボールペンを寄贈いただきました。その直後にお亡くなりになりました。

◆ここにあらためて、お三方の生前のご功績に感謝と敬意をささげるとともに、つつしんでご冥福をお祈り申し上げます。

◆さて、現下の喫緊の課題は税と社会保障制度の一体改革問題ですが、民主党政権は期待に反して政権公約を実現できず、また実現しようともしていません。深い失望感を味わわされております。

◆ただ、同情すべき面もあり、自民党政権の60年にわたる失政のツケを、若い政権が払わされている状態であり、また東日本大震災は日本全体に大きなダメージを与えたが、これはかつてどの政権も経験したことがない事態であるということです。

◆とはいえ、老年者控除は復活できていないし、マクロ経済スライドによる年金減額や、消費税の増税など、働くものの期待をあつめて誕生した民主党政権がやるというのは納得がいかない。

◆また、少子高齢化が進む中で、労働者派遣法の制定により年収200万円以下の労働者が50%に届かんとするところまで急増しており、若い人たちが結婚したくてもできないような状況を作り出してしまっています。自民党の小泉政権の明らかな失政である製造業への労働者派遣など早急に見直さないといけない。

◆民主党政権は期待に十分応えているとは言えないが、せっかくわれわれが実現させた政権交代なので、なんとかこの若い政権を育てて、安心社会の建設につなげていかないといけないと考えています。みなさん方の一層のご理解、ご支援をお願いいたします。

◆来賓あいさつ

連  合  兵  庫  会  長
   森  本  洋  平  氏

◆昨年3月11日発生した東日本大震災については、いまだ道半ばで 20120424koutairen20soukai010.jpg す、連合兵庫も息の長い支援に取り組みたいと思っています。

◆さて2012春闘は先行組の大きな山場は越えました。今後は、パート共闘・中小共闘の交渉本番を迎えます。これまでの妥結結果を見ますと、賃金カーブについては昨年対比で若干マイナスですが、兵庫県の中小共闘では逆に100円程度上回っています。特にパート共闘の最新集計では、時間給で14円アップしており、昨年同時期の11.5円を大きく上回っています。

◆連合兵庫は3年前から春闘の時期を活用して、中小産別の組織実態や交渉状況についてのオルグを実施しておりまして、私も10産別程度訪問させていただいて懇談いたしました。

◆正直なところ産業実態も二極化しているようで、産別間の格差が大きくなっているように思います。特徴的には、流通部門が比較的横ばいもしくは上向きなのに対して、一部の製造業や交通運輸部門では厳しい状況がつづいているようです。残された期間、最大限の努力をしてまいりたいと思っています。

◆あわせて、もう一つの大きな課題は、何といっても政策制度課題の実現でございます。ただ残念ながら、今の国会状況を見ていますと、思うような政策実現ができていないのが実態だろうと思います。

◆皆様方に関係の深い法案も多くあります、藤江代理からも仰いましたが、「高齢者医療制度改革」、そして「社会保障と税の一体改革」など生活に直結した大きな問題がでてまいります。皆様方と共に力を合わせて、私たちの求める政策実現を目指してまいりたいと思います。

◆政治が国家・国民のためにあることは、当たり前のことであります。「ねじれ国会」や「閣僚の資質」などの問題はあるかもしれませんが、与野党ともに国民の負託に応える、国会審議をお願いしたいと思います。耳障りは悪いと思いますが、妥協点を見つけ、落とし所を模索し、法案を成立させていく、民主主義の基本と思うのです。

◆そのような、中央政治の反作用のように地方の政治塾が花盛りです。少々乱暴でも強い指導力や発信力に魅力を感じるのも当然かも知れません。ただ、現職国会議員が簡単にそちらの方向へ舵を切ってしまうのは如何なものか、支援してきた者として腹が立ちます。
  隣の芝生は綺麗に見えるかしれないけれど、いままで一緒に頑張ってきた仲間を裏切らないようにお願いしておきたいと思います。

◆連合は昨年、「働く事を軸とした安心社会」いう、あるべき日本の将来像について提起いたしました。働く事に最も重要な価値を置き、働く事を通して自立し、自己実現しようという主旨です。
  プラス思考で、連合運動の真価を発揮し、社会的責任と社会的期待に応える運動を展開してまいりたいと思います。どうか皆様方のこれまで以上のご協力をお願い申し上げます。

◆本総会が、稔り多い総会となりますことを、ご祈念申し上げまして連帯と日頃の感謝のご挨拶とさせていただきます。共に頑張りましょう。ありがとうございました。


兵庫県産業労働部長 20120424koutairen20soukai011.jpg
  佐  藤  啓 太 郎  氏

◆日頃の県政推進へのご協力にあつく御礼申し上げます。

◆昨年3月の東日本大震災の影響で、全国的に生産が落ち込み、海外情勢の不安定化、為替の動向など、たいへん厳しい環境となっています。

◆このような状況下にあって経済・雇用の安定をはかるため、兵庫県では 「ひょうご経済・雇用活性化プログラム」 を策定し、活性化につなげていきたいと考えています。

◆元気な中小企業の中に海外雄飛の動きが盛んになりつつあるが、ホンコンに兵庫県としての拠点を設置し、 こうした企業を助けていきたいと思っています。

◆兵庫県も全国的傾向と同様に人口減少していますが、高齢社会へ対応していくため、元気な高齢者の活躍に場をつくって、元気な高齢者が高齢者を支えるビジネスに助成していく。また、シルバー人材センターも、高齢者の経験・技術を活かすためマッチング強化事業をすすめていきたい。

◆今後とも、兵庫の活性化のために施策に取り組んでまいりますので、皆様方のご協力をお願い申し上げます。
  兵庫高退連のさらなるご発展と、皆様方のますますのご健勝を祈念申し上げ、ごあいさつといたします。

 

神戸市副市長 20120424koutairen20soukai012.jpg
  中  村  三  郎  氏

◆兵庫高退連は来年が結成20周年ということですが、高齢化がすすむ中で、60歳で定年退職されたとして、その後の20年以上をどう過ごすか、ご当人はもとより、社会にとってもたいへん大事なことです。

◆高齢・退職者の方々が、このように兵庫高退連に参加され、社会改革に取り組まれているということは、たいへんに意義深いことであると思います。

◆東日本大震災の救援活動、復旧・復興支援は、神戸市は17年前の経験を活かし、迅速かつ的確な活動を、可能なかぎり広範囲に展開してきましたが、まだまだ被災地の復興は見えてきません。一日も早く復興が成ることを願い、今後も継続的に支援活動をつづけてまいる所存です。

◆神戸の活性化については、「安心で元気な神戸をつくる」 を合言葉に頑張っているところですが、この秋にはポートアイランドにある京コンピューターが本格稼働しますので、医療先進都市として様々な活用方法を検討し、神戸の活性化につなげていきたいと考えています。

◆元気な神戸をつくることで、市民が安心して豊かな生活を送られるよう頑張ってまいります。
  兵庫高退連のご発展と、皆様方のご健勝、ご活躍をお祈り申し上げ、ごあいさつといたします。

◆出席来賓紹介

兵庫県議会
◆藤井訓博(神戸市北区) ◆黒田一美(神戸市垂水区) ◆掛水須美枝(西宮市) ◆山本千恵(伊丹市) ◆越田謙治郎(川西市) ◆迎山志保(加古川市) ◆永富正彦(加古郡) ◆盛  耕三(相生市)

神戸市議会
◆池田林太郎(神戸市北区) ◆人見  誠(神戸市北区) ◆大井敏弘(神戸市須磨区) ◆藤原武光(神戸市垂水区) ◆川内清尚(神戸市垂水区) ◆川原田弘子(神戸市垂水区) ◆岩田嘉晃(神戸市西区)

国会
◆水岡俊一参議員議員 代理 

◆議長交代  (山中:総会議長)

「議長交代いたしました。よろしくお願いします。
  それでは、これから議案審議に移らせていただきますが、提案は第1号議案から第4号議案までを一括して提案し、その後に質疑に入らせていただきたいと思います。」

◆第1号議案 【2011年度活動経過報告】
          (提案者  高原澄夫:事務局長・電機連合)

          ●内容省略

◆第2号議案 【2012年度活動方針(案)】
         (提案者  高原:事務局長)

2012年度 活動方針(案)

はじめに 20120424koutairen20soukai013.jpg

1.昨年3月11日、マグネチュード9というこれまで経験したことのない大地震が、東北地方を中心とする東日本を直撃しました。この大地震は、地震・津波・原発事故・電力不足・風評被害、放射能汚染など複合的な国難ともいうべき大災害をもたらしました。また、9月3日、高知県に上陸した台風12号は紀伊半島に集中豪雨をもたらし、和歌山県、奈良県では濁流や土砂災害により多数の犠牲者と孤立集落が発生するなど甚大な被害をもたらしました。
  国としての被災地への復旧・復興と生活再建のための支援を更に要請するとともに、たび重なる自然災害に見舞われた日本列島は災害に強い国土へと創り上げられていくことが望まれます。

2.私たちの悲願であった民主党政権が実現して間もなく3年を迎えようとしています。
  その間の政権運営は必ずしも私たちの期待にこたえているとは言えない状況の中で、昨年発生した東日本大震災の復興にともなう莫大な費用が、国の財政をなお一層厳しいものにしています。
  このような情勢にあって、年金・医療・介護などの社会保障制度改革は期待したようには進展していません。高齢者の積極的な社会参加を促進し、心豊かに安心して暮らせる社会の実現のために、さらに高齢者の運動を強化することが求められています。
  悲願であった政権交代によって誕生した現政権を、より充実させつつ継続させることにより、諸要求の実現を目指します。

Ⅰ.活動の基本


1.日本高齢・退職者団体連合と連合近畿ブロック高齢・退職者連絡会の方針に基づき活動します。


2.連合兵庫及びその構成組織・地域協議会と連携を密にして、「現・退一致」の高齢・退職者活動の充実をはかります。


3.社会保障制度の充実を求める活動を推進するとともに、高齢者の共通課題について研修を行います。


4.組織の充実と強化に取り組み、会員相互の親睦を深める活動を進めます。


Ⅱ.活動のすすめ方


1.医療・介護を含む社会保障と税制改革に対する取り組み

  日本高齢・退職者団体連合の基本的な考え方に基づき取り組むとともに、退職者連合の諸要請に取り組みます。また、そのための研修会等も実施します。

日本高齢・退職者団体連合「社会保障と税制に関する基本的な考え方」(1/31)

 退職者連合は、強いもの勝ち・やったもの勝ちの社会ではなく、公正な再配分・適正な社会的規制を備えた社会をめざす。

 社会保障は全ての世代の生活を守る上で不可欠の仕組みであると同時に、その充実によって経済成長をもたらす役割を持っている。

 社会保障給付はそれを裏付ける財源と一体である。社会保険料・税の組み合わせで必要財源を整えて、給付改善を実現すべきである。

 退職者連合は、積極的社会保障により市民生活を守ると共に適切な経済成長を図ること、公債の発散=過剰発行による信用崩壊・金利上昇・利払い費増(・デフォルト)による社会保障財源の喪失を避けることの両側面から、速やかに社会保障財源を確保すべきであることを主張する。

 退職者連合は、国家財政の悪化と少子高齢・労働力人口の本格的減少時代にあって、信頼できる社会保障制度の機能強化・持続性を確保するため、能力に応じた適切な負担を引き受けることにやぶさかではない。しかし、メディア主導で意図的に制度理解を歪めて、社会保障をめぐる高齢者への「払いすぎ」「優遇」の印象付けが進められることに対しては、正確な制度理解・データーに基づく是正を求める。

 社会保障制度は多くの関係者と長い経過を持つ巨大な仕組みである。その改善・改革は実証に基づく緻密な設計と丁寧な合意形成によらなければならない。

 国民負担の合意形成を図るには、政府が現実的で一貫性と体系性をもった社会保障制度と必要財源を提起することが前提である。

2.9-15全国高齢者集会への参加

  毎年実施される「全国高齢者集会」には、全国より2,000名の仲間が結集し高の要求をアピールするこの機会に、兵庫高退連からも積極的に参加します。

3.連合近畿ブロック高齢・退職者連絡会の諸会議・諸活動への参加

  研修会や近畿ブロックハイキングなど、諸活動に積極的に参加します。
  2013年は連合近畿ブロックハイキングが兵庫県開催となるため、諸準備をすすめます。

4.兵庫県政への政策提言の取り組み

  連合兵庫の県政に対する要請に兵庫高退連の要求を反映するとともに、兵庫県議会民主党・県民連合会にも積極的に働きかけをおこないます。

5.兵庫高退連結成20周年の取り組み

  2013年4月に結成20周年を迎えます。20周年記念イベント検討委員会を中心に記念事業の実施に取り組みます。

6.高齢者集会の開催

  状況に応じた課題を中心に、会員が広く参加できる集いを研修会等も含めて検討し実施します。

7.兵庫高退連の会員相互の親睦をはかるため、囲碁・将棋大会、川柳祭典等を実施します。

◆第3号議案 【2011年度決算報告および会計監査報告】  

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◆土肥:事務局次長
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◆牛房:会計監査 
          (決算報告  土肥淳二:事務局次長・連合兵庫)
          (監査報告  牛房  操:会計監査・UIゼンセン同盟)

          ●内容省略

◆第4号議案 【2012年度予算(案)】
          (提案者  土肥:事務局次長)

          ●内容省略

【質疑応答】

◆質問
「これは意見ということになりますが、議案書の報告、活動方針などを見ておりますと、行政への要請活動がかなりのウエイトを占めているようです。だとしたら、さきほど退席された来賓の方々のうち、代表者だけでも残っていただいたほうが良かったのではないかと思います」

◆質問
「年金制度の改革についてですが、所得税の公的年金控除等の最低保証額を120万円から140万円への引き上げ、また老年者控除50万円を復活させるという件を、活動方針の中に一項立てていただきたいと思います。民主党政権のこれらに対する対応には、大きな不満を感じておりますので、強い態度で臨むようにお願いしたい。」

◆答弁 (藤江:会長代理)
「前の方のご意見ですが、わたしも同感するところがありますので、次からはどなたかに残っていただけるよう相談していきたいと思います。
  それから後の方のご意見ですが、ご指摘の件につきましては既に民主党政権とは約束済みということになっていまして、あとは実行を促すだけという状況です。日本高退連をつうじ、また推薦国会議員をつうじて、早期実現を督促してまいる所存でおります。」

山中:総会議長 「ただいまの答弁でご了承いただけましたでしょうか?  それでは他にご質問、ご意見ございますでしょうか?  無いようですので採決に移らせていただきます。」

(各議案ごとに諮り、それぞれ満場の拍手で承認・決定されました)

 

◆第5号議案 【役員交代について】
          (提案者  本岡晃次:役員選考委員長・兵庫郵政退職者会)
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「浜上:前会長のご逝去により空席になっております会長職につきまして、役員選考委員会で検討の結果、現在、会長代理をつとめていただいております藤江さんを会長に推薦することを決定いたしました。また、浜上:前会長の出身組織であるUIゼンセン同盟の役員枠が空いておりますが、それについて同組織の籠谷さんを副会長に推薦することも決めております。代議員諸氏の圧倒的なご賛同により、ご承認いただきますようお願いいたします。」

 役  職

就任者氏名 

 所       属

任     期 

 会  長

藤 江  勝 久 

JAM兵庫シニアクラブ 

2012年4月~2013年3月 

 副会長

籠 谷  美 穂 

UIゼンセンシニア友の会 

 2012年4月~2013年3月 

 (満場の拍手で選出)

◆新会長就任あいさつ

ごあいさつ

兵庫高齢・退職者連合
会  長   藤 江  勝 久

◆さきほどからの議案審議の中でも、民主党政権に対する不満が表明されておりましたが、悲願であった政権交代を果たしはしたものの、新政権の政治運営には私どもも強い不満を覚

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◆左から、藤江新会長・籠谷新副会長 
えています。

◆しかし、いろいろ問題はあるにしても、わたしたちがきちんと向き合って話し合える政権であることも事実ですので、今後とも安心・信頼の社会保障制度確立のために、積極的に要請・要求行動をおこなっていきたいと思います。対県、対市町に対しても同様に、粘り強く話し合いを続けていきたいと思います。

◆せっかく勝ち取った民主党の政権ですから、わたしたとの力で支え、育てて、成果を上げていきたいと思いますが、衆議院の選挙がいつあるかも知れないような緊迫した状況ですし、また来年には参議院選挙もあります。みんなの力を合わせて勝ち抜き、政権を維持して難局を突破していきたいと思います。ご協力をお願いいたします。

◆総会宣言採択
          (提案者  黒田征宣:副会長・自治労)

総 会 宣 言(案)

20120424koutairen20soukai018.jpg   昨年3月11日、東日本一帯は巨大地震による津波と原発事故による未曾有の大災害に遭遇しました。  さらに、9月3日、台風12号による集中豪雨が紀伊半島一円を襲い、甚大な被害をもたらしました。まさに災害列島日本は戦後最大の国難に直面しているといえます。

  時間の経過とともに、「震災による大惨事のショック」も風化していきます。私たちは、被災した地域の上に、これからも長く気持ちを寄せ、被災者とともに、それぞれの地域の復興の道のりを見守り続け、そして風化させないように、引き続き支援に努めなければなりません。

 自民党による長期政権が終わり、私たちの悲願であった政権交代が実現し、民主党を軸とする政権が発足して3年を迎えようとしています。

 「ねじれ国会」という困難な条件のもとにありますが、経済優先を見直し「国民の生活が第一の政治」の実現をめざして、来年行われる参議院選挙と総選挙に民主党が一丸となって取り組むことを強く要望します。その闘いの意義は、せっかく実現した政権交代を大切に守り、民主党を中心とした政治を継続・充実させていくことであり、同時にそれは大阪に特徴的にみられる短絡的効率第一主義の政治の流れを許さないことにつながるものです。

 豊かで生きがいのある生活は、労働生活、年金生活を問わず、全世代が等しく望んでいるところです。今日、我が国において世界に類を見ないスピードで少子・高齢化が進む中で、希望と安心の社会づくりが強く求められています。

 私たちは、連合兵庫とともに「全世代型支援の社会保障で〝働くことを軸とする安心社会〞の実現」をめざして行かなければなりません。

 私たちは、一人ひとりが明るく、さわやかな生きがいのある生活を送れるよう、あらゆる活動に取り組みます。そのため、多くの退職者・年金生活者・高齢者のパワーを兵庫高退連に結集し、信頼される社会勢力として、自らの運動を地域社会に広く定着させていくことを、本第20回定期総会で再度確認することを宣言します。

   2012年4月24日

     兵庫高齢・退職者連合第20回定期総会

(満場の拍手で採択)

 

【 第17回川柳祭典表彰式・懇親会 】

◆総会終了後に、会場をルミナス神戸に移して、第17回川柳祭典表彰式と懇親会をひらきました。選者である村上氷筆先生の講評につづき、特別賞に輝いた7人の方に表彰団体代表から賞状と盾が手渡されました。

 

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◆兵庫高齢・退職者連合会長賞
          「やり直すためにも笑顔倍にする」   河 内 谷   恵  氏

◆連合兵庫会長賞
          「あきらめない希望ひっさげマイウェイ」   小  田  徳  恵  氏

◆兵庫県知事賞
          「仮の地に夢が膨らむ呱々の声」   生  田  頼  夫  氏

◆神戸市長賞
          「輪廻転生静かに畳む傘がある」   泉     佳  恵  氏

◆兵庫県労働者福祉協議会会長賞
          「荒波に夢と希望が櫓を漕がす」   蜂  谷  成  一  氏

◆近畿労金兵庫地区本部統括本部長賞
          「再発はさせぬ乳房と大根抜く」   石  田  明  子  氏

◆全労済兵庫県本部長賞
          「少年の靴ひた走るアンビシャス」   垣  内  雅  美  氏

以上