森本洋平会長ブログ.com
2011/09/07(水) 異常気象と国難に
◆台風12号による甚大な被害が報道されています。兵庫県でも大きな被害が出ているようで、被災 された方々に心よりお見舞い申し上げます。正直なところ、今回の台風がこれほど大きな災害をもたらすとは思っていませんでした。
◆今回は典型的な雨台風だったようで、雨に慣れているはずの紀伊半島の方々も今回のような大雨は始めてだったという感想を述べられているようです。これも異常気象の影響を受けた結果といえるでしょう。
◆「地震・雷・火事・親父」と言われてきたものですが、どうやら異常気象も入れておかねばと思います。所詮、人間は自然現象をコントロールすることは無理なのでしょう、とすれば根本から考え方を変えて、避難指示や避難勧告などの指示を待って行動するのではなくして、危険予知は自分で行う習慣をつけておくことでしょうか。災害の危険を感じたときは、指示を待つのではなく、何か役立ちそうな物を一つか二つ持って決断良く逃げる(避難)ことなのでしょう。
◆そのような中、民主党の党首選挙が終わり、新たに「野田総理」が誕生しました。ねじれ国会ではありますが、与野党でしっかり論議をつくした上で「国難」といわれる現状を乗り越えていただけるよう期待しておきたいと思います。
◆但し、私個人的には野田総理が代表選挙で言われた「どじょう政治」発言についてはいささか幻滅しております。ご本人は泥臭い政治を行いたいとの思いで言われたのでしょうが、今更何言ってるんでしょうかというのが、私の正直な感想です。スマートか泥臭いかなどは周囲が評価することでしょう。
◆とはいうものの、閣僚人事や党役員人事を見ていますと、非常にバランス感覚が良いように思われます。兵庫県出身議員からも重要な役職者が多く出ております。迎合主義や人気取り政治にならないよう、日本のかじ取りを期待致します。
◆加えて、私たち国民もそろそろ根本から考え方を切り替える時期にきていると思われます。以前にも申し上げましたが、国に何かをしてもらう政治ではなく、国に対して何が出来るのかを考える時期にきているように思えてなりません。早期の臨時国会召集で三次補正と重要法案の審議を期待しておきます。
◆今日の言葉 「やはり野に置け蓮華草(やはりのにおけれんげそう)
物にはそれに相応しい場所があり、人も適した相応しい環境や立ち場があるということ。蓮華草は野にあるから美しい、床の間に飾っても不似合いとなる。特に人には適材適所というものがあるようで、人は使いようでとてつもない能力を発揮することがあります、日頃から人を見る目を訓練することも大切です。
(森本洋平)