森本洋平会長ブログ.com
2011/07/21(木) なでしこジャパン
◆「なでしこジャパン」がやってくれましたね、PK戦の前の円陣で監督の笑顔を見ていて、勝ってし まうんだろうな、との予感がいたしました。おめでとうございます。大きな選手はスピードが出てしまうと止 められません、如何にしてスピードに乗るまでに止めるかが課題だったと思いますが見事に実践しました。
◆私もラグビーをやっていましたが、おおよそ球技の基本は三つ、一つはストレートダッシュ(瞬発力)、100メートルのスピードではなく、30メートルのスピードが必要。二つはハードコンタクト(当たりの強さ)、打つにしても、当たるにしても、強さが必要。三つがフォローアップ(カバーリング)、炭酸飲料の泡のように湧いてくるようなサポートが必要、これで勝負は決まります。
◆サッカーの技術的なことは解りませんが、試合を見ていて気がついたのは、欧米選手の走り方と日本選手の走り方が随分違うと感じました。欧米選手の走りはダイナミックに後ろに蹴りあげるような走り、対して日本選手の走りは滑るような膝で掻き込むような走りに見えたのですが、どうでしょうか。
◆優勝戦を見ていて、ふと「ロッキー4」と「アバター」の映画を思い出しました。科学の粋を究めた練習と自然相手の野生児練習の戦いを見ているようでした。これはひょっとして「項羽と劉邦」の戦いなのかとも思いながら、勝ったことのない相手に、最後の最後に最も大切な戦いで勝ってしまいました。
◆ただ、昔から戦いの定説といいますか節理といいますか、勝つことよりも守り続けることの方が難しく厳しいものだと言われています。これからも永遠に戦いは続くと思いますが、「初心不可忘」の思いで次のオリンピックを目指していただきたいと思います。楽しい寝不足は心の栄養剤になります。
◆余談ではありますが、「ロッキー4」は、輝ける第6回ゴールデンラズベリー賞に、「最低作品賞」「最低男優賞」「最低助演男優賞」「最低助演女優賞」「最低監督賞」「最低脚本賞」「最低新人賞」「最低作曲賞」の8部門でノミネートされ、5部門で受賞したということで話題になりました。ゴールデンラズベリー賞は、毎年アカデミー賞の前夜に発表・表彰されるので有名です。
アメリカらしい、洒落たジョークですね。わたしこういうの大好きです。(謝)
◆今日の言葉 「下手の長談義(へたのながだんぎ)」
話の下手な者に限って、だらだら何を言いたいのか要領を得ず、長い話で聞く者をうんざりさせること。スポーツも似たところがあって、下手な者にかぎって、道具を選びたがるようなもの。皆さんも身に覚えはありませんか???
(森本洋平)