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森本洋平会長ブログ.com

2011/06/27(月) アシモフの夢

◆ご無沙汰しています。何となくバタバタしておりました。先週も連合平和行動で沖縄行動に参加し 20110603syoka00004.JPG てまいりました、「戦争の愚かさと、平和の尊さ」を改めて体験させていただき、同時に28名の団員との交流も有意義なものとなりました。

◆話は変わって、「アイザック」と言って思い出す名前はだれか、と尋ねられれば一番は「アイザック・ニュートン」、次に「アイザック・アシモフ」と思い浮かびますが、ニュートンは私的には天才物理学者であり、アシモフは空想科学小説家というか、空想科学者と言ったほうが合っているかもしれません。 

◆若いころから、そのアシモフの作品が好きでよく読んでいましたが、その中に「ミクロの決死圏」というものがありました。私はよく知らなかったのですが1960年代に映画としても日本で公開されていたということです。

◆簡単にいうと、物質の縮小技術が実用化されたが、許容時間は一時間しか持たず、時間を越えると元に戻ってしまう。この限界を克服する技術を持った科学者が襲撃され脳に大きなダメージを受けてしまう。その治療に医療チームを潜航艇に乗せ、縮小して体内に送り込み一時間以内に治療するドラマです。

◆映画も暫くしてから、テレビで見ましたが、人体の内部表現の素晴らしさや、白血球が防衛のために体外物質に襲いかかる表現、一方で密室内でのチーム内の人間模様など、さすがアメリカ映画だと感心したことが思い出されます。

◆そんなことを考えていたら、日本の医療研究チームが「泳ぐ体内カメラ」を開発したとのニュースが流れ、たいへん興味をひかれました。このロボットは自分で体内を泳ぎまわって自由自在に消化器系の検査をおこなうとのことで、もっと技術が進めば「ミクロの決死圏」ではないですが、どの部分の検査も自在に出来ることでしょう。

◆今から45年も前に、すでにレーザー技術を含めて、科学や医療研究の進歩を予想していたとは、さすが「アイザック・アシモフ」です。皆様も空想と言わず、一度アシモフの作品をお読みになることをお薦めいたします。とくに子供たちにはPCゲームだけでなく、夢のある空想小説も読んでいただきたいものです。

◆今日の言葉 「敬天愛人(けいてんあいじん)」

  西郷隆盛の座右の銘として有名。「道は天地自然のものなれば、講学の道は敬天愛人を目的とし、修身克己を以て終始すべし」と言っている。優れた人でも自然や天の配剤にはかなわない、だから天を恐れ敬い、人を愛すべきとの教え。