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森本洋平会長ブログ.com

2011/03/22(火) 公衆として

◆東北・関東大震災から10日、避難所にもようやく物資が届くようになり、お風呂の提供も出てきた 20110322sankakuporu003.jpg ようです。しかし依然として多くの行方不明者がおられ、不自由な避難所生活を強いられていることには変わりないと思います。

◆そして、昨日は10日ぶりに救出された、お婆さんと孫の二人の姿が映し出されていました。まだまだ諦めることなく捜索活動をしていただき、一日も早い復旧を思わずにはいられません。加えて各社のテレビ報道で避難者を紹介する映像が流されていましたが、こういう時こそメディアの威力を思う存分発揮していただき、公共インフラとしての役割を果たしていただきたいと思います。

◆また、福島第一原子力発電所の事故も気になるところですが、目に見えない放射線を相手に奮闘されている、自衛隊・消防隊・東電社員の方々の事故への対応を見るにつけ、無事で安全に処理されることを願わずにはおれません。

◆話は変わりますが、統一地方選挙が目の前に迫ってまいりました、個々の候補予定者についてのコメントは誤解を招きかねませんので申し上げません。しかし、それぞれの予定者は必死になって運動をしていることは判るのですが、少々常識を逸脱したようなことが目に付くようになってきました。 

◆私は、市営地下鉄「妙法寺駅」から電車通勤しておりますが、朝立ちをして自分の考え方を訴えている候補者を良く見かけます。それ自身は結構なことですが、公共の看板とおぼしき物に自分の顔写真入りの大きなポスターを掛けて、平気な顔で挨拶されている候補予定者が居るのには驚きます。

◆その公共看板には、自転車・単車乗り入れ禁止と書かれていて、立てているのは須磨警察署と神戸市営地下鉄の表示がありました。この候補予定者は何を考えているのでしょうか、愛の市政と言っているのは口先だけなんでしょうか。

◆そうかと思えば、土曜日に震災の募金をしていた議員さんがおられました、赤いバッチなので市会議員でしょう、募金が終わって駅の北側にある駐車場へ車をとりに行こうとしていたのでしょうが、ひょいとガードレールを乗り越えて道路を横断しているではないですか。信号が20メートル程先にあるのです。
  
この方々の社会道徳はどうなっているのでしょうか、市民は見てますよ(注意!)。

◆今日の言葉 「物情騒然(ぶつじょうそうぜん)」

  世の中が騒がしい様子をいう言葉。世間が騒がしく、落ち着かないこと。今の日本に似ているようですが、よくよく見てみると誰かに踊らされているようにも見えないでしょうか。
  百人一色でもなく、一人百色でもなく、十人十色、
扇動されることのないように、しっかりと世の中を見ることだと思います。

(森本洋平)