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青年委11春季学習会開催

「みつめよう!あなたと仲間の心の健康」

~あなたのワーク・ライフ・バランス実現のために~

連合兵庫青年委員会2011春季学習会

seinensyuki0001.jpg ◆連合兵庫青年委員会(高橋委員長:全水道)が、2月19日(土)、兵庫勤労福祉センターで『青年委員会2011春季学習会』をひらきました。

◆学習会には青年委員会役員を含め64名が参加し、男女共通の課題でもあります「メンタルヘルス」についての講演・グループディスカッションで認識をふかめました。

◆園田副委員長(電機連合)の司会で幕をあけ、学習会の趣旨やスケジュール等の説明をした後、主催者を代表して高橋:青年委員会委員長(全水道)があいさつにたちました。

主催者代表あいさつ

 

連合兵庫青年委員会

委員長  高橋  英樹

 

◆連合兵庫青年委員会では、春段階での学習会として「 seinensyuki0002.jpg 教育イベント委員会」という専門部会の中で、その時々に応じた、タイムリーな題材を中心に検討を重ね、そこで決定したテーマについて学習を深めてきました。

 

◆本来なら3~4月頃に実施しますが、今年は4月に統一地方選が行われる関係で前倒しをして、本日開催させていただきました。

 

◆テーマについて、昨年は「阪神・淡路大震災」から15年という節目の年であることから、『振り返ろう 私たちの暮らし ~震災から15年をむかえて~』と題し、人と防災・未来センターを訪れ、当時の様子を思い起こしながら、防災に関して薄れていた意識を呼び起こし、災害に対する考え方を再認識しました。また、水岡俊一参議院議員をお招きし、当時の体験談や、その経験を国会で発信したことによって法改正に繋がったことなど、国会における仕事ぶりも含めてお話しいただきました。

 

◆今回のテーマについてですが、先日おこなわれた名古屋市長選や愛知県知事選、また市議会解散を問う住民投票、いわゆる『トリプル投票』と呼ばれる選挙戦を河村氏が仕掛け、ことごとく勝利を収めました。このことが今回の統一地方選に及ぼす影響を考えると、計り知れないものがあるのでは!?と感じさせられるところです。

 

◆このようなことから、本来なら『トリプル投票』を題材に取りあげて、この4月に行われる統一地方選について学習しようというような案も企画段階では挙がっていましたが、私たちの周りに目を向けてみると、友人、または、職場で働く仲間の中で『心の病』に侵されている人たちが意外にも多いことが見えてきました。

 

◆私たちが働くうえで労働条件の向上等を考えると、政治活動というものは切っても切れないものであるということは十分理解しています。しかしそれ以前に、健全な肉体と精神があってこそ色々な活動ができるという想いから今回のテーマを『みつめよう!あなたと仲間の心の健康』~あなたのワーク・ライフ・バランス実現のために~に決定しました。

 

◆今学習会の講師である、ソフィアサポート代表の上芝美恵さんから、講演のなかでいろいろな話をしていただけると思いますが、将来皆さんの身近にいる人の中に『心の病』に苦しむ友人・仲間がいる方も、そうでない方でも、そのような場面に遭遇しないとも限りません。そのようなときのために、今日の学習会で得た知識を持ち帰っていただき、様々な場面で活用していただければと思っています。 

 

 

◆つづいて、森本:連合兵庫会長があいさつされました。

 

連合兵庫あいさつ

 

会長  森本 洋平

 

seinensyuki0003.jpg ◆平素から連合兵庫の活動にご協力いただき、感謝申し上げます。いつの時代も、青年の力で社会は活性化され、改革されております。

 

◆今日の春季学習会は、「春闘」と「WLB」中心とのことですが、私からは連合兵庫の今期の重点課題について申し上げます。

 

◆一つは、政策制度課題の実現であり、ねじれ国会で難しいがぜひ皆様も頑張っていただきたいと思っております。二つは、統一地方選挙の取り組みで、労組の社会的責任・社会貢献が重要であります。三つは、2011春闘の取り組みであり、要求出来ない理由を探すことは良くありません。取り組みの基本は、労働組合である前に、同じ社会人であるということを忘れてはなりません。

 

◆問題は、組織として何に対して責任を負うのかということで、労組は何に対して責任を負うのか、プライオリティーはどうかということが重要です。

①は雇用(職場)を守る。②安全と健康。③居住する地域社会。

そんな中で企業はどうなのか、(御客様、次は何か、株主・従業員・社会?)

この順序が狂ってくると、殺伐としたドライな世の中となります。

 

◆「労働は商品ではない」というILOの考え方がベースになっています。「働きがいのある人間らしい労働」ディーセントワークの実践が求められています。どんなに時代が変わろうとも、人が変わろうとも、人が存在するかぎり、労働という営みが無くなることはありません。これからも、組合員の「労働の尊厳」と「人間の尊厳」の守り手として、連合兵庫は存在してまいりたいと思っています。

 

◆最後に、組合運動を行うにあたって、問題意識を持っていただきたいと思っています。これから、日本が国際社会で尊敬され、認められる条件が三つあります。一つは、レースフリー、人種・人権差別の撤廃。二つは、ジェンダーフリー、男女の性差別の撤廃。三つは、エイジフリー、年齢差別の撤廃であります。

勿論、環境問題という国際問題を除いてという前提ですが、この三つの問題について、日本は国際社会から大きく遅れています。

 

◆アメリカは、二年前の大統領選挙で見事に演出してみせました。オバマ、ペイリン、クリントン、マケイン、何とも羨ましい限りであります。是非、いつも心の中で問題意識として持ち続けていただきたいです。総理でも、社長でも、会長でも、替わりは居ます。唯一変われないものが一つだけあります。それは「自分の人生」です。多くの友を作り、悔いを残すことのないように、生きていただきたいと願っております。

 

 

<学習会>

 

 「みつめよう!あなたと仲間の心の健康」

~あなたのワーク・ライフ・バランス実現のために~

 

講師

ひょうご仕事と生活センター外部相談員

(ソフィアサポート代表)

上芝 美恵 さん

 

seinensyuki0004.jpg ◆ストレス基礎知識(クイズを交えながら)

・適度なストレスが必要である。

 

◆うつ病になりやすいタイプ

 

◆ストレスチェック

 

◆皆さんのストレス対処方法は?

・セルフケア 3つのR

 

◆リラクゼーションで心を軽く(筋弛緩法等)

 

◆軽い運動が脳を元気に!

 

◆皆さんの職場での事例

 

◆メンタル不調にならないために自分で気をつけられる事はあるのか

(セルフケア、ストレス発散)

 

◆復帰してきた仲間に対してどのようにするのが良いのか。

(2人1組でプラスのストロークを実感   温かい言葉かけ)

 

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◆参加者が10グループに分かれ、各班に青年委幹事1~2名を配置し、講演の合間に設定されているグループ討議で積極的な意見交換が行われました。また、二人一組になりお互いに良いところを褒めあう「プラスのストローク」を体験し、身も心もリフレッシュされました。

 

◆学習会終盤には、参加者3名から「本日の感想」を発表しました。

 

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★自己紹介しましょう!! 

☆グループ討議で熱く議論!! 

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☆プラスのストローク体験! 

★「ご講演ありがとうございました!」 

 

◆最後に、大篠副委員長から閉会のあいさつをのべていただき、学習会の幕を閉じました。

 

~参加者アンケートから~

 

◆学習会の感想

 

・私の会社もうつ病、メンタル面の理由で休職されている方が増えており、その方とどのように接したらよいか学ぶことができました。また自分自身のストレスコントロールの大事さも分かりました。

 

・グループディスカッションなど、参加者の方々との交流をすることもでき楽しかったです。私自身少し悩んで疲れているところだったので、自分の考えや想いを少し整理する良い機会を頂きました。

 

◆次回のテーマ・学習スタイル等についての希望を!

 

・体験型学習(企業体験等)

 

・フィールドワーク

 

・模擬団交(自分たちの要求を通すためにはどうしたらいいか学んでみては)

 

・グループミーティングの時間をもう少し長くしてみては

 

◆本日の感想(活動に参加してみて)

 

・メンタルヘルスについての問題は、周りでも多いので継続的に研修が必要と感じました。

 

・青年委員会幹事の方がとても明るく、グループワークの時など積極的に話を進めてくれたのでとても良い意見交換ができました。

 

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