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政策フォーラム第10回総会
勤労者・生活者が安心して暮らせる社会をつくろう
連合兵庫政策フォーラム第10回定期総会ひらく
◆連合兵庫政策フォーラムが、11月13日(日)、神戸市内のラッセホールで第10回定期総会をひらきました。連合兵庫推薦各級議員(候補予定者含む)、構成組織・地域協議会代表、約90名の出席を得、新政権下での地域課題克服と政権支援について討議、誰もが安心して暮らせる社会づくりへ邁進していくことを誓い合いました。
総会議長の永尾:三木市会議員
◆総会は土肥淳二:幹事(連合兵庫事務局長代理)の司会で幕をあけ、総会議長に永尾隆保:副代表幹事(三木市会議員)を選出しました。
【代表幹事あいさつ】
ごあいさつ
森本洋平:代表幹事(連合兵庫会長)
◆倒産会社の未払い賃金を立て替え払いする制度を廃止するという。あの
◆また、APECでも菅首相は開催前の勢いは良かったが、いざ幕を開けてみたら腰砕け状態です。この機会に日本の農業の体質を強化し、真の競争力をつけさせようという指導性が見られません。日本の『円』は変動相場制に移行後、これまでに円安になったことは一度もなく、円高で国内企業の80%は消滅する、などと取り沙汰されてきましたが、いまでも立派に生き残っています。やり方さえ工夫すれば農業も逞しく生き延び、成長していくことができるはずなのです。政治が指導性を発揮すべき場面ではなかったでしょうか。 ◆昨年は政権交代が実現しましたが、本年の参議院選挙は厳しい逆風下での闘いとなってしまいました。しかし、連合兵庫としては皆さんの果敢な取り組みのお陰で、比例区では推薦11名のうち10名が当選、また兵庫県選挙区では改選定数2名で民主党が2名を擁立する中での取り組みとなり、きわめて困難な状況でしたが見事に現職の『みずおか俊一』さんの勝利を得ることができました。各位のご奮闘に深く敬意を表する次第です。 ◆連合兵庫は先の地方委員会で、2011年度の活動計画を決定しましたが、その中で重点課題として 「全ての働く者の生活改善・格差是正、均等待遇をめざす」 「組織の力量を高め、社会的インフラとしての労働運動を推進する」 「民主党県連との連携を強め、勤労者重視の政策・制度実現をめざす」としています。正直者が馬鹿を見ない世の中をつくって、庶民の汗に報いていこうということです。ここには各級議会の議員と、喧嘩の労働運動の指導者があつまっています。こんごとも連携を深めて人々の期待にこたえていきましょう。 |
ごあいさつ
岡田康裕:顧問
◆国政の焦点は事業仕訳にあり、わたしも一員として頑張っているが、い
◆財政の単年度赤字という状況は、こんご多少景気が好転したとしても赤字からの脱却は難しい状況にあります。根本的に、負担の在り方について議論しなおす時期がきているのではないでしょうか。 ◆所得税の累進カーブの見直し、また相続税の優遇措置についてもバブル期の軽減策が現在もつづいている状況です。経済的に余裕のある人には、いま少し負担していただけないか。働く人々の負担軽減、公的支援を必要とする人々の問題など、十分な政治的配慮をおこなっていきたいと思っています。 ◆皆さん方のご尽力によって実現していただいた民主党政権が、外交をはじめいろいろもたつき気味で、たいへん申し訳なく感じているところですが、しばらく後には必ず流れを軌道に乗せてご期待にお応えしていけると信じています。政権の安定運営、地方政治における力量をつけるために、来春の統一地方選挙へ皆様方の力強いお力添えをお願い申し上げる次第です。 |
【報告事項】
◆第9期活動報告<報告者=芝野照久:幹事長(県会議員・三田市)>
内容省略(拍手で承認)
◆第9期会計報告<報告者=森脇久夫:会計(連合兵庫副事務局長)>
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平木:会計監査 |
◆第9期会計監査報告<報告者=平木ひろみ:会計監査(神戸市会議員・中央区)>
内容省略(会計報告・監査報告を一括拍手で承認)
【協議事項】
(1) 第10期活動方針(案)について<提案者=辻芳治:副幹事長(連合兵庫事務局長)>
活動方針(案)骨子
<具体的な政策・制度要求の項目>
A.国民生活直結分野への予算の重点配分。公正な税制改革と、地方
<具体的な活動>
A.フォーラム会員の拡大運動。 |
(質疑応答)
◆質問 「政権交代後の民主党との政策協議、連合兵庫との連携などの状況は?」
◆応答 「中央段階での連合=民主党という定期協議は盛んにやっている。また連合兵庫としても、推薦国会議員との意見交換会を年2回、年4回は連合兵庫役員との政策協議会、それに加えて、これは今のところ実行できていませんが、月に1度は相互の実務者間で意見交換会をやろうという計画もあります。こんな状況で、大枠の協議はかなりできていると思います。また、さきほどから問題になっています未払い賃金の立て替え払い制度の問題については、廃止案が出ると同時に連合の古賀会長が菅総理をたずね、容認できない旨を伝えている。また、枝の幹事長代理に対してもアプローチしているが、いまのところまだ見直すという返答は貰っていない。民主党政権は、労働行政の大きな枠組みでは労働重視を打ち出しているが、個々の具体的な政策になるとその精神が抜け落ちてしまう傾向がある。そのため連合本部では今後対応を強めていく考えだということです。」
(拍手で決定)
(2) 第10期予算(案)について<提案者=森脇久夫:会計>
内容省略(拍手で決定)
(3) 第10期役員選出について<提案者=池田林太郎:副幹事長(神戸市会議員・北区)>
<三役のみ掲載>
役 職 |
氏 名 |
所 属 |
備 考 |
代表幹事 |
松本剛明 | 民主党 | 県連代表・衆院議員 |
代表幹事 |
森本洋平 | 連合兵庫 | 連合兵庫会長 |
副代表幹事 |
杉尾良文 | 民主党 | 県会議員(神戸市西区) |
副代表幹事 |
前島浩一 | 民主党 | 神戸市会議員(西区) |
副代表幹事 |
永尾隆保 | 無所属 | 三木市会議員 |
幹事長 |
芝野照久 | 民主党 | 県会議員(三田市) |
副幹事長 |
橋本秀一 | 民主党 | 神戸市会議員(西区) |
副幹事長 |
辻 芳治 | 連合兵庫 | 連合兵庫事務局長 |
(拍手で選出)
【新役員代表あいさつ】
ごあいさつ
芝野照久:幹事長
◆たいへん真摯ご討議を経て、2011年度の活動方針を決定していただ
◆とりわけ来春の統一地方選挙については、げんざい候補者空白区への候補擁立に向けて奔走中ですが、なにわともあれここのご出席の現役の議員の方々には必ず勝っていただいて、この活動方針実現の闘いの先頭に立っていただきたいと考えます。 ◆全国的に見ましても、民主党の公認議員というのは、自民や公明の半分程度しかおらず、地方議会での劣勢は否めないところです。なんとかこの状況を覆して、民主党政権を底力のある政権にし、新しい時代を築く礎としていきたいと思います。 ◆連合兵庫の皆様方の力強いご支援をお願いいたしますとともに、各候補は全力傾注して選挙を勝ち抜いていただきましょうようお願いいたします。がんばりましょう。 |
【総会アピール採択】
<提案者=杉尾良文:副代表幹事(県会議員・神戸市西区)>
連合兵庫政策フォーラム定期総会アピール(案)
昨年夏の総選挙において、わたしたちの支援する候補者が躍進を果た
一方、日本経済は、緩やかな回復基調にあると言われているが、内需拡大による自律的回復には至っていない。そのため、失業率や有効求人倍率は厳しい水準が続いており、また新卒者の就職内定率が過去最低になるなど、雇用は依然として厳しい環境下にある。 わたしたちは、すべての働く人々の期待に応え得る地域ネットワークの構築と、公正な労働・社会ルールの樹立によって「希望と安心の社会」の構築に全力をあげてきた。今、この流れを強め、本当に「人」に目を向けた政治に変え、政策・制度の実現を果たさなければならない。 連合兵庫は、2011年度の運動方針の中で、 1.「すべての労働者」に視点をあてた取り組みの推進 1.「社会的インフラとしての労働運動」の推進 1.勤労者重視の「政策・制度実現」 以上の3つの重点項目を確認している。 連合兵庫政策フォーラムにおいても、政策・制度要求について第10期の活動方針として確認した。 政権交代を果たした今、地域での課題克服と政権支援のため来年春の統一地方選挙での勝利が必須である。この選挙勝利と連合の政策・制度要求の実現、勤労者・生活者が安心して暮らせる社会の実現のために全力を挙げることを第10回定期総会においてアピールする。 2010年11月13日 連合兵庫政策フォーラム第10回定期総会 |
(拍手で採択)
【閉会あいさつ】
若山忠義:幹事(連合兵庫会長代理)
今後1年間の活動方針を決定いただきましたが、これをこの場だけの確
来春の統一地方選挙は、政権交代後初の統一地方選挙なので、民主党の公認候補者の方々はとくに不安もあるでしょうが、組織としても総力を挙げて支援していきますので、どうか堂々と信じるところを主張されて、闘っていただきたい。 組織としては全員当選をめざし、支援態勢づくりに取り組んでいきます。頑張って勝ち抜きましょう。 |
◆なお、総会終了後、水岡俊一:参議院議員を講師に招き、『民主党政権と国会情勢について』と題する講演を受けました。(水岡俊一:民主党参議院国会対策委員長代理・民主党兵庫県総支部連合会副代表)