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2010「女性セミナー IN 豊岡」を開催(セミナー内容掲載)
2010女性委員会『女性セミナー IN 豊岡』を開催
「豊岡市」の男女共同参画について交流
◆連合兵庫女性委員会では、年間活動方針のひとつである「男女平等参画社会の推進」の一環として、兵庫県内の各自治体を訪問し、地域における男女共同参画施策について意見交換をし、あわせて、訪れた地域ならではの地元文化などに触れながら、セミナー参加者の異業種交流もおこなっています。
◆今年で9回目となる今回は、10月23日(土)に、参加者31名で兵庫県の豊 岡市を訪れ、豊岡市の男女共同参画施策について意見交換をしたのち、豊岡市の特産品である「豊岡かばん」の実演・販売所のほか、国の天然記念物に指定されている「コウノトリの郷公園」を見学し、参加者たちは但馬の秋を満喫していました。
◆今回のセミナー開催については、連合兵庫但馬地域協議会の皆さまをはじめ、豊岡市の皆さま、および地元選出の豊岡市議会議員の方々、また、当日の会場間移動には 全但バス労働組合さまに全面的にご協力をいただきました。この場をかりまして、御礼申し上げます。
◆参加者たちは、朝8時にJR姫路駅をチャーターバスでセミナー第1部の会場となる『豊岡市鞄協会ホール』へ向けて出発し、約2時間をかけて現地に到着しました。
10時30分より始まったセミナーの第1部では、司会・進行(北野:事務局)の開会あいさつののち、主催者を代表して山長:女性委員会副委員長(電機連合)があいさつに立ちました。
主催者あいさつ 連合兵庫女性委員会副委員長 山長 歩 ◆今回のセミナーをこの豊岡市で開催するにあたり、連合兵庫但馬 地域協議会の皆さまをはじめ、豊岡市の関係者の皆さまに多大なご協力をいただきましたことに、こころより感謝申し上げます。 ◆私たち女性委員会では、活動方針にひとつに「男女平等参画社会推進のための政策・制度の取り組み」をかかげておりまして、働く上での男女平等はもとより、私たちが日ごろ生活している地域社会における「男女共同参画」についても大きな関心を寄せております。
◆女性セミナーも今回の豊岡市訪問で9回目をむかえました。
◆そして午後には、豊岡市の特産品である「かばん」の製造工程の見学や、国の特別天然記念物である「コウノトリ」の郷公園の見学など、豊岡市の地元文化に触れる企画も予定しております。
◆先ごろ報告された国の「第3次男女共同参画基本計画」の重点分野として、「地域における男女共同参画の基盤づくりの推進」があらたに加えられていることからも分かるように、雇用分野のみならず、私たちの生活の基盤である「地域」の男女共同参画を実現することが、あらゆる場面での「男女共同参画社会」をつくっていくことに繋がっていくのだと思います。 |
◆つづいて、本セミナーにご出席下さった来賓の方々のご紹介とあいさつにうつり、今回のセミナー開催にご尽力いただいた連合兵庫但馬地域協議会の岩崎議長、連合推薦の地元豊岡市議会議員を代表して青山議員のお二人から、歓迎あいさつをいただきました。
地元歓迎あいさつ
連合兵庫但馬地域協議会
◆本日は、遠路を但馬へお越しいただき、心より歓迎致しま
す。 ◆地協における男女共同参画に関しては、まだまだ十分でない面もあるが、今回の連合兵庫女性委員会との交流をきっかけに、機会をみつけて女性の参画をすすめ、女性委員会や男女平等参画推進委員会の設置も検討していきたいと考えています。
豊岡市議会議員 青山 憲司
◆本日は早朝より豊岡市を訪問いただき、有難うございます。
◆豊岡市には、みなさんもご存知の「コウノトリ」のほか、様々な特産品があります。日頃は、仕事と組合活動に忙しくされていると思います。短い時間ですが、ここ豊岡の秋を楽しんでいただき、是非、何度も足を運んで下さい。 |
セミナーにご出席いただいた皆さま(敬称略)
連合兵庫但馬地域協議会 議長 岩崎 清吾 豊岡市議会議員 青山 憲司 伊賀 央 宮田 弘
豊岡市政策部 秘書広報課 課長 杉本 正憲 |
◆つづいて、豊岡市の男女共同参画施策についての講演と意見交換に入りました。講演は、男女共同参画に関する豊岡市の現状と課題についてパワーポイントを使いながらおこなわれ、豊岡市の産業構造をはじめ、おもに女性の参画に関する様々なデータを示しながらすすめられました。参加者たちは、メモをとりながら熱心に耳を傾けていました。
■ セミナー第1部 豊岡市の男女共同参画施策について ■
演題 豊岡市政策部 秘書広報課 課長 杉本 正憲 『豊岡市男女共同参画プラン』について
実施期間:平成19(2007)年度~平成23(2011)年度までの5年間
基本目標
2.男女共同参画に向けて意識を変える
3.男女が共に豊かに働ける労働環境の整備
4.福祉の充実と健康の保持増進 |
◆講演後の意見交換では、参加者から、育児休業を1年間取得した豊岡市役所の男性職員についての質問が出ましたが、豊岡市長が男性の家事・育児参画に前向きな考え方であることが職員に伝わったのではないかという返答があり、働く場では上司や仲間とのコミュニケーションが大切だということを再確認しました。
◆スケジュールの関係で、意見交換の時間が十分に取れず残念でしたが、地元から参加した方々からは、「自分たちの住んでいる地域がすすめている政策の話を直接聞く機会はほとんどなかったので、たいへん興味を持った。参加してよかったです。」との声が聞かれました。
◆セミナーの第1部終了後、会場を移動しておこなったセミナー参加者とセミナーにご出席下さった方々との昼食懇親会では、各テーブルごとになごやかな雰囲気の中で交流の輪を広げました。
■ セミナー 第2部 参加者交流行事 豊岡市の地元文化に触れる ■
◆豊岡市には、独自の文化や観光地、特産品などがたくさんあります。セミナーの第2部では、連合兵庫但馬地域協議会のご紹介で、豊岡市の地場産業である「豊岡かばん」の展示・販売所に立ち寄ったのち、国の天然記念物に指定されている「コウノトリの郷公園」をおとずれ、コウノトリの生態や、豊岡市がすすめるコウノトリ野生復帰の取り組みについてのビデオを鑑賞して理解を深めました。
◆公園内にある公開ケージでは、タイミング良く餌やりの時間に遭遇し、参加者たちは、コウノトリの美しい立ち姿や優雅な舞を間近に体感することができました。
◆コウノトリの郷公園をあとにした一行は、セミナーの最後までお付き合いいただいた連合兵庫但馬地域協議会の小林事務局長と、現地集合の参加者たちとお別れし、早朝から終日にわたったセミナーの全日程を終え、帰途につきました。