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森本洋平会長ブログ.com

10/10/12(火) 報道のレベル

◆最近、テレビの討論番組のレベルの低さに辟易しています。野党の方々の重箱の隅を突くような 101012kareha002.JPG 批判と、応える側の与党の方々の言い訳がましい見解、それに輪をかけて煽る司会者(キャスター)、何とかしていただけないでしょうか。

◆加えて、私に言わせれば非常に煮え切らないというか、中途半端な事件(事象)と事後対応のまずさ、マスメディアもついていけてないのではないかと思われるような報道合戦、どこのチャンネルも同じような論調になっています。

◆尖閣諸島問題では、検察と政府が逆転したかのような、どこを向いて対応しているのか、さっぱり判らない政府の対応。そうかと思うと大阪地検特捜部の押収資料改ざん問題では、大阪高検と最高検察庁の内輪喧嘩みたいな対応。

◆海外に目を向けると、北朝鮮では金正日の後継者として大々的に軍事パレードを実施し、「金正恩」を世界のメディアに紹介してみせたり、ノーベル平和賞が中国の「劉暁波」に決定するや、中国政府のあまりにも敏感すぎる対応など、私たち日本国民には信じられないような状況が報道されています。

◆そんな中、世界が注目していたチリ鉱山での落盤事故で、救出用の穴が貫通し数日のうちに救出活動が開始されるという、明るいニュースが入ってきました。
  「事実は小説より奇なり」とはよく言ったものです、いくらシェルターの中とは言え、狭い中で何カ月も生活するなんてことは信じられないと思います。

◆ただ、素人の私が残念に思うのは、日本のマスコミ関係者は大勢現地に入っているように思いますが、日本の政府関係者や技術者、医療関係者などが全く見えません。この様なときこそ支援の意味も込めて、技術者や医療関係者を現地に送ることを政府として実施すべきだと思うのですが如何でしょうか。
  すでに行われていて、とり越し苦労であればいいのですが、少々疑問です。

◆今日の言葉 「牛耳を執る(ぎゅうじをとる)」

  大きな集団の主導権を握り、支配すること。古来中国では同盟を結ぶ時は、中心人物が盟主として牛の耳を切り、全員でその血を飲んで誓ったという古事から。「牛耳る」という言葉の語源、中国は春秋戦国時代の盟主としての作法。

(森本洋平)