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無名戦士の碑第31回合祀祭

兵庫県解放運動無名戦士の碑第31回合祀祭

新たに15柱を祀り、778柱に

101002gousisai047.jpg ◆10月2日(土)、神戸市大倉山公園内の 『兵庫県解放運動無名戦士の碑』で、第31回合祀祭がおこなわれました。今回は、新たに15柱を合祀しましたが、ご遺族をはじめ労働団体・政党・行政からも代表や有志の参加があり、運動の諸先達の功績をたたえ、それぞれ心をこめて白菊を献花しました。 

◆合祀祭は、辻:連合兵庫事務局長の司会で 101002gousisai051.jpg すすめられ、冒頭、好城:無名戦士の碑運営委員会代表が祭文を読み上げ、つづいて労働団体を代表して森本:連合兵庫会長が追悼の辞をささげました(後掲)。

◆この無名戦士の碑合祀祭は、1966年に第1回がおこなわれ、途中事情により中断されたこともありましたが、こんにちまでに31回の合祀祭をかさね、計778柱の御霊をお祀りしているものです。

(第31回で合祀された方々。連合兵庫関係者のみ記載)

 氏     名

享年 

主な経歴 

推薦団体 

横山 恵治

47 

関西電力労組神戸支店支部書記長
関西電力労組神戸支店支部執行委員長 

関西電力労働組合
          兵庫地区本部 

森      滋

63 

東洋精機労働組合副委員長
東洋精機労働組合執行委員長 

JAM東洋精機労働組合 

入口 敏夫

65 

東洋精機労働組合書記長
東洋精機労働組合執行委員長

JAM東洋精機労働組合

石本  守

95 

久保田武庫川労組書記長
久保田武庫川労組執行委員長
全金同盟兵庫金属執行委員長

クボタ阪神労働組合

千本 眞義

59 

NTN労組宝塚支部支部長
金属機械兵庫地本副委員長
JAM兵庫書記長
JAM山陽書記長 

JAM山陽

田中 三雄

59 

全星電社労組中央執行部
全星電社労組中央執行委員長
ゼンセン同盟中央執行委員
ゼンセン同盟兵庫県支部常任委員

UIゼンセン同盟兵庫県支部
全星電社労働組合

小田 伍郎

82 

神戸市議会議員
三菱重工神船労組執行委員
三菱重工労組本部役員

三菱重工労働組合
      
神戸造船所支部

森田 五郎

79

神戸市議会議員
民社党兵庫県連執行委員
兵庫民社役員
兵庫ゴム労連事務局長
兵庫ゴム産労組執行委員長

兵庫民社

萩原幽香子

96

参議院議員兵庫選挙区
民社党兵庫県連副会長

兵庫民社

山西 輝幸

68

神戸電鉄労働組合副執行委員長
神戸電鉄労働組合執行委員長

神戸電鉄労働組合

中村 浩司

46

兵教組宝塚支部青年部長
兵教組宝塚支部書記長

兵庫県教職員組合

衣川 和夫

81

神鋼神戸労組書記長
神鋼神戸労組執行委員長

神戸製鋼所労働組合
               神戸支部

森重    清

86

神鋼労組連合会書記長
神鋼神戸労組副執行委員長
鉄鋼労連副執行委員長

神戸製鋼所労働組合
               神戸支部

 

 追  悼  の  辞  

  本日ここに兵庫県解放運動無名戦士の碑第31回合祀祭を執り行うにあたり、今回新たに合祀されます十五柱の御霊をくわえ、合計778柱の先達諸氏の御霊に対し、謹んで哀悼と感謝の誠をささげます。

  わたしたちは、先達諸氏がそれぞれの時代状況のもとで、困難に立ち向かいつつ築き上げて来られた運動の成果を、21世紀を迎えた今日的状況の中で時代の変化に対応していくと同時に、継承・発展させるべく日々努力を重ねているところであります。

  また、昨年はわたしたちの悲願とも言える自民党政権を打倒し、連合が支援する民主党を基軸とした非自民勢力による政権交代を成し遂げました。新しい政権は、不慣れもあり、その政権運営は必ずしも円滑とは言えませんが、政治に新鮮な風を吹き込んで、国民生活重視・人間優先の施策を着々と実行に移しつつあります。

  願わくは先達諸氏におかれては、わたくしたち連合運動の行く手を照らす灯火となっていただきますと共に、この若い政権が乗り出してゆく航路が波静かで、実り多いものとなりますようお見守りくださいますようお願い申し上げます。

  日本社会は、いまや国際競争力強化の名のもとに、市場原理主義・自由競争主義の嵐が吹き荒れ、貧困の拡大と固定化、非正規雇用労働者の急増など、働く人々を取り巻く諸環境は、たいへん厳しいものがあります。

  こうした中にあって、わたしたち連合は、すべての働く仲間たちから信頼される、社会正義に根ざした運動をすすめ、『労働を中心とした福祉型社会』『安心して働き暮らせる社会』の構築、『恒久平和』の継承に今後一層まい進してまいる所存でおります。

  運動の前途には幾多の難関が待ち受けていると思いますが、『労働の尊厳』と『人間の尊厳』の守り手として決して怯むことなく、ここに眠る先達778柱の御霊の御心をわが心とし、たゆまず精進してまいることをお誓い申し上げ、本日の合祀祭執行にあたっての追悼のことばといたします。

  2010年10月2日

日本労働組合総連合会兵庫県連合会
会   長    森   本    洋   平