森本洋平会長ブログ.com
10/08/03(火) 胆力ということ
◆久しぶりに先週の土曜日にゴルフに行ってまいりした。今年に入って3回目、参議院選挙もあって前 回5月初旬に行って以来3カ月ぶりにラウンドしましたが、ろくに練習もしておらず結果は推して知るべし、54・56の110でした。
◆ゴルフ用語では、このスコアを「百獣の王」と呼ぶのだそうです。ついでに格言を一つ。「練習を必要とする人が練習に行かない、練習が必要でない人が練習に行く」とのこと、私などはその典型的な部類に入るのだと反省してます。
◆ところでゴルフの世界でも一流のプロ選手になると、技術の差はそんなにあるものではなく最後に勝てるかどうかは「集中力と胆力」で決まるのだとテレビのゴルフレッスン番組で、青木功氏が言っていたのを思い出します。ゴルフという紳士的なスポーツで度胸が必要だということについては少々驚きます。やはりゴルフでもプロの勝負師としての思い入れがあるのでしょうか。
◆最近、政治の世界を見ていましても、この胆力というか度胸のある政治家が減っているように思えてなりません。閣僚や党の要職に就くと途端に慎重な言動になってしまい、今までの元気さは何処へ行ってしまったのかと思われるような方々が眼につきます。素直に言いたいことやりたいことをすべきと思います。
◆最近も「防衛白書」が出来上がっているのに配布することをやめてしまった、というニュースが報道されていました。竹島問題の記述が韓国の併合100周年を避けるため延期したと報道されています。マスコミ報道をどこまで信用するかは別にして、竹島問題でも北方領土問題でも政府として正しいと思うなら堂々と発言するべきであり、それぐらいの胆力を持つべきだと思います。
◆総理も暑さで少々弱気になっておられるのか、ここ一番度胸を見せないとネジレ国会など乗り切れませんぞ。フルスイングを期待しておきたいと思います。
◆今日の言葉 「深い川は静かに流れる(ふかいかわはしずかにながれる)」
本当に力量があり思慮深い人は、決して騒がず沈着に行動する喩。古来より中国では大人と呼ばれていて、そのような大人の周りには自然と人が集まるようになるという。但し安心して付き合うと深みにはまって溺れることもあります。
(森本洋平)