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兵庫高退連第18回定期総会
福祉の充実で安心社会をつくろう!
兵庫高退連第18回定期総会ひらく
◆兵庫高齢・退職者連合(浜上力:会長・UIゼンセン同盟)は、4月12日(月)、神戸市垂水区の舞 子ビラ神戸で第18回定期総会をひらきました。総会には連合兵庫構成産別のOB会から代議員約150名の参加を得たことをはじめ、行政代表や支持政党である民主党から各級議員が多数出席しました。
◆過去1カ年間の活動の反省と、向後1年間の活動方針を決定するとともに、目前に迫った参議院選挙ついて、兵庫選挙区の『みずおか俊一』さん、連合組織内の比例代表候補者たちの完勝をめざして全力傾注していくことを誓い合いました。
◆総会は是枝:副会長(基幹労連)の開会あいさつで幕を開け、冒頭、この1年間に亡くなった会員 に対し出席者全員で1分間の黙祷を捧げました。
◆ついで議長団選出に移り、あらかじめ機関会議で確認していた竹内:代議員(自治労)と鈴木:代議員(兵退協)を発表し、満場の拍手で総会議長に選出しました。
◆議長登壇あいさつ(竹内:議長)
「高齢者みずからが積極的に社会参加していかなくてはならない。高齢者をめぐる問題は山積しているが、全国の仲間との連携を深め、また連合兵庫との現・退一致の取組みを通じて、高齢者の生き甲斐づくりと安心して暮らせる社会づくりをすすめていきましょう。」
◆資格審査報告と総会成立宣言
【資格審査報告】
◆乗井:幹事が 「午後1時現在の資格審査結果を報告します。召集代議員160名に対して、出席者数111名。役員数28名に対して、出席者数23名となっています。したがいまして兵庫高退連規約の総会成立要件を満たしていることを報告いたします。」と報告。
【総会成立宣言】
総会議長が報告を受けて、『総会成立を宣言』。満場の拍手で確認しました。
◆主催者代表あいさつ
ごあいさつ 会長 : 浜上 力 ◆昨年は衆院選挙で大勝し、悲願だった政権交代が成りました。が、しかし、新政権は『政治と金』の問題で躓いて、手放しで喜んでいられる状況ではなくなっています。民主党 にはこの種の問題はないと信じてきたが、裏切られた思いです。マスコミに批判されない日はないような状況です。内閣支持率は発足当時72%強だったものが、現在では半減以下という有様です。 ◆高齢者を取りまく課題は山積しており、後期高齢者医療制度の廃止と新制度への移行、税制改革、元に戻すという問題、年金の改革、介護保険制度も発足から10年が経過して問題点が見えてきました。 ◆後期高齢者医療制度については、新政権のもとで新たに設置された『後期高齢者医療制度改革会議』に、日本高退連の阿部:事務局長が委員として参加要請され、われわれの代表として政治の中枢部で意見反映に務めていただいています。 ◆退職者連合の要求は、過去には厚生労働省に要望書を受け取らせるのが精一杯だったが、これで委員会審議に参加できるようになったわけです。これは政権交代による大きな前進だと思います。また連合現役と政権との定期協議も持たれるようになりましたが、これも政権交代の成果といえると思います。 ◆そして、この政権交代の実をより豊で確かなものにするための戦いが、この夏におこなわれる『参議院議員選挙』です。連合兵庫は『みずおか俊一』さんの再選を目指して総力を結集しています。支持率低下の中で、2名区の兵庫県選挙区に同じ政党から2人の候補者を立てるという民主党の選択は、まことに常軌を逸したものと言うしかありませんが、わたしたちは『1人区で1人の候補者を当選させる』という覚悟のもとに、全力をあげて『みずおか俊一』さんを支えていきたいと思います。 ◆各地域における高退連組織づくりについては、北播、但馬で動きがあるものの、総じてあまり進捗していませんが、連合兵庫の地域協議会と相談しながら継続して進めていきたいと考えています。ただ、高退連活動はボランティアなので無理強いはできません。焦ることなく、じっくりと取り組んでいきます。 ◆また、年間活動として高齢者集会の開催と、広報活動の充実を考えています。広報ではいつも連合兵庫のホームページに掲載してもらっているが、兵庫高退連として独自の広報に在り方を模索していきたいと思っています。 |
◆来賓あいさつ
連合兵庫 森本洋平:会長
◆現在、私たち連合兵庫は2010春季生活闘争の取り組み中で、前半の 山場を越えたところです。今年の春闘の要求は現下の社会情勢の中で雇用最優先と賃金カーブ維持を中心とした内容となっています。 ◆3月末時点の連合本部集計によると、賃金カーブ維持分で昨年を30円上回っているとの報告を受けております。今後、地方連合を中心とした中小・地場共闘の後半戦になってまいりますが、前半戦の流れを受けて取り組みを強化してまいりたいと思っています。 ◆また、今回の春闘は政権交代後初の取り組みであり、大変大きな意味が込められています。それは、今まで以上に連合として、社会的責任と社会的期待に応えなければならないということです。単に、連合700万人の労働条件だけを考えるのではなく、8000万人とも言われている、日本の全労働者を視野に入れ、全体の底上げに繋がる取り組みでなければならないということです。 ◆したがって、雇用や労働条件だけにとどまらず、政策制度課題の取り組みを『車の両輪』として取りくんでいます。すでに22年度予算の中で、『子ども手当て』や『高校授業料無償化』が成立しました。 ◆合わて、経済・雇用対策、労働者派遣法・雇用保険法改正、社会保障改革、仕事と家庭の両立支援など、私たちが求める政策制度課題の実現が着実に図られるものと期待しております。 ◆ただ、先ほども浜上会長が触れられましたように、後期高齢者医療制度の改正は法案化しておりません。そういった意味では100%私たちが求める政策課題が実現したわけではありませんが、早期の選挙公約実現を期待しておきたいと思います。 ◆連合は昨年実現した政権交代を機に、2006年から取り組んできた『ストップ・ザ 格差社会キャンペーン』を衣替えして、新たに『安心と希望の社会づくりキャンペーン』に取り組みます。 ◆前政権の負の遺産によって、こんにちの日本は『底割れ』の状況にあります。何としてもこの状況に終止符を打ち、『持続可能な経済・社会状況』に転換させなければなりません。
◆連合は中央で鳩山政権との政策協議の機関を設定して、政策実現に取り組むこととしていますが、連合兵庫も民主党兵庫県連と同じように政策協議の場を設定いたしました。
◆民主党は、この兵庫県選挙区に2人目の候補者を擁立いたしました。すでに週刊誌などでは予想記事が出ていますが、非常に厳しい予想となっています。『みずおか俊一』は連合兵庫の組織内候補者です、絶対に負けるわけにはまいりません。 ◆本総会が、稔り多い総会となりますことを、ご祈念申し上げまして連帯と感謝のご挨拶とさせていただきます。共に頑張りましょう。ありがとうございました。 |
日本高齢・退職者団体連合 木村 寛:事務局次長 ◆わたしたちは後期高齢者医療制度について即時廃止を要求してきた が、政権交代したのに実現していないという意見があります。そのとおりですが、これについては事情があります。
◆仮に、この制度を即時廃止しようとして閣議決定したとしても、それに代わる法律が要る。各自治体でも法令改正してもらわなくてはなりませんが、それらを考えると手続きだけで2年くらいはかかります。 ◆そういうわけですから、それよりは廃止を前提として新制度を設計し、2~3年かけて移行していくことが良いのではないかという考え方です。
◆また、この種の会議では老人代表は従来は老人クラブだけだったが、政権交代のお蔭で日本高退連にも代表参加の要請がありました。 ◆さらに、公的年金の控除を120万から140万円に戻す。老年者控除を元に戻す、などの問題に取り組んでいます。これらについては、本日お見えの民主党・辻泰弘:参議院議員にご指導願いつつ、着実に実現してまいる所存です。 ◆政治は国民の声をくみ上げて国政に反映させるのが務めだと思います。こんごも政権与党である民主党に対して積極的に発言していきたいと思います。 |
兵庫県 田所 創:産業労働部長 ◆昨秋に兵庫高退連から兵庫県に対し、医療、福祉の充実の関する要請 をいただきました。県としましても安心で質の高い医療の提供はもとより、県民福祉の向上については皆様と志を一にしているところです。新しい年度の予算の中で、兵庫高退連のご意見、ご要望は可能な限り反映させていただいております。 ◆こんごとも元気な兵庫県づくりに向けて、皆様の積極的なご発言をお願い申し上げるとともに、県民の幸せづくりの県政推進へ力強いご協力をお願い申し上げます。 |
神戸市 矢田立郎:市長 ◆日本は超高齢化社会といわれているが、サブプライムローンの破綻によ る世界不況の波を被り、厳しい状況がつづいています。しかし、市民生活の基盤となる福祉、雇用を守りぬく覚悟で市政を進めています。
◆とくに雇用の問題は、仕事をつくることで雇用を守る、を基本におき、雇用と景気対策を最重要課題と位置づけています。 ◆また、年金、医療の問題も、将来に向けて維持可能な体制の構築をめざしていき、市民に安心を与えられる福祉を確立していきます。 ◆高退連の皆様がつくってこられた日本なので、日本が皆様を支えられるような制度をつくっていきます。 |
福祉事業団体代表 嶋田輝男:近畿労金兵庫地区統括本部長 ◆生活サポーターとしてこれまで頑張ってきましたが、こんごもお役に立ち 続けられるよう務めてまいります。 ◆勤労者の置かれている状況はきわめて厳しいが、そういう中だからこそ労金に対する期待は大きくなっていると理解し、ご期待に添えるべく頑張ってまいります。 ◆より厳しい状況に対処していくため、こんごの基盤の拡大を計画していますので、皆様方には預貯金の拡大運動へのご協力をお願いいたします。 ◆また、2014年4月に労金の全国合併がおこなわれますが、そうすればこれまでのいろんな不便が大きく解消されるとともに、預金量も16兆円、日本でメガバンクを入れて11番目となり、経営基盤も飛躍的に強化できます。いっそう皆様のお役に立てる労金になりますので、変わらぬご支援をお願いいたします。 |
民主党 辻 泰弘:参議院議員 ◆新政権が発足して6ヶ月になるが、思うような成果は上がっていない、と いうご批判があります。返す言葉がない状況で、民主党への国民の期待と言うのは、国民感覚に則った政治をやってもらえる、ということだったが、そうなっていないと受け取られている。 ◆民主党の本義にもどって頑張っていきますが、しかし一方で自民党時代には出来なかったことを実行していることも数多くあるので、温かく見守っていただけますようお願いいたします。 ◆父子家庭支援、失業保険加入要件緩和、子ども手当て、高校無償化、等々、自民党政権では陽が当たらなかった面にも、光を当てています。年金改革はマニフェストに明記していることもあり、制度改革に力いっぱいとりくんで参りますので、お力添えをお願いいたします。 ◆日本高退連の事務局長に政治の中枢部に入っていただいたということも、自民党時代には考えられないことでした。歩みは遅いですが、少しづつ前進はしています。必ず皆様方のご期待にお応えいたします。 |
◆来賓ご紹介
次の方々を議長からご紹介し、全員でお礼の拍手をおくりました。
井戸まさえ:衆議院議員(代)、向山好一:衆議院議員(代)、高橋昭一:衆議院議員(代)、梶原やすひろ:衆議院議員(代)、岡田やすひろ:衆議院議員(代) 【メッセージ】 連合近畿地方ブロック高齢・退職者連絡会、連合京都高齢・退職者連合会、連合奈良高齢・退職者連合会、連合滋賀高齢・退職者連合会、連合和歌山高齢・退職者連合会
土肥隆一:衆議院議員、市村浩一郎:衆議院議員、石井としろう:衆議院議員、松本たけあき:衆議院議員、山口つよし:衆議院議員 |
(議長交代し、鈴木:議長へ)
【 審議事項 】
●第1号議案『2009年度活動報告』、第2号議案『2009年度決算報告』を、高原:事務局長(電機連合)がまとめて報告。
●『2009年度会計監査報告』を黒田:会計監査(自治労)が報告。
(満場の拍手をもって、一括承認)
●第3号議案『役員交代について』提案者 高原:事務局長
役 職 |
就 任 者 |
退 任 者 |
出身組織名 |
副会長 | 細井 一良 | 大國 敬治 | NTT労組退職者の会兵庫県支部協議会 |
幹 事 | 京 英雄 | 福井 一夫 | サービス連合退職者組織 |
会計監査 | 黒田 征宣 | 西田 正之 | 全日本自治体退職者会兵庫県本部 |
黒田会計監査については、第6回幹事会で確認ずみ
●第4号議案『2010年度活動方針(案)について』提案者 高原:事務局長
2010年度活動方針(案) 私たちは、昨年夏の総選挙勝利によって、永年の悲願であった「政権交 代」を実現しました。 私たちの生活に直結する「年金・医療・介護・税制」などの社会保障制度を充実させ、高齢者の積極的な社会参加を促進し、民主党政権になった今こそ安心して暮らせる社会の実現を目指す運動が必要です。 兵庫高退連は、これまでの活動で積み上げてきたあらゆる政策制度・要求を継続し、その実現を新政権に対し「現・退一致」の運動で積極的に働きかけます。 1.活動の基本 (1)日本高齢・退職者団体連合と連合近畿地方ブロック高齢・退職者連絡会の方針に従い、活動を推進します。 (2)連合兵庫とその構成組織・地域協議会と連携を密にして、活動の充実をはかります。 (3)兵庫高齢・退職者連合の組織と運動の強化にむけて、地域組織の結成を連合兵庫各地域協議会の協力を得ながら、昨年に引き続き幹事会で検討します。 (4) 年金・医療・介護などの社会保障制度の充実を求める活動の強化をはかります。 (5)組織の充実と拡大に取り組み、会員相互の親睦を深める活動の充実をはかります。 2.具体的な活動の進め方 (1)2009年7月16日に開催された、日本高齢・退職者団体連合の第13回定期総会で決定された方針と、組織代表者会議において確認された内容にもとづいて活動を推進します。 (2)連合近畿地方ブロック高齢・退職者連絡会の総会と幹事会の決定事項に基づいて活動を推進します。 (3)政策・制度要求の取り組みを強め、安心・信頼の社会保障制度の実現を目指します。特に次の課題実現に全力をあげます。
① 年金課税については、民主党に要請し強く実現を求めていたマニフェスト(政権公約)にも掲げられた公的年金控除の最低補償額を改定前の140万円に戻すための取り組みをすすめます。 ② 年金制度については、退職者連合の対政府要求を基本に取り組みます。 ・2年間は消えた年金、消された年金について集中的に対応し、その後、制度設計に取り組むよう強く要請します。 ・年金からの税、保険料の徴収が選択制になるよう行動を強めます。 ③ 後期高齢者医療制度廃止後の新制度への論議経過に注目し、あらゆる機会をとらえ、実現に取り組みます。 ④ 介護保険制度については、昨年第4期(平成21年度4月~平成24年3月)がスタートし、改定後の保険料は全国平均で1.7%増額となり高齢者の負担が増大しています。介護認定の中立性・公平性など保険運用全体に関心を持ちながら、介護保険制度に対する国庫負担のさらなる引き上げの実現をめざして取り組みをすすめます。 (4)政策・制度要求実現のために、兵庫県議会民主党・県民連合議員団、連合兵庫地域フォーラムとの懇談を行います。また、連合兵庫と「現・退一致」で行動し、連合兵庫の活動に積極的に参加します。 (5)連合兵庫の支援・協力を得て、組織強化に取り組みます。
① 地域組織のあり方について (6)政策・制度研修会、学習会を開催します。 (7)「高齢者の集い」の開催について、具体的に幹事会で検討します。 (8)広報活動(ニュース等)の実施については、年2回の発行を目標に幹事会で検討します。 (9)会員相互の親睦を深めるため、囲碁・将棋大会の開催と川柳祭典を実施します。 3.参議院議員選挙の取り組み 兵庫高退連は、すでに連合兵庫の推薦する現職の「水岡 俊一」予定候補を幹事会で推薦決定し、高齢者が安心して暮らせる社会づくりへ、民主党中心の連立政権の参議院での安定をより確固たるものにするため、組織をあげて必勝を期して取り組みます。 4.次期定期総会の日程について 2011年4月に統一地方選挙が行われるため、次期定期総会は下記の日程で開催する。 第19回定期総会 2011年3月14日(月) |
●第5号議案『2010年度予算(案)について』提案者 高原:事務局長
(内容省略)
◆質疑応答
【意見】
「高退連の費用を現役に負担してもらうのは心苦しい。できれば財政的に自立したいが、とりあえず手始めにレセプションなどは会費制にしてはいかがか。」
【議長
意見として受け止め、執行部に検討をお願いする。」
(第4号議案・第5号議案を一括審議、満場の拍手で決定)
●第6号議案『退任役員表彰』提案者 高原:事務局長
◆次の退任役員の方々を表彰する。
大國 敬治:前副会長(NTT労組退職者の会兵庫県支部協議会)
福井 一夫:前幹事(サービス連合退職者組織)
西田 正之:前会計監査(全日本自治体退職者会兵庫県本部)
(満場の拍手で決定)
◆浜上:会長より感謝状と記念品が授与されました。(いずれも本人欠席のため、代理が受け取り)
●特別決議『参議院議員選挙必勝決議』提案者 吉田:副会長(兵退協)
参議院議員選挙必勝決議(案) 昨年の衆議院議員選挙において、民主党は308議席を獲得し戦後の政 治史を画する政権交代を実現した。 そして、民主党を中心とする連立政権を樹立し、国民の高い支持率のもと鳩山政権がスタートした。 新政権は、長年の官僚依存の政治から政治家主導の体制を構築し、自公政権が残した大きな負の遺産を克服しつつ、政権公約の実現に邁進している。 鳩山政権が、国民の政治への信頼を回復し、生活者の視点に立った政策の優先順位を定め、着実に成し遂げることを強く期待する。 私たちがこれまで政府に要求してきた高齢者の政策の数々は、新政権を支える立場に立っても、継続して実現を目指さなくてはならない。 民主党を中心とした新政権が安定して発展していくためには、参議院においても絶対的過半数の勢力の確保が不可欠である。 7月に施行される第22回参議院議員選挙は、通常国会後に行われ、新政権の真価が問われる選挙となる。すでに、産業別組織は比例区の候補者必勝にむけて、産別自決の闘いを展開している。兵庫選挙区においても、水岡俊一氏の再選にむけての体制づくりが不可欠である。 今次参議院議員選挙は、連合兵庫が推薦した全ての候補者の当選を目指し、私たちは、高齢者の力を結集し「現・退一致」の闘いを展開し、必勝を期することを、ここに決議する。 2010年4月12日 兵庫高齢・退職者連合第18回定期総会 |
(満場の拍手で採択)
◆決意表明
第22回参議院議員通常選挙 兵庫選挙区予定候補者『水岡俊一』氏 ◆先ほど入手した情報では、本夕には新しいマスコミの世論調査結果が 出るということで、内閣支持率は40%を割り込み、政党支持率も民主党22%、自民党16%となっているとのことです。民主党の支持率は低下し、さりとて自民党も伸びていないということとか。選挙情勢は混沌としています。 ◆そういう中にあって、われわれは参議院での単独過半数確保に向けてたたかいを進めていくわけですが、現在の新政権の政策面でのブレについても連立だからこそ生じるわけで、民主党らしさを出していくためにも参議院での単独過半数確保は至上命題です。 ◆また、現在、鳩山首相退陣、小沢幹事長交代、という声があるが、わたしはそうは言っていません。なぜかといいますと、それを言い始めると自民党の麻生政権と同じ道をいくことになってしまう。そうでなく、いまこそ力を合わせて苦境を乗り切っていきたい。 ◆状況は厳しいが、全力で頑張って、働く者の議席を守っていきたい。そして6年間の経験を、今後にいかしていきたいと思っています。 ◆後期高齢者医療制度の廃止問題をはじめ、年金改革など、現在、参議院選挙用のマニフェストを作成中です。 ◆このように与党になったことで中央での仕事が増え、地元対策が思うに任せませんが、よろしくご理解のほどをお願い申し上げます。 ◆ただいまは、選挙必勝決議をいただき深く感謝申し上げます。ご期待に応えるべく粉骨砕身して頑張ってまいります。よろしくお願いいたします。 |
(出席者全員で激励の拍手をおくりました)
●総会宣言(案)提案者 橋本:副会長(電力総連)
総会宣言(案) 兵庫高齢・退職者連合は、本日、第18回定期総会を開催し、2010年 度の活動方針を決定した。 本総会は、私たち退職者が現役時代からの悲願であった「政権交代」が実現した記念すべき総会である。 今回の「政権交代」は、自公政権のたらい回し内閣による、弱者切捨ての政治に対し、国民が投票行動により審判を下したものであり、私たち高齢者に対する「高負担」「低給付」政策に怒りを結集し、「現・退一致」で「政権交代」を訴えた高齢・退職者の運動の成果であると確信する。 前政権が置き去りにしてきた政策課題を、新政権が確実に実現していくことを大いに期待する。 私たちは、新政権を支える立場に立ち、その政権基盤確立のために協力を惜しむものではない。 本日確認した活動方針にもとづき、私たちの政策実現にむけて組織の総力を挙げることをここに宣言する。 2010年4月12日 兵庫高齢・退職者連合第18回定期総会 |
(満場の拍手で採択)
◆閉会あいさつを是枝:副会長が述べ、第18回定期総会の幕を閉じました。
第18回定期総会 懇親会
◆総会終了後、同所において役員・代議員、来賓をまじえ 懇親会を開きました。
連合兵庫の北野:事務局主査(兵庫高退連担当)が司会をつとめ、浜上:会長が主催者あいさつを述べました。
◆ついで来賓あいさつに移り、井戸:兵庫県知事のメッセージが披露され、中村:神戸市副市長から激励を込めたあいさつを受けました。
◆兵庫県知事メッセージ(岩根 正:政策労働局長 代読)
メッセージ 兵庫高齢・退職者連合第18回定期総会が盛大に開催されたことを、心からお喜び申し上げます。 わが国の高度経済成長を支え、長年にわたって日本の発展のためにご尽力をいただいてきた皆様の豊かな経験と知識は、まさに現在の社会にとって大変大切な財産だと言えましょう。 心血を注いでこられた労働運動のなかで、皆様が培ってこられた経験やネットワークを存分に生かされ、多彩な交流を通じて、今後の地域社会の活性化に大きく貢献されることを心から願ってやみません。 今後ともの県政へのご支援にご協力を改めてお願い申し上げるとともに、兵庫高齢・退職者連合のさらなるご発展と、本日ご参集の皆様の一層のご健勝でのご活躍を心からお祈り申し上げます。 平成22年4月12日 兵庫県知事 井戸敏三 |
神戸市 中村三郎:副市長 ◆一昨年のリーマンショック以来、神戸の経済も大打撃を受け、ことに地域で経済を支えてくださっている中小企業の皆様方は大変な状況です。 ◆なんとか市としてもお力添えをして活力を取り戻していただき、雇用創出にも繋げていきたいと考えています。契機回復と雇用創出を市政の2本柱に頑張っています。そのことが、福祉充実にもつながっていくものと思います。 ◆市財政は大変厳しい状態ですが、新政権のもとで交付税が増えましたので、積極的な施策を進めていくことができます。元気な神戸づくりへ、こんごとも皆様方のご協力をお願い申し上げます。 |
民主党 土肥隆一:衆議院議員 ◆新政権発足以来の政治をご覧になっておられたらお分かりのように、やはり連立政権では行き詰まりがきま す。普天間の問題もそう、その他の問題もそう、やはり政策的に妥協が必要となってしまいます。 ◆したがって、なんとしても参議院においても単独過半数を確保し、民主党が思う存分腕を振るえる状況にしないといけません。 ◆この兵庫県選挙区では定数が2名のところへ、民主党から2人の候補者が立候補することになります。大変な選挙になります。 ◆皆様方のお力を『みずおか俊一』必勝に向けて結集していただきますよう、お願い申し上げます。 |
◆来賓祝辞のあと、藤江:副会長の音頭で『乾杯』をおこなって懇親タイムに入り、1年間の労苦を労い合うとともに、間近に迫った参議院選挙勝利、向後1年間の活動に力を合わせていくことを誓い合いながら、和やかなひと時を過ごしました。
◆懇親会進行中ながら、来賓出席していただいた各級議員代表、友誼団体代表からごあいさつをいただきましたが、内容については省略さていただきます。
●ご出席の各級議員
【兵庫県議会議員】
黒田一美:議員、杉尾良文:議員、宮本博美:議員(以上を代表して、杉尾:県議よりごあいさついただきました)。
【神戸市議会議員】
池田林太郎:議員、井手康雄:議員、岩田嘉晃:議員、大井敏弘:議員、大寺まり子:議員、荻坂伸秀:議員、川内清尚:議員、川原田弘子:議員、黒田士郎:議員、藤原ともこ:議員、崎元祐治:議員、田路裕規:議員、橋本秀一:議員、平木ひろみ:議員、藤原武光:議員、前島浩一:議員(以上を代表して、前島:市議よりごあいさつをいただきました)。
【福祉事業団体】
嶋田輝男:近畿労金兵庫地区統括本部長、酒井行雄:全労済兵庫県本部理事長(以上を代表して酒井:理事長よりごあいさつをいただきました)。
【相談役】
石井亮一:連合兵庫顧問、北条勝利:連合兵庫顧問、森本洋平:連合兵庫会長(以上を代表して北条勝利:相談役よりごあいさつをいただきました)。
◆閉会にあたり、塩嵜:副会長(自治労)が「わたしたち高齢者をとりまく状況は厳しく、問題が山積しているが、わたしたち自らが力を出し合って解決していこう。みんあ元気で頑張っていこう!」と締めくくり、第18回定期総会懇親会をお開きとしました。
以上