森本洋平会長ブログ.com
10/04/12(月) 心の強さ
◆桜も満開を過ぎて、そろそろ散りはじめているようです。1年が早く感じるようになってきました、年 のせいかもしれませんが週末がすぐに来るように感じます。4月のこの時期は新入社員や新入学の話題がでて華やかな感じもします。
◆そのような季節に、山崎直子さんを乗せたデスカバリーの打ち上げが成功いたしました。スペースシャトルの打ち上げをいつも感動しながら見ているのですが、日本人飛行士を乗せて打ち上げるときは、妙に緊張するというか、大丈夫かいなとヒヤヒヤするのはどうしてなのでしょう。
◆スペースシャトルは、2度の大きな事故があり計画も大きく変更せざるを得なかった事情は十分理解できます、おそらく日本であのような事故があると2度と打ち上げなど出来なかったのではないかと想像してしまいます。
人間性の違いでしょうか、考え方の違いでしょうか、それとも精神的な違いでしょうか、一般的にアメリカを「フロンティアスピリット」という言葉で表現してしまいますが、そんな生易しい想いでは判断できそうにありません。
◆世界ナンバー1に対する想像もつかないくらいぐらいのタフな精神構造と、如何なる障害も目的達成のためなら乗越えてしまう、大きな痛みを伴っても乗越えてしまうという、私の理解を超える勇気をもっているのでしょう。
◆暗殺されたケネディー大統領の就任式でのスピーチを思い出しました。「国家が何をしてくれるかを考えるのではなく、国家に対して自分は何ができるのか考えてほしい」と言った趣旨であったと記憶しています。
◆今の日本も同じようなことが言えるのではないかと思います。勿論公助や自助も大切だが、将来の日本を考えれば相互扶助としての協働が重要になってきます。今の日本に対して自分は何ができるのか、考えるときではないでしょうか。
山崎さんの任務の成功と無事の帰還をお祈り申し上げます。
◆今日の言葉 「薬人を殺さず薬師人を殺す (くすりひとをころさず くすしひとをころす)」
薬も使う人次第で毒にも薬にもなるという喩。人も同じで適材適所があり、人も使いようで能力を発揮したり、発揮できなかったりするものです。
(森本洋平)