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第4回労働安全衛生研修会
安全の危機は経営の危機との共通認識を
第4回労働安全衛生研修会ひらく
◆連合兵庫は、3月30日(火)、兵庫県中央労働センターで第4回労働安全衛生研修会をひらきました。財 団法人兵庫勤労福祉センターと兵庫県経営者協会との共催で、兵庫県と兵庫労働局の後援をうけ、労使双方の安全衛生担当者約150名が出席し、労働安全衛生に関する重要課題について熱心に耳を傾けました。
◆研修会の冒頭、連合兵庫の森本洋平:会長が主催団体を代表してあいさつし、つづいて兵庫労働局の家元和宜:安全課長、兵庫県の丸山善幸:労政福祉課長が後援団体としてあいさつに立ち、労働生活における安全衛生対策が最重要課題であることを強調しました。
◆主催団体代表あいさつ
ごあいさつ 連合兵庫会長 森本洋平 ◆安全衛生は労使が共に責任を負わなくてはいけない重要課題です。わ たしも現場出身で、若いころと比べると数段良くなっているが、それでも未だに災害は無くなりません。これを最小限にするために最大の努力が必要です。 ◆組織運営の基本は、「外に信用・内に信頼」です。これがないと組織崩壊につながります。安全管理が出来ていない会社は、お客さんの信用がなくなる。また、社内の信頼関係がなくなると、組織が弱体化するだけでなく、災害発生要因につながる。
◆そういったことから、「安全の危機は経営の危機だ」といわれています。 |
【講 演】
◆講演 1
「企業におけるメンタルヘルス対策」
講 師 谷口 恒夫 氏 (トータルコンサル&カウンセル代表)
「日本人の15歳から39歳までの層の死亡原因の第1位は『自殺』であるというところから説き起こし、現代日本社会がたいへん生きにくい社会になってしまっていること、12年連続で3万人超が自殺していることの異常性を強調。メンタルヘルスの重要性・緊急性を説き、周囲の人々(労使双方)の目が、命を救う大きな力になりうることを述べた」
◆講演 2
「ワーク・ライフ・バランスの実現推進について」
講 師 北尾 真理子 氏 (ひょうご仕事と生活センター主任相談員)
「仕事人間だった自身の経験を踏まえ、人にも自分にもゆとりをもって接することがワーク・ライフ・バランス実践の第1歩であると説く。また、ワーク・ライフ・バランスは画一的に50:50の関係ととらえるのではなく、個々人が自己のライフスタイルにマッチした方法を考える必要がある、と述べた」
◆全体まとめ
「今後の安全衛生対策のポイント」
講 師 西野 方庸 氏 (連合大阪労働安全衛生センター)
以上