TOP >>受信NEWS

受信NEWS

兵庫勤労福祉センターフォーラム

『フォーラム:21世紀の働き方と生活について考える』

兵庫勤労福祉センター(連合兵庫共催)がフォーラムを開催 

◆財団法人:兵庫勤労福祉センターは、連合兵庫の全面的協力の下、3月13日(土)、神戸市中央区の『神 010313kinrouhukusiCforamu0010.jpg 商ホール』で、『フォーラム:21世紀の働き方と生活について考える』をひらきました。

◆フォーラムには連合兵庫の構成組織・地域協議会を中心に、兵庫県・神戸市からの参加も得て、約180名があつまり、時代状況を反映した報告・講演に熱心に耳を傾けました。

◆フォーラムは、土肥淳二:理事(連合兵庫事務局長代行)が司会進行をつとめ、「多数のご来場に感謝しま 010313kinrouhukusiCforamu0001.jpg す。本日のフォーラムは、『21世紀の働き方と生活について考える』をテーマに開催いたしますが、とくにこの時代がもっている特徴的な問題である、離婚、雇用の多様化、高齢化、地域コミュニティー、働き方、等について最適な講師を得、研究・活動報告や基調講演いただけることは、たいへん意義深いものがあると思います。また、のちほど基調講演いただく野々山先生には、当初は『21世紀型の家族』ということを講演テーマに予定されていたのですが、急遽、昨今の日本社会の閉塞感にかんがみて、テーマを『長寿社会にっぽん活性化戦略』という大きく重いものに替えていただいて、ご講演いただくことになりました。日本の未来を拓く示唆に富んだご講演になると思いますので、皆様もご期待いただきたいと思います。」と開会あいさつを述べ、フォーラムの幕をあけました。

◆フォーラム冒頭には、主催団体を代表して森本洋平:理事長(連合兵庫会長)があいさつに立ちました。 010313kinrouhukusiCforamu0002.jpg
「兵庫勤労福祉センターとして恒例の催しだが、毎回、各ご講演は現在の時代状況にマッチしたお話で、大変勉強させていただいている。今回もまた、ワークライフバランスやディーセントワークといった働き方の問題、あるいは高齢化が進む日本社会をどのようにシステム設計していくべきかといった問題など、現在から未来に向かっての課題をとりあげていただいており、楽しみにしているところです。お休みのところ朝早くからお集まりいただきましたが、必ずや皆様方の活動のご参考にしていただけるところがあると思います。」

010313kinrouhukusiCforamu0003.jpg ◆つづいて、来賓あいさつにうつり、兵庫県の楠見清:産業労働部産業政策部長から、「本日のフォーラムでは、県としても力を入れている仕事と生活の両立や高齢化社会への対応について、それぞれの研究成果を発表していただけるということで、たいへん有難く存じています。また、日頃から兵庫県の諸施策の推進について、絶大なご協力をたまわっております兵庫勤労福祉センターの活動が、今後ますます盛んとなり、大きな成果を生み出していかれることをご期待申し上げ、ごあいさつといたします。」とあいさつを受けました。

◆本フォーラムにご出席の連合兵庫政策フォーラム加盟各級議員を司会者から紹介。
「土肥隆一:衆議院議員、小池啓納:兵庫県会議員、岩田嘉晃:神戸市会議員、永尾隆保:三木市会議員、斉藤真治:伊丹市会議員」 (メッセージ  高橋昭一:衆議院議員、梶原康弘:衆議院議員)

フォーラム:21世紀の働き方と生活について

◆1.研究報告 010313kinrouhukusiCforamu0004.jpg

『離婚と暮らしの変化に関する調査の結果概要』
講師 : 川田菜穂子 氏
神戸大学大学院(人間工学科)博士課程後期(住居学)

 

010313kinrouhukusiCforamu0005.jpg  ◆2.研究報告

『働き方の多様化と生活意識調査(フランス版)の結果概要』
講師 : 横山由紀子 氏
兵庫県立大学経営学部准教授 (経済学博士)

 

◆3.講     演 010313kinrouhukusiCforamu0006.jpg

『長寿社会にっぽん活性化戦略 ~新しい日本型社会の構築をめざして~』
講師 : 野々山久也 氏
甲南大学文学部教授 (社会学博士)
ひょうご震災記念21世紀研究機構 研究統括

 

010313kinrouhukusiCforamu0007.jpg ◆4.活動報告

『サービス・流通連合が取り組むまちづくり (安心して生活できる社会の創造へ)』
講師 : 浦井  紀彰 氏
サービス・流通連合兵庫県支部支部長

  010313kinrouhukusiCforamu0008.jpg

◆5.活動報告

『ひょうご仕事と生活センターの活動』
講師 : 北尾真理子 氏
ひょうご仕事と生活センター 主任相談員

(各講義の内容は、追って速記録を刊行いたします)

◆閉会にあたり、兵庫勤労福祉センターの研究部門である兵庫県総合生活研究センターの神田順:主任研 010313kinrouhukusiCforamu0009.jpg 究員が参加者と講師の先生方に対してのお礼と、来年度の事業として、『働き方の多様化と生活意識調査(フランス版)結果』の詳細な分析を行うとともに、昨年度実施した兵庫県内の労働者を対象とした同調査結果を比較分析し、日本のとくに非正規労働者が置かれた状況を独自の視点で問題点を浮き彫りにしていきたい。そしてその研究結果をまたこのような形で発表していくので、ふたたびのご参加をお願いしたい、と紹介。「連合兵庫とセンターは一心同体のような関係だが、センターの研究事業はじめ諸活動は連合の規定の方針にとらわれず、自由かつ多角的な視点で組合指導者の方々や働く人々が抱えている問題に応えていきたいと思っています。」 と述べ、フォーラムを締めくくりました。