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森本洋平会長ブログ.com

10/03/08(月) 命を守る

◆私の若い頃(子どもの頃?)に、「ポパイ」というアメリカのモノクロの漫画番組を、テレビでよく見て harumeitajumoku00004.jpg いた記憶があります。登場人物は主役である船乗りの「ポパイ」と、確か船乗り仲間で恋敵の悪役「ブルート」、そしてポパイの恋人役の「オリーブ」というお嬢さんの3人による単純な漫画です。

◆ストーリーは至って簡単で、悪役の「ブルート」が「オリーブ」に恋の横恋慕をし、普段は弱い「ポパイ」をボコボコにするのですが、何とかホウレン草の缶詰めをあけて食べると、別人の「ポパイ」に変身して「ブルート」をやっつけ、目出度く「オリーブ」を取り返すというストーリーなのです。

◆そこには、細身のか弱い「オリーブ」がいて、子どもが嫌いな食べ物の一つである、ホウレン草の力で変身する「ポパイ」がいるのです。おそらく、ホウレン草を子どもに食べさせたい大人の考えか、商売があったのかも知れません。

◆詳しくは知りませんが同じオリーブでも、オリーブの木は生命力が非常に強く、水捌けのよい乾燥地帯でよく育ちます、私の通勤経路に30センチ四方程度の小さな木の植木鉢に、高さ1メートル程の小さなオリーブが植えられています。

◆すでに、2年以上見続けていますが、枯れることもなく小さな植木鉢で懸命に生きている生命力に感動いたします。私たちも個人は漫画のオリーブのように弱い存在かもしれませんが、内なる生命力は非常に大きいのだろうと思います。

◆この数日、子どもの虐待のニュースが流されていますが、まだまだ生命力も確立されてない、人生の抵抗力もない、か弱い子どもに何をするのでしょうか。

◆そのことが、事件になるまでわからないという、現代の社会に何とか「ポパイ」のような救世主は現れないんでしょうか、無理だとすれば残る頼りは地域の絆しかないのでしょう、他人事では済まされません。
 
地域の一員として反省すべきと考えさせられます。・・・・・・・・・・合掌。

◆今日の言葉   「一髪千鈞を引く(いっぱつせんきんをひく)」

  危険な行為をいう喩。尺貫法で、一斤は600グラム、一鈞は三十斤。千鈞は18トンであり、一本の髪の毛で18トンの重さを引っ張ろうとする行為。
 
何事も無理は禁物、安全係数はどんなものにもあるはずです。

(森本洋平)