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森本洋平会長ブログ.com

10/03/02(火) サポート力の差

◆冬季オリンピック、バンクーバー大会が閉幕いたしました。フィギュアスケート浅田選手の演技では昼間に kannaide0003.jpg も係わらず、テレビ視聴率が過去のオリンピック中継の中で、最高を記録したと報道されていました。
 大会期間中、聖火台への点火が上手くいかなかったり、競技でも練習中に亡くなられた選手が出るなど、問題点は色々あったようですが、総じて大いに盛り上がった大会ではなかったかと思います。 

◆そして、いつも問題になる、日本選手団の活躍ぶり、というか不振ぶりがマスコミを賑わしていました。
  中国・韓国と比較してメダル数が少ないのは何故か、とか、選手団の人数に比較してメダル獲得数が少ないとか、いつもオリンピック終了後の話題となりますが、皆様方はどのように感じられているのでしょうか。

◆一般的によく言われるのは、選手強化にかける予算が少ないとか、メダル獲得の報奨金が少ないとかということですが、今回もまた評論家や専門家の方々が同趣旨の発言をされているようです。

◆だけど、私は少々違った見方をしています。
  相対的に日本選手は高校生、又は20歳ぐらいまでは国際比較しても、そんなにおおきな差があるようには思えないのです。体格的なハンデは多少あるが、それとは別に年齢が増すにつれて大きく差がついてしまうように思えてなりません。

◆だとしたら、なぜ年齢を重ねる毎に、競技経験を積んでいく毎に、外国選手に差をつけられていくのか、そのあたりを突き詰めていくことが大切ではないかと思います。

◆わたしはこの点について、ひょっとすると企業スポーツとクラブスポーツの違いじゃないのかな、思っています。裏返せば、企業ではなく、地域のサポート体制がある「クラブ」の方が選手育成には適しているのではないか、ということが出来るのではと考えています。国民的なサポート体制があればなあ、と常々感じているところです。

◆そして、出来うるならば若い選手の皆さんに少々実力が足りなくても、積極的に世界の競技会に出場できるようなチャンスを与えてやっていただきたい。その経験は必ず将来の大きな糧となることでしょうし、私たちも地域住民として選手育成をバックアップすることでオリンピックなどに参加していきたいと思います。

◆今日の言葉   「春夏冬 二升五合(はるなつふゆ にしょうごごう)」 

  商売が上手くいくように願った言葉。春夏冬で秋がなく、二升は一升枡で二杯、五合は一升の半分で半升のこと。「商い益々繁盛」と読む当て字。民主党鳩山政権には是非とも経済・雇用対策をお願いしておきたいと思います。