森本洋平会長ブログ.com
10/02/08(月) 襟を正して
◆小沢幹事長が不起訴処分となったが、現職国会議員と秘書2名の3名は起訴される結果となりま した。小沢幹事長はそのまま幹事長として続投されるらしい。
◆何かシャキッとしないまま、国会では2010年度予算案の審議に入るようですが、これで国民に対する信頼回復ができると考えておられるのでしょうか。
◆小沢幹事長が続投される中、横綱朝青龍が引退いたしました。本場所中に酒に酔って知人に暴力沙汰を起こし、その責任を取って引退すると報道されています。
◆プロのアスリートとしてあるまじき行為であると書かれていますが、暴力行為は一般の方々でも、やってはならない行為であって何を今更プロだからとか、国技としての大相撲を愚弄した行為だとか騒いでいるのか情けなくなります。
反社会的行為は示談が出来たからといって決して許される問題ではありません。
そして引退することが決定した瞬間から、マスコミの報道は一転して朝青龍の現役時代の活躍や偉大な横綱としての功績を流す無節操さは如何なものか。バッシング報道をして、厳罰でないと許さないぞ的な報道は何だったのか?
◆暴力にも色々あると思うのです。凶器をもって相手を傷つける凶悪な暴力、今回のような腕力による傷害的な暴力、学校や職場での「いじめ、セクハラ、差別」などの精神的暴力、そしてもう一つ気をつけたいのが、それなりに社会的な影響力のある立場の方の偏見による宣伝などがあるのではないかと危惧いたします。「ペンは暴力より強い」と言われるが、それも使いようだと思います。
◆たまたま、今回は大相撲の世界で発生した出来事ですが、「実るほど頭を垂れる稲穂かな」を肝に銘じておきたいものです。「実るほど頭を上げる麦穂かな」にならないよう注意しましょう。私たちも普段から何気なしに使っている言葉や、周囲に対する無神経な態度など気をつけたいものだと思います。
◆今日の言葉 「千日の萱を一日(せんにちのかやをいちにち)」
長い年月をかけて築いたものを一度に壊してしまう喩。千日かけて刈り取った萱を、一日で燃やして失うという意味。外に信用、内に信頼、組織運営の基本だが、築くのは長い時間が必要だが、失うのは一瞬。お互い気をつけましょう。
(森本洋平)