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2010新年旗開き会

全ての働く者のための運動で、人間と労働の尊厳を守ろう!

連合兵庫2010新年旗開き会で決意もあらた

100106hatabiraki011.jpg ◆連合兵庫は1月6日(水)、神戸市内のメリケンパークオリエンタルホテルで、2010新年旗開き会を開催しました。◆構成組織・地域協議会の役員を中心に約450名があつまり、雇用確保・安定、参院選勝利など新しい年における連合兵庫の進むべき道を、あらためて確認しあいました。◆また、この会には兵庫県知事をはじめ各自治体首長、支持政党である民主党を中心に国会・県会・市会・町会の各級議員等、多数の来賓出席をいただきました。

【森本会長あいさつ】

年頭のごあいさつ 

 

連合兵庫会長:森本洋平 

 

100106hatabiraki001.jpg ◆昨年は、出だしの春闘交渉では意に満たない結果となりましたが、続く7月の兵庫県知事選挙の勝利、10月の神戸市長選挙の勝利をはじめ、各地域での選挙で大きな成果を上げることができました。とりわけ、連合兵庫20周年という大きな節目の年に「政権交代」を実現することができました。
  改めまして全構成組織のご協力に対しまして心より御礼申し上げます。

◆そして、迎えた2010年は「阪神・淡路大震災」から15年目を迎えるという、これまた節目の年でもあります。この大きな教訓を風化させることなく、次代に引き継いでいくと共に、災害防止対策を私たち兵庫県・神戸市から全国へ発信する取り組みが必要です。

 

◆また、日本の縮図ともいわれる広域かつ多様な地域性を持つ兵庫県の特性を踏まえ、連合兵庫と全構成組織、12地域協議会の役割分担に基づき、一体感ある運動を積極的に推進してまいります。


◆そのためには、昨年第12回定期大会で確認した、「すべての労働者に視点をあてた取り組みの推進」「地域に根ざした顔の見える運動の更なる推進」そして「ローカルセンターとしての政策実現力向上の推進」を基本的な考え方として活動を展開してまいります。


◆連合兵庫にとって今年度の大きな課題は3点あると考えています。
   ●一つは、今月18日より開会される通常国会で、予算案はもちろんのこと、私たちの求める、政策制度課題がどのように実現されていくのか、労働法制をはじめとして注目しておきたいと思っています。時々の成立法案については皆さんと情報共有できるよう、連合兵庫として構成組織に発信してまいります。
   ●二つ目は、‘10春闘への対応であります。決して私たちは要求をしないのではありません、現下の経済・雇用状況を勘案して、雇用最優先と賃金カーブ維持の要求はするわけでありますので、全力で交渉に臨んでまいりたいと考えています。
   ●三点目は、参議院選挙への対応であります。政権安定のための極めて重要な選挙であることは周知のとおりです。そのために民主党は複数区選挙区には複数候補者を擁立するという、基本的な考え方で準備を進めています。具体的な候補者擁立は少し先になると思いますが、連合兵庫は兵庫県選挙区組織内予定候補者の「水岡俊一」さんの必勝と、比例区組織内予定候補者10名の完全勝利を目指して取りくみます。
  どうか、全構成組織のご支援・ご協力をお願い申し上げておきます。

◆どのように、時代や人が変わろうとも、人が存在する限り「労働」という営みは決してなくなることはありません。その「労働」を守ることが私たちに課せられた使命であります。
  そして、その労働を守る基本が「人」であることは言うまでもありません。この「人間の尊厳」と「労働の尊厳」がしっかりと守られる社会を全員の団結と努力で創ろうではありませんか。

◆そのために、「全ての働く者のための」運動へ裾野を広げ、「労働」の守り手としての役割を果たすことが求められています。時代の変化に対応し、敏感に反応できる運動を目指してまいりたい、そして、スローガンである、すべての働く者の連帯で、希望と安心の社会を築いていこうではありませんか。

◆今年は寅年、「虎は千里を走り、千里を戻る」といわれますが、その千里も一歩からはじまることを忘れてはならないと思います。
  古来、東西南北の守り神は、北は黒の玄武、南は赤の朱雀、東は青の青竜、そして西は白の白虎と言われています。まさに虎は私たちの住んでいる関西地方の守りであります。

◆どのような状況にも負けることなく、勇気をもって新たな歴史を共に築いていくことを誓い合い、2010年、連合兵庫を代表しての新春のご挨拶とさせていただきます。

【来賓あいさつ】 

井戸敏三:兵庫県知事

100106hatabiraki010.jpg ◆本年は大震災より15年となりますが、この経験を風化させることなく、よりいっそう活発に全世界へ発信していけるよう努めていきたいと思っています。

◆経済情勢がきびしい中、政府はいろいろ対策していますが、いま少しデフレ対策に力を注いでいただきたい。需給ギャップがあまりに大きすぎる。比較優位原則一辺倒で弱いところに皺寄せがいくことがないよう、丁寧な経済政策をお願いしたい。

◆地域主権を確立し、地域から日本を元気にしていきたい。兵庫県の人口は560万人だが、これからさらに増やしていく努力をしていくつもりですが、少子化、高齢化、子育て支援などの対策はもとよりですが、なににもまして重要なのが仕事と生活のバランスがとれるシステムづくりだと思います。
  ひょうご仕事と生活センターを立ち上げ、新しい時代の働き方、暮らし方を見出していきたいと考えています。


矢田立郎:神戸市長

◆年は明けたが、景気・雇用対策が重要な局面がつづいています。昨年 100106hatabiraki009.jpg の市長選挙でもお約束したが、雇用の問題にどう対処していくかが重要だということで、来年度の予算編成作業でも景気・雇用対策を最重要事項としてすすめています。

◆少子・高齢化がすすむ中、人間を大切にすることが大事という視点で市政をすすめているが、働く人々を代表する連合兵庫から寄せられている要望・意見に真摯に対応していかなければと考えています。

◆医療産業都市構想、観光コンベンション構想の実現、完成に向けて邁進しているが、地域の利害対立が起こらないような配慮が必要なので、慎重に状況分析もすすめています。

◆政権がかわり国の政治は新たなスタートとなったが、地域主権を確立し、市民生活の安心安全を守っていきたい。


松本剛明:民主党兵庫県連代表

100106hatabiraki008.jpg ◆連合兵庫とわたしたち、共通の悲願であった政権交代が、連合兵庫20周年の年に実現し、大きな感謝と感慨を覚えています。

◆新しい政権で政治運営しているが、雇用、生活、子ども、教育など新たな第一歩を踏み出し、頑張っています。いろいろ困難もありますが、国民から政権を託されたという意味を噛み締めながらすすんでいます。

◆また本年7月には参院選挙がありますが、新政権の安定化のため必ず勝利しなければなりません。ここに出席しています、兵庫県選挙区の水岡俊一参院議員は次の6年間も日本の政治にとって必要な人材なので、皆さん方のご支援で勝利させていただきますよう、心よりお願い申し上げる次第です。


水岡俊一:参議院議員(兵庫県選挙区)

◆2009年は政権交代の年。2010年は公約実現の年にしていきます。 100106hatabiraki007.jpg

◆2009年は100年に一度の大不況といわれましたが、2010年は国民のための政治をすすめていく100年に一度のチャンスと認識しています。現在、高校の授業料無償化の法案作成に全力傾注しているところですが、必ず3月中に間に合わせて、実現化したいと考えています。

◆本年7月の参院選挙では必ずご支援にお応えして、6年間の実績、経験を、次の6年間につなげていきたいと考えています。ご支援をお願いいたします。


嶋田輝男:近畿労金兵庫県本部長(福祉事業団体代表)

◆勤労者・生活者には厳しい状況がつづいており、痛ましい事例も少なく 100106hatabiraki006.jpg ありません。生活サポーターとして何とかお役にたてることはないかと、日夜心を砕いているところです。

◆労働組合と事業団体は顧客と業者という関係ではなく、共に運動を進めていく同志というとらえ方で、今後とも緊密な協力関係を築いていきたい。

◆会員組合員にとって、なぜ労金なのか、なぜ全労済なのかに答えていく展開をしていきます。

【乾杯】

100106hatabiraki004.jpg ◆小倉義彦:連合兵庫会長代理の音頭で、新年の飛躍を誓い全員で乾杯。
「悲願であった政権交代が実現し、連合兵庫も結成20周年を迎え、嬉しいことがつづいた昨年でした。しかし、一方では格差社会・雇用問題が社会問題になりました。浮かれてばかりはいられない。連合兵庫20歳の出発として、なにをやらねばならないか、果敢に挑戦していきたいと思います。民主党がかかげる国民生活第一の政治をすすめ、真面目に働く人々を守る政権の基盤を磐石なものとしていきたい。そのためには7月の参院選挙において、兵庫県選挙区の水岡俊一:予定候補、そして連合組織内の10名の比例代表予定候補で完勝しなければなりません。困難を克服し、成果を上げましょう。」

◆このあと懇親タイムにはいり、出席者は旧交をあたためあうとともに、新年の課題克服へ全力投球していくことを確認しあうなど、和気藹々とした中にも、厳しい状況に立ち向かう緊張感がただようは旗開き会となりました。

【閉会あいさつ】

◆山名幸一:連合兵庫会長代理 100106hatabiraki003.jpg
「昨年は政権交代という画期的な嬉しい出来事がありました。今年はその政権をさらに磐石なものとしていかねばなりませんが、そのためには7月の参院選挙において推薦候補の完勝を果たさなければなりません。政権はかわったけど職場では重苦しい閉塞感がただよっており、(わたしは教職員組合出身ですが)教え子が社会へ出て行く出口がないという状況です。なんとしても雇用の創出、安定を実現しなければなりません。労働組合として組織の連帯を強め、全ての働く者の幸せを創り出していきましょう。今日はそれに向けての意思統一ができた、大変有意義な会であったと感じています。ご出席ありがとうございました。」