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青年委員会第20回総会

『全員参加型の取り組み』をめざして!

連合兵庫青年委が第20回総会ひらく

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◆連合兵庫青年委員会は、12月5日(土)、兵庫県中央労働センターで第20回定期総会をひらきました。

◆役員・代議員あわせて76名が出席し、過去1年間の活動を総括するとともに、新しい年度の活動方針と役員を決定しました。

◆総会に先立ち、「第1部」として本年度の連合平和行動への参加報告会をおこない、それぞれ当該行動への青年委員会の参加者代表から報告をうけました。

 

 

 

[第1部] 連合平和行動報告会

◆報告会は、山口副委員長(フード連合)の司会進行で、連合平和4行動について次の参加者が報告しました。

◆報告会を行う前に、来賓あいさつとして辻泰弘参議院議員・水岡俊一参議院議員・梶原康弘衆議院議員より激励のあいさつをいただきました。総会の中でご挨拶いただく予定でしたが、他のご予定が控えており報告会前段でのあいさつとなりました。

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◆辻泰弘参議院議員 

◆水岡俊一参議院議員 

◆梶原康弘衆議院議員 

○平和行動IN沖縄 多禰事務局次長(基幹労連)

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沖縄での戦禍に関する知識をそれ程持たずに参加した平和行動でしたが、3日間の行動と共に、自分の中にあった「リゾート地沖縄」は一変し、「悲惨な戦争を経験し、今日も米軍基地問題で苦悩する沖縄」が印象として深く残りました。日本で唯一地上戦が繰り広げられ、過酷な状況を経験した沖縄の悲劇は決して風化させてはならない歴史で、「おきなわ平和行動」を通じて、少しでも多くの人に平和の大切さが伝わる事を今後も期待します。  

○平和行動IN広島 秋山幹事(兵教協)


seinensoukai06.jpg 「核兵器廃絶2009平和ヒロシマ大会」のなかでよく耳にしたのは、オバマ米大統領の今年4月に行われたプラハでの演説のことで、普段、戦争や核兵器について余り関心を持っていない私は、その演説が核兵器廃絶の実現に向けた重大な宣言であったことを初めて知りました。
何の予備知識もなく平和行動に参加しましたが、平和呆けしている私は平和の大切さを考える良い機会になり、参加して初めて分かることもたくさんありました。平和行動に参加したものとして、この行動がより多くの組合員の方に参加していただけるように活動したいと思います。  

○平和行動IN長崎 園田副委員長(電機連合)

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仕事で全国各地に行く機会は多いですが、長崎に行くこと自体初めて  の経験でした。テレビや写真、本などを通してこれまで見たり、聞いたりはしていましたが、実際に生で見たり聞いたりすると原爆の恐ろしさを改めて実感させられました。もし自分自身が被爆していたら・・と考えると言い表すことの出来ない恐ろしさ、命の大切さを思い知らされ、今まで心のどこかで他人事のように考えていた自分が少し恥ずかしい思いにもなりました。それでも時間が経つと風化され、平和に対する意識が薄れていきそうな気がしますので、今後も何らかの形で平和行動に参加し続け、この時感じた思いを忘れないようにしたいと思います。 

○平和行動IN根室 明石幹事(電力総連)

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今回の平和行動を通じて今までは北方領土返還という事を言葉でしか知らなかったが、現地を訪れはじめてその言葉の意味というものを理解することができた。この問題はただの領土問題ではなく、日本に生まれながら自分の生まれたところに帰れない人がいるということ、元島民の方の高齢化も進み一刻も早い解決が必要な問題であると自分の中で理解しました。僕らができることはこの領土問題を理解し、次世代へ語り継ぐこと、なおかつ日本の領土を取り戻すんだという気持ちをこれからも持ち続けないといけないし、三.五島返還という妥協ではなく、断固として四島一括返還を求めて平和的解決ができるよう友愛精神をもつ連合のもと労働組合として今後も取り組まなければならないと思いました。
 


[第2部] 第20回定期総会

■議長選出■ seinensoukai09.jpg

◆総会は、園田副委員長(電機連合)の開会あいさつで幕をあけ、総会議長に林代議員(フード連合)を選出しました。
(写真:林総会議長)

 

■委員長あいさつ■

◆西風辰昭(情報労連):委員長が青年委員会を代表してあいさつし、つづいて辻芳治:連合兵庫事務局長があいさつを述べました。

 連合兵庫 青年委員会委員長:西風 辰昭


seinensoukai10.jpg ◆本総会の開会にあたり、主要な課題に絞り所信の一端を申し述べ、総会論議に供したいと思います。
①第45回衆議院選挙の取り組みについて
 今夏に施行された第45回衆議院選挙では、民主党が308議席を獲得し、私たちの念願であった政権交代を成し遂げて、国民の手に政治を取り戻すことができました。
 鳩山政権が発足して3カ月、これまでの自民党政治の膿を出し、日本経済を立て直す非常に重要な政治運営を鳩山政権が担われていますが、私たち労働組合は、引き続き、民主党の最大の応援団として積極的に主たる政策を支持するとともに、青年委員会としても来夏の第22回参議院選挙、いわゆる水岡選挙の取り組みをはじめ、労働組合としての役割を果たすべく取り組みを推進したいと思います。

②来年に戦後65年の節目を迎えるにあたっての平和活動について
連合兵庫は戦争の悲惨さ、平和の尊さを正しく後世に伝えるために、連合兵庫の各構成組織および地域協議会に対し平和行動への参加を広く呼び掛けるとともに、毎年、連合本部が主催する沖縄、広島、長崎、根室の平和四行動に参画し、3年前から青年委員会の幹事を各平和行動へ派遣し、青年の立場からも積極的に活動を展開しています。
 これら活動の重要性を再認識し、来年の戦後65年の節目を迎える平和活動では、青年委員会としても連合兵庫が主催する平和学習会等に積極的に参画するとともに、各平和行動に対しても、これまで以上に参加体制を構築したいと思います。
 本日の総会の第一部で、平和四行動の活動参加報告がありましたが、平和四行動を青年委員会の幹事だけが参加するのではなく、より多くの組合員の皆さんに参加していただけることを期待しています。

◆本年で連合運動は20周年を迎えますが、その親組織の運動と同時に連合青年活動も20周年を迎えます。
 連合兵庫青年委員会は発足当時から、「全員参加型の取り組み」という考え方を一貫し、参加者の皆さんに活動に参画してもらい、活動内容をみんなが考えて行動し、みんなで楽しんで、学んで、今後の活動につなげる取り組みを重ねてきました。
 今日の連合兵庫青年委員会活動では、参加者全員に楽しんでいただいた交流会や、全員参加の学習会など、非常に充実した取り組みを行うことができましたが、引き続き、更なる活動の充実・発展を祈念する観点から、これまでの「全員参加型の取り組み」の考え方を踏襲し、より seinensoukai11.jpg いいものを、よりいい取り組みとなるよう、今後も各種取り組みの開催にあたって、創意工夫して充実・強化を図りたいと思います。青年委員会は皆さんの参加、アイデアがあって活動が成り立ちます。幹事会の運営も然ることながら、引き続き、各種活動にご理解いただき、更なる活動の充実に向けてご協力をお願いします。 

連合兵庫事務局長:辻 芳治

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 連合は1989年11月に結成されて、20年の節目をむかえました。
 20年前の話ですので皆様もまだ幼少時代だったと思いますが、それ以前の労働団体というのは考え方が違ったり、支持政党が違うということでいくつかの団体に分裂していました。それを同じ働く仲間だということで、組合役員の方や諸先輩方が連合という我が国最大のナショナルセンターを結成され、20年間の運動を続けてまいりました。
 その20年という記念すべき節目に、結成時からの念願でもあった『政権交代』が実現しました。我々が知らずの間に支払う税金がどのように使われているのか、誰のために使われているのか等多くの不満ももちながらも、民主党とは政策の基軸もあうということでこれまで応援を続けてまいりました。ただ大切なのは政権交代をしたということで、むしろこれからが新たなスタートラインに立ったということで、我々が求めることを民主党政権で実現してもらいたい一心であります。
 連合は、全勤労者の2割の組織率という状況の中で、組織された労働者だけがよければいいということではなくて、組織拡大で仲間を増やすという取組みを最優先で行い、働く立場に立った政策実現をめざしていきます。
 連合兵庫の青年委員会も20年をむかえられたということで、若い皆様方の単組支部の垣根を越えて、広いネットワークの中で活動をすすめてきていただきました。
 これからも、出身組織の中で積極的により多くの皆様に参画していただきたいと願っております。     

 

  

 ■来賓あいさつ■

seinensoukai13.jpg ◆来賓出席いただいた井戸まさえ衆議院議員の秘書の福永様と、向山好一衆議院議員の秘書の保田様より激励のあいさつをいただき、司会より祝電・メッセージを披露し、感謝の拍手を送りました。
(写真左:保田秘書 右:福永秘書)


■総会役員選出■

◆議長より議事運営・資格審査委員会委員として、岩田幹事(都市交)・多禰事務局次長(基幹労連)・藤幹事(UIゼンセン)・井上幹事(兵教協)・川村幹事(自動車)・明石幹事(電力総連)・大篠副委員長(JR総連)が選出されました。

■役員・代議員出席報告■

◆議事運営・資格審査委員長の岩田幹事より、本日の定期総会の役員・代議員の出席報告がなされました。召集人員は役員29名、代議員70名の計99名で、青年委員会会則第7条第3項で、総会の成立は召集代議員3分の2以上となっており、出席人員は代議員50名(役員18名)で成立条件を満たしている旨が宣言され、満場の拍手で確認されました。

■活動経過報告■ 内容省略

■活動報告■ 内容省略

■活動総括(案)について■

◆小西宏典:事務局長(兵教協)が一括報告し、満場の拍手で承認しました。

◆連合兵庫青年委員会は、昨年の第19回定期総会において、連合本部の「青年組合員が連合運動へ積極的に参加するための環境づくり、青年活動を通じた労働組合運動の活性化をめざした方針」に基づき、『青年組合員のニーズに対応した、新たな運動と活動を創造し、リーダーの育成、ネットワークづくり、組織強化拡大に向けての活動を推進』を行動指針として活動にとりくんできた。

◆青年活動の前進に向けて ①青年活動の活性化、②青年の総合生活向上にむけた政策・制度要求と課題、③学習活動の推進、④文化・体育・レク活動の推進、⑤社会参加活動の推進、⑥国際連帯活動の参加等の課題について、三役会議・幹事会・教育イベント委員会で協議し、各構成組織からの意見・要望を可能な限り具体化する姿勢で活動をすすめてきた。

◆また、各活動において、青年委員会役員である幹事が、さまざまな役割を分担し、参加体験型を中心とした活動を通して、連帯と活動目的の共有化を目指した。合わせて、連合兵庫主催の行動に対しても青年委員会として積極的に活動の一躍を担ってきた。

◆2009年度の学習・教育活動は、次代を担う青年組合員としての基礎的な学習と見識を広めるという役割があり、青年委員会では教育・イベント委員会、幹事会において、その内容を協議して開催した。

■活動方針(案)について■

提案者:小西宏典:青年委員会事務局長(兵教協)

第20期(2010年)活動方針(案) 

はじめに
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 連合は、連合青年委員会(青年活動)のあり方について検討を重ね、これまで中心となって連合青年活動を担ってきた「連合青年活動推進プロジェクト」を発展的に解消し、若者(青年層)の意見・声を今まで以上に反映させる場として『青年活動委員会』の設置を、連合本部第10回定期大会の運動方針で確認した。
 
『青年活動委員会』は、連合運動のさらなる活性化を目的とし、連合運動の継続・発展をめざして、連合運動への青年組合員の参加促進、次代を担うユニオンリーダーの育成、青年相互のネットワークの強化をはかる。
 また、青年をとりまく問題把握と解決能力向上、社会活動、国際労働運動の参加を柱にとりくみをおこない、青年組合員が連合運動へ積極的に参加できるための環境づくり、青年活動を通じた労働組合運動の活性化をめざす活動が展開される。
 連合兵庫青年委員会は、青年組合員のニーズに対応した新たな運動と活動を創造し、リーダーの育成、ネットワークづくり、組織強化、にむけて活動を推進することとし、【 ①青年活動の活性化、②青年の総合生活向上にむけた政策・制度要求と課題、③学習活動の推進、④文化・体育・レク活動の推進、⑤社会参加活動の推進、⑥国際連帯活動の検討】等の活動目標・課題について、三役会議・幹事会・専門委員会で協議し活動をすすめていくこととする。また、男女共同参画社会の実現と地域活動や社会活動への参画をめざし、関係組織・委員会等とも連携しつつ交流活動を中心に取り組むこととする。

1.青年活動の活性化

(1)構成産別、単位組合、地方本部、支部、分会、などにいたるまで青年組合員の活動機関である青年組織の整備・拡充をはかる。
(2)地域における青年活動を強化するため、今後も連合兵庫各地域協議会に青年組織を設置していただくよう要請していく。
(3)連合兵庫の関係する各種専門委員会と連携し、相互交流をはかり男女共同参画社会の実現にむけてとりくんでいく。
(4)地域における青年層のネットワークを築くとともに、連合近畿ブロックとの交流をはかり、青年会議にも積極的に参加する。また、全国的な青年の連帯を深めるため、連合『青年活動委員会』の活動等に積極的に参加していく。

2.青年の要求と課題

(1)格差拡大の社会の是正、雇用の質の安定確保、賃金の維持・向上、雇用増に結びつく労働時間の短縮等の労働諸条件改善のため「2010年春季生活闘争」に積極的に参加する。
(2)「仕事と生活の調和を目指す」男女共同参画社会の実現にむけて、関係の各種専門委員会と連携を深め、運動を実践する。
(3)21世紀の組合活動の担い手として、組合活動の認識、意識の向上等を図るとともに、青年層をとりまく課題についても連合中央とともにとりくんでいく。
(4)予想される首長選挙、地方議会議員選挙、さらには第22回参議院議員選挙においては、「連合の政治方針」を基本に、民主党を基軸とした連合兵庫の政策を実現する候補者の必勝をめざし、意思統一をする。

3.学習活動の推進

(1)青年組合員リーダーの育成と強化を目的に、交流会、セミナー、学習会など企画し開催していく。
(2)連合運動、労働組合運動に必要な知識、教養、行動力を身につける青年向けの学習会を実施する。
(3)青年層をとりまく職場実態や職業意識を把握し、交流を深める活動を検討していく。
(4)「核兵器のない21世紀」の実現をめざし、連合平和行動に積極的に参加していく。
(5)青年委員会機関紙(情報:連合兵庫ホームページ)等を発行する。

4.文化・体育・レク活動の推進
(1)構成産別の青年の連帯強化にむけて、文化・体育・レク活動など参加しやすいイベント活動を企画し実施していくこととする。
(2)連合兵庫のもちつきフェア、メーデー、イベント等に積極的に参加していく。

5.社会参加・ボランティア活動の推進

(1)連合「愛のカンパ」「平和運動」に構成組織(産別)を通じ積極的に参加していく。
(2)社会貢献活動の一環として、ボランティア団体とも連携して、活動に参加、協力していくこととする。
(3)環境を守り、地球にやさしいくらしをする運動を検討しとりくんでいく。
(4)連合地域協議会のクリーンキャンペーンに参加、協力していく。

6.国際連帯活動の検討

(1)連合の方針を踏まえ、国際的な連帯、交流ができる環境づくりを推進する。
(2)国際連帯・交流の活動の視点を広げ、兵庫県内、地域での活動を検討していく。
(3)連合兵庫青年委員会独自の国際交流については、国際的視野を広げるため、連合近畿ブロック、連合兵庫執行委員会の指導と構成産別の協力を得ながら検討していく。

 また、2009年から2010年にかけて、連合兵庫結成20年を迎える年であり、全国・近畿ブロックをはじめ、連合兵庫と連携しながら積極的に事業へ参加していく。

 2010年10月7日~9日にヤマハリゾートつま恋にておこなわれる予定の「連合ユースラリー」には、近畿ブロックのなかまとともに準備をすすめ、積極的に参加していく。

 さらに、連合近畿ブロック第6回ユースラリーへの準備をすすめていく。

 上記活動の具体化については、年間活動の中で、三役会議・幹事会・専門委員会で協議検討していく。 

 ■新役員の選出■

◆新役員の選出について、役員選考委員会委員長の柳田幹事(JAM)が提案し、満場の拍手で選出しました。

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■退任役員あいさつ■

◆今期で退任される役員のうち、当日出席されていた6名の方からごあいさつをいただきました。

○山口俊哉:前副委員長(フード連合)
◆2年間青年委員会でお世話になりました。これからの青年委員会の活動も期待しています。  

○小西宏典:前事務局長(兵教協)
◆連合運動は人とのつながりと、自分自身の学習の場であると思います。これからも陰ながら活動を支えていきたいです。
○秋山栄作:前幹事(兵教協)
◆青年委員会では、他の組織の方と親睦ができ交流を深めあえてよかったです。
 
○明石紘一:前幹事(電力総連)
◆青年委員会役員・幹事、連合兵庫の皆様、短い間でしたがありがとうございました。
 
○柳田薫:前幹事(JAM)
◆1年間でしたが、色々なイベントに参加し他業種の方と接する事ができてよかったです。またこの学んだ活動を出身単組に広めていきたいです。
 
○小倉栄治:前幹事(情報労連)
◆色々な活動に参加し、たくさんの方に出会う事ができよかったです。
これからも参加者として青年委員会の活動に参加していきたいです。
  
○上野勇治:前幹事(自治労)
○山口泰弘:前幹事(基幹労連)
○竹田侑弥:前幹事(JP労組)
○恵原正之介:前幹事(JEC連合)
  

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※今期で退任された全役員の皆さんには大変お世話になりました。
有難うございました。
 

 ■閉会あいさつ■

◆大篠副委員長(JR総連)が閉会のあいさつを述べ、第20回青年委員会定期総会の幕を閉じました。