森本洋平会長ブログ.com
09/11/25(水) ダイエットもほどほどに
◆連合兵庫の定期大会も終了して、最近は各地方協議会や構成組織の 大会出席などで、ブログも一週間近く書いていませんでした。(嫌な話題が多すぎた関係?)
◆最近メタボの定義である腹囲について、「85センチ以上」という判定基準について色んな論議が出ているようですが、私もその生活習慣病の元凶であるメタボ体型になって久しく、何とかしなくてはと思いつつ、ついビールに手が出てしまいます。
◆しかし、病院の先生に面白いお話を伺い、なるほど人の体とはそういうものなのかと感心させられました。確かに内臓脂肪が蓄積することは体にとって喜ばしいことではないけれど、年齢とともに脂肪がつくことは自然の摂理でもあって、ある程度の皮下脂肪で内臓が冷えてしまうことを防いでいるとのことらしい。
若いころと違って、無理なダイエットは逆に体質を弱らせることに繋がりかねません。適度な運動と規則正しい生活習慣で適度な脂身を持っておくことも、長生きに必要なのかも知れませんね。
◆そういえば最近、政府も国民に見えるような格好で予算ダイエットに乗り出しているようで、大きな話題になってます。
予算策定に当たって、国の事業に無駄がないか、必要なのか又は縮減できないのか、「事業仕分け」なる会議を行っているようです。法的な拘束力はなく最終の予算策定は政府が決定するとのことですが、私たちの納めた税金をどのように使うのか、国民に見える形で論議することには大きな意味があると思います。
◆但し、先ほども申し上げましたが、必要以上のダイエットとか、必要な脂肪まで取り除いてしまうことは、本当に体に良いことなのかしっかりと検証して欲しいと思います。将来の日本にとって必要不可欠な研究・科学分野や先端研究事業にまで手をつけることが必要なのか、禍根を残さないようにお願いしたい。
◆次世代スーパーコンピューターの開発費凍結や、スプリングエイトの運営費の大幅縮減など、中長期的な科学技術にまで手を付けるのはいかがなものか。
◆聖域なき事業仕分けとの考え方は理解するが、少々乱暴な気がしないでもありません。どんなに厳しい時代でも、人の営みが存在する限り、将来に「夢と希望」が持てる事業には配慮されるべきと思いますがいかがでしょうか。
◆今日の言葉 尺を枉げて尋を直す(しゃくをまげてじんをなおす)
小さいことは犠牲にして、大きいことを伸ばす。小利を捨てて大利を取ること。
尺は一尺、尋は両手を広げた長さで、釣りでよく使う単位。「ひろ」とも読む。
囲碁や将棋などでは、この考え方の鋭い者のほうが上達が早いとされている。
(森本洋平)