森本洋平会長ブログ.com
09/11/06(木) 左右の対決?
◆今日は、笑い話のようで決して笑えない、冗談話のようで決して冗談で済まされないような 、生活に密着した重要なお話を紹介してみたいと思います。
◆韓国政府が10月から、鉄道や地下鉄、空港などの公共交通施設で、歩行者の「右側通行」実施に乗り出したとのニュースが新聞に掲載されていました。
◆第2次大戦後、韓国では駐留米軍によって車両通行が右側に改められたが、歩行者は左側通行のままだったようで、今回歩行者も右側通行に統一されるそうです。
◆対面通行でなく、同じ右側通行にすることで交通がスムースになり、歩行速度が速くなり、衝突回数も減少するとの試算をしているようですが、「長年の習慣を変えるのは難しい」との声も聞かれているようです。
◆日本はご案内のように、「車は左、人は右」の対面交通となっています。但し私も不思議に思っていたのですが、駅構内や公共施設の中ではバラバラのような気がしていたのです。よく観察してみると、どうやら左側通行の方が多いように見受けられます。駅などでは、どのような基準で決めているのでしょうか。
◆子ども達の素朴な疑問として、「どうして駅では左側通行なんですか」との質問があったときに、先生方はどのように答えているのか訊いてみたくなります。
◆日本も昔は歩行者も左側通行となっていたようですが、戦後、車が左であったことから、お互いが良く見えるように人は右の対面交通になったようです。
◆駅などは、昔の名残で左側通行用に設計されていることから、人の左側通行が多いと言われているようです。今回の韓国の変更を見守って見たいと思います。
◆国際的には、三分の二程度が車は右、人は左。三分の一程度が車は左、人は右だそうです。今となっては、国際統一なんて無理なんでしょうかね???
◆ちなみに、飛行機や船舶は世界統一で右側通行です。江戸時代では人を右側通行にすると、武士の刀が触れ合う恐れがあり路上での斬り合いが起こることから自然に左側通行になったと言われているそうです。時代劇を見るときも、そのような意識で見れば結構面白いと思いますが如何でしょうか。
◆今日の言葉 「十日の菊六日の菖蒲(とおかのきくむいかのあやめ)」
時期遅れで間に合わず、何の役にも立たない手遅れの意味。菊は9月9日重陽の節句で、菖蒲は5月5日の端午の節句で必要なもの、一日遅れで間に合わず、役に立たないこと。トイレに行ってて指定の新幹線に乗り遅れても文句は言えませんよね。(ちなみに菖蒲は「しょうぶ」とも読みます)