森本洋平会長ブログ.com
09/10/26(月) 社会の公器として
こんにちは、ご無沙汰していました。
◆神戸市長選挙があり、例によってあらぬ誤解をまねかないようにアップしていませんでしたが、今日から再開させていただきます。
◆神戸市長選挙は連合が推薦した矢田候補が三選を果たしましたが、内容は決して満足できるものではなく、多くのご批判もいただいたと思います。この民意を真摯に受け止めて、矢田市長とともに「協働と参画」で、今まで以上に市民の声を大切に「安心・安全・元気」な神戸市を創っていきたいと思います。
◆10月8日・9日と連合本部の第11回定期大会に出席してまいりました。
今までと大きく違って来賓の顔ぶれは、政府を代表し「鳩山総理大臣」「長妻厚生労働大臣」が出席され、民主党からは「輿石代表代行」、社民党から「福島党首」、国民新党から「亀井代表代行」という豪華な顔ぶれでした。
◆このような状況を実際に自分の目で見ていると、改めて政権交代が実現したんだという実感が湧いてくると同時に、政権与党と直接の論議ができそうで、より着実に政策制度課題が前進するのではないかと期待いたします。
◆また、高木会長は挨拶の中で次のようなメッセージを出されました。
「時代が変わり、人が変わろうとも人間の労働という営みはなくならない。労働組合は社会の公器であり、その社会的存在として、いろんな観点から期待されている」と前置きされ、4点にわたってその考え方を述べられました。
第一は、「労働は商品ではない」という「働き甲斐のある人間らしい仕事(デイーセントワーク)」を実現する、労働の尊厳の守り手としての期待。
第二は、組合員をはじめ勤労国民の生活の安定と諸権利の改善への期待。
第三は、日本社会の健全かつ民主的な発展へ牽引役としての期待。
第四は、平和を維持するための運動に関する期待。
があると述べられました。
全く同感で、私たちもその期待に応えるべく運動を展開してまいります。
◆今日の言葉 「適者生存(てきしゃせいぞん)」
生物は強いものが生き残るのではなく、環境に適応したものが生き残り、適応できないものは滅びるということ。一般的にはダーウィンの進化論で有名だが、実際に言ったのはイギリスの哲学者ハーバード・スペンサーの生物進化論。
(森本洋平)