森本洋平会長ブログ.com
08/06(木) 祈りの夏
◆1945年8月6日午前8時15分、米軍爆撃機B29「エノラゲイ」から人類史上初めての原子爆弾が広島
に投下されました。続いて8月9日には、同じくB29「ボックスカー」から長崎に。
一瞬にして広島市を焼け野原にし、多くの犠牲者を出した日から64年が経過いたしました。
◆今日は早朝から64回目の「原爆死没者慰霊式・平和記念式」が営まれています。
被爆者・遺族の方々、麻生総理や民主党の鳩山代表、デスコト国連議長など5万人が参列し、諸外国の大使などが出席し、冥福と世界平和を祈りました。
◆毎年、広島平和宣言が出され全世界にアピールされます、被爆国としての責務として非常に大きな役割であると思います。それとは別に、私は「こども代表、平和への誓い」が出されるのを楽しみにし、感動しながら読み返しています。
ともすれば風化しそうになる、「戦争の愚かさと、平和の尊さ」を、特に若い方々に是非知っていただき、後世に伝えていただきたいと考えています。
◆連合兵庫は6月から平和行動に入っています、6月の沖縄平和行動に続き、今月の広島・長崎の平和行動、そして9月の根室の平和行動へと続きます。
◆このタイミングで、麻生総理は原爆症訴訟を全面解決すべく、敗訴原告も含め事実上の全員救済の方針を発表すると新聞に掲載されていました。今日まで、長い時間を掛けて争ってきており、亡くなられた方々も相当数おられる現実を考えれば遅きに失した感じがするのは私だけではないと思います。
◆衆議院選挙を控えたこの時期に行うのは、選挙対策と言われても仕方の無いところ、8月の記念日だけがこの種の問題を考えるときでは決して無いはずです。オバマ大統領は道義的責任はあると言われたが、核廃絶に向けてどれだけ国際世論を喚起できるか、日本も重要な役割を担っていると思います。
改めて、平和の尊さを一人ひとりが認識し、確認しあう夏にしたいと思います。
◆今日の言葉 「今日の一針明日の十針(きょうのひとはり あしたのとはり)」
時宜を得た速い処置は、後の手間を省くということ。影響の少ない事象であれば、大きな問題にならないかも知れないが、勝負事や選挙のように二者択一の事象では、先手必勝が原則。衆議院選挙も同様ですぞ。(油断大敵)
(森本洋平)