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森本洋平会長ブログ.com

07/31(金) 翼を下さい

「今私の願い事が  かなうならば  翼がほしい aozora090731.jpg
  この背中に鳥のように   
白い翼  つけて下さい
  この大空に 翼をひろげ  飛んで行きたいよ
   悲しみのない  自由な空へ  翼はためかせ  行きたい」

◆「翼を下さい」という歌の歌詞ですが、私の若いときのフォークソングで好きだったのですが、最近バージョンを変えて川村カオリさんが歌っていました。

  川村カオリさんは、乳がんと戦いながら歌手として歌い続けていましたが、先日亡くなられました。その姿はNHKにも取り上げられ、最後となったステージにはお嬢さんを招いてコンサートで歌っていました。途中でお嬢さんは観客席から舞台袖に上がり、涙をながしながら母の魂の歌を聞いていました。

  残念ですが「癌」と「人」との闘いは永遠に続くことでしょう。私も4人兄弟の末っ子ですが、上の兄二人を「肝臓癌」と「大腸癌」で亡くしました。

  お嬢さんの心中を思うと慰めようもありませんが、お母さんの生き様というか、癌から逃げずに闘い通した姿は永遠に記憶の中に刻み込まれた事と思います。
 
まさに、翼をひろげ悲しみの無い自由な空へ行ったのでしょう。(合掌)

◆それにしても、日本の医薬品の承認の遅いこと、欧米に比べると格段の差があります。たしかにサリドマイドのように副作用についての確認は大事でしょうが、こと「癌」と言う病気は死と隣り合わせである現実を見るべきと思います。

   これも、先日NHKで放送されていましたが、抗がん剤の新薬がアメリカで承認され日本でも試験的に使用されていましたが、保険外で月に60万円もかかり大きな患者の負担になっていたそうです。それが今年やっと承認され保険適用となり、月5万円程度となったと放送されていました。

  合わせて、「癌」は今や死因のトップです、早期発見が治癒の第一条件です。癌検診に対する啓発や支援策や補助について、国も真剣に考えていただきたいと思います。皆さんも早期発見のための定期検査をしていただきたいと思います。
 
特に、女性の乳がん検診は必要です。マンモグラフィー検診を受けましょう。


◆今日の言葉   「肝胆相照らす(かんたんあいてらす)」

  お互い、腹を割って論議をし、心の底まで打ち明けて、深く理解し交際すること。肝胆とは「肝臓」と「胆嚢」のことで、中国故事では、転じて「心の奥底」「真心」の意味となる。構成組織内の関係も、こうあるべきだと思います。

 (森本洋平)