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青年委がユースセミナー開く

青年委員会2009ユースセミナーをひらく

◆青年委員会は、6月9日(火)に、神戸地方裁判所他で2009ユースセミナーを開催 saiban3254.jpg し、青年委員会役員、一般参加者合わせて34名が参加しました。
◆今回のセミナーでは、5月21日にスタートした裁判員制度をテーマに取り上げ、同制度への理解を深めるとともに、裁判員に選ばれた際の職場の体制などについて意見交換をおこないました。
◆セミナーの第一部は裁判所内でおこなわれ、参加者一同は、まずはじめに、裁判員候補者待合室で担当者より裁判員制度の概要について説明を受けました。(内容については以下のとおり)

①刑事裁判に参加し、裁判を身近で分かりやすいものにすること、司法に対する信頼を向上させることが目的であること

②6人の裁判員と3人の裁判官が刑事事件(殺人・強盗・誘拐・放火など)の裁判に立ち会うこと

③裁判員等になる確率(約5,000人に1人:裁判員候補者になる確率は約400~800人に1人)

④裁判員等選任手続きの流れについて saiban3247.jpg

⑤手当や交通費について


◆次に、DVDで saiban3250.jpg 「審理」の法廷部分を鑑賞し、事例を通して実際の裁判の流れについて学習しました。
◆つづいて、予定していた実際の刑事裁判の傍聴が都合によりできなかったため、使用していない法廷の中を案内していただき、裁判官、裁判員、被告人が座る椅子、傍聴席などを見学、法衣も試着するなどして、法廷内には参加者からの熱心な質問が飛び交っていました。
◆セミナーの第二部は、裁判所から別会場へ移動し、小グループに分かれて、先ほど見たDVDや裁判所内の見学とおしての感想や、裁判員制度にともなう職場体制の現状等の意見交換をおこないました。
◆ほとんどの参加者が裁判所を見学するのは初めてだということで、裁判員制度や裁判そのものについても、今回実際に現地ををおとずれ、知識を得ることがたくさんあったとの声が多く聞かれ、『法廷内が見られて身近になったので良かった』『兵庫県では年間約12,500 saiban3262.jpg 人が候補者。自分が選ばれる確率は低いようだ。』『守秘義務を守るのは、相当難しいと思う。』などの感想が寄せられました。また、裁判員に選ばれた場合の職場での休暇の取り扱いや、裁判所からの日当についてなどの意見交換をし、セミナーを終了しました。
◆青年委員会では、今後もさまざまな機会を通して学習を深めるとともに、職場の実態などの意見交換ができる場をつくっていきたいと考えています。