森本洋平会長ブログ.com
０６/１７（水） 死なないでください
◆「県内自殺者を平成２８年までに千人以下に」との新聞記事が出ていました。
平成１０年以降、１３００人～１４００人台と高い水準で推移していることから、兵庫県は知事を本部長とする「県自殺対策推進本部」を新たに発足させました。
◆年代別の傾向では、約半数が３０歳～５０歳台であり、６０歳以上も３６％を占めており、２０歳代では死因のトップとなっています。
また、自殺の原因も健康問題に次いで、経済問題が２位となっているとのことで、ここにきての世界的不況の影響や、従来からの格差問題との関連が心配されます。
この数字を単純に割り戻すと、１日平均３．５人以上となり、年間３万人という全国平均（３万人÷３６５日÷４７都道府県＝１日平均１．７５人）を残念ながら大きく上回っていることになります（ただこの問題について数字だけで論じるのは相応しくないとは思いますが）。
自殺は待ったなしの大問題であり、十分な対策が必要と思います。
◆県としても、理解促進のための講座開催や、キャンペーンの実施、基金の設置をはじめ、電話相談やサポートステーションへの支援など、心の健康保持対策を進めているとのこと。実効が上がることを祈りを込めて期待したいと思います。
◆私たちも、自分だけの目線ではなく、周囲への「目配り・気配り」を忘れないようにしたいものです。人への思いやりを忘れないようにしましょう。
従来からよく言われる言葉ですが、「人の命は地球より重い」との考え方を素直に受け入れること。
それと、「あなたの命は１億４千万分の１ではない、ご両親やご家族、友人や恋人からすれば全とも言える存在で、辛い思いや悩みを一人で抱え込まずに誰かに話して下さい、心を開いてくれることを期待します。」こうした呼びかけを絶えず発信していきたいと思います。
◆１８日より、兵庫県知事選挙が告示されます。公職選挙法にしたがい、知事選終了まで当コーナーも一時休憩いたします。ではまたお目にかかる日まで･･････。
◆今日の言葉 「六分の侠気 四分の熱」
友を持つなら、「義理人情が６分、向学心が４分」の人を択べ、最後は義理人情が大切であると言う意味。「友を択ばば書を読みて、六分の侠気四分の熱」
（森本 洋平）