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森本洋平会長ブログ.com

04/20(月) 『立場を越えて堂々と』

kaichou0029.jpg 先週、17日の金曜日に関西生産性本部の「生産性大会2009」に、出席してまいりました。
今回のテーマは「世界同時不況下における生産性運動の役割と意義」と題して、労・使・学識からの提言を行うものでした。論点の中心は「生産性3原則の今日的意義」についての、それぞれの立場からの問題提起でした。


レンゴー株式会社の社長でもある、大坪会長は経営者の立場から、「今求められている経営のイノベーションとは」との考え方から、生産性三原則については、原則は原則として尊重しつつも、他に柔軟な考え方はないかとの提起であったように思いました。ちなみに、レンゴー株式会社は今年、派遣社員全員を正規社員に採用替したとのこと、他の企業も見習ってもらいたいものです。


続いて、連合大阪の会長である、川口副会長から「労使関係に求められるもの、今日における生産性三原則の意義について」、新自由主義的な手法だけでは健全な労使関係は維持できない、日本や企業の発展に寄与し、現在では定着した考え方である、賃金も上昇し豊かになってきたと、1955年に出された「総同盟の八原則」も引き合いに出して、その意義について強調された。


立場の違いはあると思うが、重要なことは「雇用の維持・拡大」「公正な配分」をどのように実現していくのか、そのことを抜きには検証や議論はできないのではないかと思います。労働側もマスコミや有識者の論に振り回されることなく、反論すべきは堂々と言うべきだと思った一日でした。


又、15日の水曜日には、兵庫高齢・退職者連合の総会に出席し挨拶をさせていただきました、懇親会では諸先輩の皆様から励まされ感謝で一杯です。

これからも宜しくご指導ください、ありがとうございました。


今日の言葉   「親思う 心にまさる親心」
親をいたわる子の気持ちよりも、親が子を思う慈愛の心の方が、より深いという意味。
吉田松陰辞世の句 「親思ふ こころにまさる親ごころ けふの音づれ
何ときくらん」 より抜粋。