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連合兵庫ユニオン単組課題発表会

状況は厳しいが、組合員の幸せづくりを目指して!
連合兵庫ユニオンが第2回単組課題発表会を開催 

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◆連合兵庫ユニオンが、4月19日(日)に、各地域協議会ユニオンの代表とその加盟単組代表を約30名あつめ、ホテル日航姫路で、第2回単組課題発表会をひらき、日頃の組合活動についての意見交換と交流を行いました。


◆課題発表会は、森本ユニオン事務局長(連合兵庫)の司会進行で進められ、まず最初に主催者を代表して、松島U執行委員長(日工労組)があいさつにたちました。

松島:ユニオン委員長 

unionkadai03.JPG ・今年の春闘は、労働者側にとっては非常に厳しい環境の中での取り組みとなっています。
・すでに終結された単組、現在交渉中のところ、これから要求書を提出して交渉に臨まれる単組がありますが、本日の講演「財務諸表の見方と経営分析」を考えていくことは大切なことです。
・これから交渉していく中で、本日の講演の内容を有効活用し、企業の発展、組合員の幸せづくりに貢献することができればいいかと思っています。


◆つづいて来賓として、連合兵庫の土肥事務局長代理があいさつにたちました。

土肥:連合兵庫事務局長代理

・昨年よりの大変厳しい経済、雇用情勢の中での今年の春季生活闘争となったわけですが、4/7時点の全体平均回答額は加重平均で4,766円(1.64%の引き上げ)、300名未満のエントリー組織では6,520円(2.38%)です。妥結では、少し変わって全体で4,818円(1.77%)、300名未満のエントリー組織では4,570(1.74%)となっています。 unionkadai04.JPG
・景気動向については日銀のコメントがありますが、今月17日に白川日銀総裁が「悪化は当面続く」というコメントをだしています。企業は企業努力をしなければならないし、日銀やその他行政機関も最大限の努力が必要になってきます。
・私たち労働組合は、「社会的セーフティーネット」「企業内のセーフティーネット」の問題をこういう時期だからこそ大きく取りあげていく必要があります。
・大変厳しい状況だからこそ二度と安易な構造的変化ということに組みするのではなく、目の前の安心・安全を確保する事が継続的安定の要だという立場から、連帯と連携を深めていく必要があります。
・連合兵庫では昨年「非正規労働センター」を発足させ、当面は情報発信事業を中心に活動をすすめていくことを確認しています。独自のホームページを立ち上げて、非正規雇用で働く人々に関連する法律や、個々の労働者が自分の雇用形態が何にあたるかが分かるような解説ページを設けています。今後とも連合が提唱する「正規も非正規も働く仲間」を合言葉に頑張っていきますので、是非一度ホームページにアクセスしていただいて、お気づきの点がありましたらご意見をお寄せいただければありがたいと思います。[非正規ドットコムURL] http://hiseiki.com/  

[講演] unionkadai.JPG
講演
『財務諸表の見方と経営分析』
講師
前川 敏幸 氏
[社会保険労務士・行政書士]

◆賃借対照表を中心として財務諸表の見方や、「危ない会社のチェックの仕方」など、実戦に役立つ講演を受けました。

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◆つづいての課題発表では、当日参加の各地域ユニオン加盟組合から『業種内容』『今春闘の取り組み状況』『労組における課題』についての報告がありました。その中でも、春闘の取り組みについては、満額回答で妥結ずみの組合もある中で、まだ交渉を続けている組合もあり、それぞれの状況の中での闘いについて報告がありました。

unionkadai07.JPG ◆ある製造業の単組では、「自動車・電機関係が取引先のメインになっていて、昨年10月以降から急激に生産が落ち込み、今年にはいりピーク時の約3分の1の生産減になっている。」「過去2年、収益がダウンしている。収益が上がらない限り交渉も難しい」等、組合活動をすすめていく中での悩みについて意見交換をおこないました。



◆締めくくりとして、森本U事務局長が「連合兵庫ユニオンも4年目になるが、これからも定期的に地域の組合をまわり意見交換をしていきたい」と述べ、発表会の幕を閉じました。