森本洋平会長ブログ.com
04/17(金) 『物も言いようで』
4月は新入社員、新入学の季節。
私の下の息子も今年から社会人として、朝早くに出勤している。
高校時代から、あまり話しをしたこともなく、東京の大学に行っていた関係で帰ってきたからと言って、取り立てて話をしているわけでもな い。
そのうち、社会人の常識について相談があれば、私の経験談でも話をしようと思っているが、親の取り越し苦労かもしれない。
我々、労働組合も職場の人間関係や、長時間労働の問題、メンタルヘルスなど含めて、注意しつつ一日も早い戦力となるようバックアップしたいものです。
そういえば、私が労組専従役員になったころの研修で、リーダーとしての叱り方、注意の仕方について印象深い話があったので紹介いたします。
社長が社有車の運転手へ注意するお話。
A社長の場合:
「君は何年運転手をしているのかね、どう見ても車間距離がとれてない、危なっかしくて安心して乗っていられない。プロなんだから、しっかり運転してもらわなくては困るよ。」
B社長の場合:
「プロだね、申し分のない運転だよ、君にまかせておけば安心して乗っていられるよ。一つだけ言わせてもらえれば、もう少し車間距離を取ってもらえれば完璧なんだけどね、宜しく頼むよ。」
同じ車間距離の問題を注意しても、注意される側の受け止めは随分違うのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
「愛の鞭」が「愛の無茶」にならないよう、新入社員を暖かく見守って育てたいものです。「目配り」「気配り」「心配り」を忘れないようにしましょう。
◆今日の言葉 「物も言いようで角が立つ」
同じことを言うにも、いいかたによって相手の感情を害することもあり、和やかにもなる、話は慎重にしなければならない。