TOP >>NEWS

NEWS

09春季生活闘争総決起集会

『雇用も賃上げも』を貫き社会的使命を果たそう!

 連合兵庫09春季生活闘争 政策・制度要求実現総決起集会 090307kekkisyuukai044.jpg

◆連合兵庫は3月7日(土)、神戸市中央区の東遊園地で『2009年春季生活闘争 政策・制度要求実現総決起集会』を開催しました。◆集会には神戸地区の組合員を中心に約2500名が参加、『総 090307kekkisyuukai091.jpg 決起集会決議』と『集会アピール』を採択し、雇用確保と賃上げの実現を求めた闘いのヤマバに向けて、全力で闘いぬくことを誓い合いました。◆なお、この集会の前段には、官公部門連絡会による『労働基本権確立をめざす兵庫県総決起集会』が隣接の噴水公園で、また決起集会と同会場で交通運輸部門連絡会によるトラック・ハイヤー・タクシーによる車両パレードの出発式が行われました。◆さらに同日、女性委員会が国際女性デー連帯行動として、三宮センター街東口で街頭行動を実施しています。

090307kekkisyuukai029.jpg
集会議長の丸山:神戸地協副議長 

 

 



◆総決起集会は森脇:副事務局長の司会で進行し、冒頭、集会議長に丸山:神戸地協副議長(UIゼンセン同盟)を選出して幕を開けました。

 

 ◆つづいて、森本:会長が主催者を代表してあいさつを述べ、「危機こそチャンスととらえ、気概をもって戦い抜いていこう!」と力強く結んで万雷の拍手を浴びました。

 2009春闘総決起集会あいさつ

連合兵庫会長 : 森 本  洋 平

  本集会は連合兵庫の仲間だけでなく、全ての勤労者とともに「心合わせ、力合わせ」を行い、閉塞感にあえぐ社会状 090307kekkisyuukai035.jpg 況を打破し、日本経済の復活に向けた新たな展望を開くことを目的として開催させていただきました。 

  今年も本集会に交運労協の仲間の皆さんによる、「車両パレード」を実施していただけることになっています、行き過ぎた規制緩和の大きな影響を受け、筆舌に尽くし難い厳しい状況の中、怒りを込めて先頭に立って協同行動を実施していただけることに、敬意を表するとともに、御礼を申し上げておきたいと思います。

  さて、後ほど2009春闘の状況報告がありますが、総じて大変厳しい交渉になっているとの中間報告がされています、直接交渉に当たっておられる役員の皆様の健闘に敬意を表すると同時に、今が胸突き八丁、踏ん張りどころと認識し、組合員の期待にこたえるべく、終盤に向けての頑張りをお願い申し上げておきたいと存じます。

  ご案内のように、今、日本の経済雇用状況は、未曾有の危機的状況にあります、そのような中、今次春闘は、たんに今回の不況をどう乗り切るかという短期的な視点でなく、日本の経済・雇用状況をどう修復し、再生していくかという、マクロの論点での労使協議が不可欠であり、日本の労使関係の真価が問われていると思います。

  今次春闘のポイントの一つは、「雇用の安定」に向けた取り組みにあります。昨年来、「派遣切り」「雇い止め」などが横行し、現状の雇用情勢に深刻な影響を与えています。2月の調査で雇用を失った労働者は、3万3千人増えて、15万8千名となっています。決して、労働者を在庫調整の感覚で解雇させてはなりません。

  労働者一人ひとりに人生がある以上、断じて「調整弁」であってはならず、労働者は物ではなく人間であるということであり、「働く者の使い捨て」は決して許されません。

  この危機的な状況を、労使の信頼関係に基づき、会社が社会の公器として、その責任を果たすべきであり、縮小均衡に陥ることなく建設的な協議を徹底されるよう、要請申し上げておきたいと存じます。

  合わせて、働く者が納得して仕事に取り組めるよう、個別企業での「ワークルールづくり」や「条件整備」などを、労使協議の場でしっかりと確認していただけるよう、お願い申し上げておきたいと思います。

  企業にとっての最大の財産は「人」であると確信いたします。
 
企業の力が発揮されるためには、「雇用が確保され」「労働の尊厳が守られ」「個々の能力や多様な価値観・生活実態に合わせた働き方」ができる職場から生まれるものです。「縮小均衡」では今日の危機は乗り越えられません、企業の求心力を高め「人財」の総合力を発揮することが重要であることも、あえて指摘しておきたいと思います。

  二つ目は、8年ぶりとなる「賃金引上げ」の統一要求です。
 
組合員の切実な要求に対して、現下の経済情勢を理由に、経営側は非常に厳しい姿勢で対応しており、誠意ある協議にまったく応じておらず、多くの企業では賃金カーブの維持さえも困難であるとして、我々の要求にまったく応えようとしていません。

  賃金カーブを維持しないということは、これまで労使で積み上げてきた賃金体系の根幹を崩すものであり、決して容認できるものではありません。 
 
賃金カーブの維持は当然であり、まず、そのことを労使で確認しなければなりません。
 
その上で、生活防衛の観点から物価上昇に見合ったベアを実現し、これ以上の経済・雇用状況の悪化を阻止していかなければなりません。

  公平な成果配分により、国内経済を内需中心の自律的な成長へ導くことが、社会の公器としての企業の責任であり、組合員の厳しい生活実態や、これまでの協力・努力の重みを訴え、不退転の決意で交渉に当たらなければなりません。

  ミクロの論理で「負のスパイラルに埋没するのではなく」、今こそ勇気を持って私たちの思いに応えて、労使の協力で内需を拡大し、景気回復による企業発展を目指すという、「持続可能な好循環型社会」を創るべきであり、日本経済の復活に向けて新たな展望を開くことが、今年の春闘に求められているのです。

  このような状況を踏まえて、連合兵庫は例年どおり中小・地場共闘を中心に闘いを進め、加えて非正規労働者との共闘を強化する意味から、パート共闘の構築・強化を加えた総がかり体制による、相乗効果を求めて戦いを強化してまいります。

  今後、産別縦組織と地方連合横組織の連携を強化しつつ、第1の山場を目指して、格差是正・底上げ・均等待遇の実現に向け、力を結集して戦いを進めてまいります。

  最後になりますが、私たち連合兵庫も労働組合の社会的責任を自覚し、「危機こそチャンス」との考え方で、非正規労働者を含む全ての勤労者との連携を強め、不条理な理論に対しては「怒り」の気概をもって戦い抜くことを申し上げ、主催者を代表しての連帯のご挨拶とさせていただきます。
 
最後まで力強く戦い抜きましょう。

◆森本:会長のあいさつが終わると、ただちに交通運輸部門の車両パレード隊が出発。拍手と波打つ組合旗に送られながら、隊列を組んでアピール行進のために会場をあとにしていきました。

◆そのあと、『2009年春季生活闘争情勢報告』を、辻:事務局長がおこない、「『雇用も賃上げも』を基本姿勢に、3月16~19日の第1次ヤマバに向けて、共闘会議選定の中核組合の交渉に拍車を」と呼びかけ、全組織の結束と、勝利への誓いを再確認しました。

2009春季生活闘争情勢報告

報告者  辻:事務局長

   今次春闘の最大のポイントは、急速に悪化する経済・雇用情勢をふまえた「雇用の安定」への取り組みの強化であり、8年ぶりとなる「賃金引上げ」の統一要求を掲げた闘いであることです。つまり「雇用も!賃上げも!」を求 090307kekkisyuukai039.jpg める闘いということです。

雇用情勢と「雇用の安定」に向けた取り組み

  雇用情勢は、昨年来の非正規労働者の『派遣切り』『雇い止め』から、正規労働者の雇用にも影響がではじめるなど、急速に悪化しており、これまでに経験したことのない水準まで悪化することも憂慮されています。

  また、派遣労働者に関する『2009年問題』が、雇用情勢の悪化に拍車をかけることも懸念されており、まさに、未曾有の危機的状況となっております。

  こうした厳しい状況を受け、連合本部は昨年12月以降、『雇用に関する集中取り組み期間』と位置づけ、関係省庁や経営諸団体への要請をはじめ、緊急雇用相談の取り組みなど、かってない精力的な対策に取り組んできました。

  去る1月15日には、日本経団連とのトップ懇談会において『雇用安定・創出に向けた労使共同宣言』を確認・公表しました。その後、宣言にもとづき、政・労・使が一体となった雇用安定・維持の取り組みについて、協議が重ねられ、3月3日には、それぞれの立場で持てる力を尽くしていくことを『共同提言』として確認し、労使共同して政府への要請を行なったところです。

 その提言では、雇用維持のための環境整備には、雇用調整助成金の要件緩和や内容の拡充、グリーンニューディール政策などの新たな雇用創出策が必要であること等を、政府に追加対策として求めると同時に、『雇用の安定』は企業の社会的責任であることを確認し、労使が合意のうえで、雇用の安定・維持のためのあらゆる施策を総動員して取り組みを進めることにしています。

  私たち連合兵庫も、さる2月27日に開催した『兵庫県労使懇談会』の場で、今次春闘における労使双方の主張について論議するとともに、連合兵庫から兵庫県経営者協会に対して、『雇用の安定・創出に向けた緊急要請』を行ないました。
 
具体的には、
 
①非正規労働者の安易な『雇い止め』『派遣切り』は回避するよう徹底をはかること
 
②新たな採用が見込まれる企業において、中途採用を前倒しするなどして雇用の拡大に努めること
 
③新たな採用情報は早急にハローワークに提供することを求め、「社会の公器」としての役割と責任発揮
 
を強く要請したところです。

「物価上昇に見合うベア要求」について

 ベア要求をめぐる労使交渉の現状は、組合員の生活防衛のための切実な要求に対して、経営側は、急速に悪化する経済環境を背景に、かたくなな姿勢に終始しており、極めて厳しい対立となっています。特に、一部労使では賃金カーブの維持も困難であるとして、我々の要求にまったく応えようとしていません。

   こうした厳しい交渉状況を打破するために、労働側が厳しく追及している点は、いざなぎ景気越えの好景気のときにため込んだ『内部留保』は棚に上げて、現下の厳しい経営環境を前面に、企業側が従来同様に短期利益のみにこだわり『わが社さえ生き残ればいい』というミクロの論理に埋没しているところです。

  そして、『株主配当』をことのほか重視し、長年にわたる配分構造の歪みに目を向けようとしないなど、経営モラルを失ってしまい、労使の基本原則である『生産性三原則(雇用確保・労使協議と合意・公正分配)』をないがしろにしていることです。

  日本経団連は自らの経労委報告のなかで、「社会の公器として日本経済の持続的な発展に尽力する」と表明しています。そうであるならば、まず、日本がいま直面している経済的・社会的な閉塞状況と正面から向き合ったうえで、株主重視・従業員軽視の経営姿勢をあらため、バランスのとれた公正・公平な分配に方向転換し、内需主導型の持続的な経済成長の実現(いわゆる、マクロ経済の回復)に向けて、経営者としての責任を果たすべきです。

  こうした労働側の主張と、組合員の厳しい生活実態やこれまでの企業経営に対する協力・努力の重みを正々堂々と訴え、ヤマ場での経営側の譲歩を引き出すべく、粘り強い交渉で追い上げをはからなくてはなりません。 

闘争体制とヤマ場に向けた取り組み

 今次春闘から、新たに5つの『共闘連絡会議』が設置されています。この共闘連絡会議では、3月中に解決をめざす中核組合の選定を進めてきた結果、合計で300組合を超える状況になっています。

  今後、共闘連絡会議は、これら中核組合を中心に社会的相場形成をはかるため、情報交換を密にしながら自らの力で3月17日~19日の第一のヤマ場に向けて結束をはかり、その役割を発揮するよう最大限努めることにしています。

  また、6年目を迎える『中小共闘』、4年目を迎える『パート共闘』は、それぞれの共闘方針に基づき、第一のヤマ場への対応と3月内決着をはかるよう努めながら、格差是正、底上げ、均等・均衡待遇の実現に向け、産別の指導・支援のもと力を結集して闘いをすすめることとなります。

  最後になりますが、2009春季生活闘争は、このように極めて厳しい情勢となっていますが、今次春闘の大きな意義は、『公正と連帯を重んじる社会への転換』『希望の国日本へ舵を切る』ための第一歩であり、今後へつながる『大きな試金石』となることです。

  そうした意味からも、厳しくかたくなな経営の姿勢に屈することなく、納得できないときは、あらゆる戦術を駆使して闘い抜かなくてはなりません。

  そして、組合員の期待に応えることはもとより、未組織で非正規雇用の働く仲間への波及や、人事院勧告の扱いとなる官公部門への連動を意識するなど、すべての働く者の一体感ある『総決起』で、闘いの前進的な決着をめざそうではありませんか。

  私たち連合兵庫は、全構成組織・地域協議会との連携を強め、『すべての働く者の怒りの先頭に立って』最後まで闘い抜く決意であることを申し上げ、私からの報告・提起とさせて頂きます。
 
共に頑張りましょう!

◆『集会アピール』の採択に移り、篠原:副会長(フード連合)がアピール文を朗読提案、つづいて『2009春季生活闘争決議』の採択に移り、松村:神戸地協議長(情報労連)が決議文を朗読提案、ともに満場の組合旗と拍手による意思表示で採択されました。

集会アピール

 

提案者  篠原:副会長 

  経済・雇用情勢は日増しに深刻さを増している。兵庫県の有効求人倍率は0.62倍まで低下し、さらに低下のきざしを見せている。
  とりわけ全雇用労働者の4割に迫ろうとしている非 090307kekkisyuukai049.jpg 正規雇用労働者の雇用問題は緊急の課題である。

  雇用不安の解消は県民生活の安定にとって根幹の問題であり、法令遵守はもとより、あらゆる施策を総動員して雇用安定の取り組みに全力を上げていかなければならない。

  今、問われているのは、雇用の縮小に歯止めをかけることであり、非正規雇用労働者の契約期間内での契約打ち切りや、一方的な労働条件の改悪を許さないワークルールの構築、そして、職を失った労働者に対する雇用保険をはじめとした、社会的セイフティーネットの再構築を早期に行うことである。

  その実行の有無は、われわれが主張してきた、安定した雇用システムや安心できる社会保障の再構築をはかり、労働者の生活に目配りした「公正と連帯」を重んじる「労働を中心とした福祉型社会」をめざすための大きな試金石といえる。

 われわれは、昨年、連合兵庫非正規労働センターを設立した。

 現下の危機的状況は、効率と競争を最優先し、雇用と生活をないがしろにしてきたことによって、社会不安の増大にともなう経済の収縮がもたらしたものである。

  全ての職場において、雇用形態の如何にかかわらず同じ働く仲間として、格差がもたらす不条理・不合理の解消をめざす統一行動を始めなければならない。

  われわれは、労働組合の有無にかかわらず、全ての職場で労働法制にかかわる総点検活動を呼びかける。

  われわれは、雇用形態の違いによる不合理の解消にむけて、全ての職場、地域から積極的な情報発信と統一行動をもって立ち上がる。

  連合兵庫は、組織された労働組合として、現下の危機的な状況を打破し、希望の持てる安定・安心の社会を構築するため、引き続き、反転攻勢の闘いを大きく進めていくことを、今、総決起集会の名において、ここに宣言する。

  2009年3月7日

連合兵庫2009春季生活闘争 政策・制度要求実現総決起集会

 

総決起集会決議

 

提案者  松村:神戸地協議長 

  われわれは、すべての労働者の「雇用と生活」を守るとともに、2009春季生活闘争における労使交渉の前進と政策・制度要求の実現によって、こ 090307kekkisyuukai053.jpg れ以上の、景気悪化を阻止し社会不安を解消しなければならない。

  社会と生活に安心感がなければ、景気は回復しない。国民生活無視の政策・利益最優先の経済活動は、くらしの安心をきり崩し、経済の悪循環をつくり出してきた。

  国民生活を犠牲にするだけの経済・財政運営を改めなければ、この危機を乗り切ることはできない。今こそ企業は、雇用に対する社会的責任を果たし、長らく続いた配分の歪みを是正しなければならない。また、政府は、内需型経済の確立を図り「労働を中心とした福祉型社会」構築への、政策転換を図るべきである。

 今次闘争は、「賃上げこそが最大の景気対策である」との方針に基づき、賃金カーブを維持した上で、ベアを獲得しなければならない。われわれは、経営者の賃上げ抑制をハネ返し、「賃金も雇用も」との基本姿勢を貫き、不条理な経営論理には怒りをもって闘い抜く。

 加えて、労働時間短縮と割増率引き上げ、企業内最賃協定の締結・引き上げに取り組むとともに、パート労働者等の非正規労働者の賃金引き上げと均等・均衡待遇の実現を追求していく。また、連合の180万人雇用創出プランに基づいた新たな雇用創出と良質な雇用の拡大を実現しなければならない。

  今、日本の経済・社会は、未曾有の危機的状況にある。われわれは「雇用と生活」を守り、安心して働き暮らせる社会を実現するため、不公平税制の是正、信頼できる社会保障制度の確立、競争至上主義や行き過ぎた規制緩和による歪みのある社会構造から、生活者重視の社会へ抜本的な政策転換を図らなければならない。

  そのための政策・制度実現の闘いであり、連合の掲げる政策・制度要求を実現する政治勢力の拡大を図り、来る総選挙で政権交代を実現すべく組織の総力をあげて闘う。

  連合兵庫は、組織された労働者として、その役割と責任を果たすため、本日2009春季生活闘争 政策・制度要求実現総決起集会を開催した。 

  まじめに働く者が報われる公正で安心・安全な社会の実現を目指し、すべての労働者と闘いを進め、2009春季生活闘争を闘い抜くことを決議する。

  2009年3月7日

 

連合兵庫2009春季生活闘争 政策・制度要求実現総決起集会

 

090307kekkisyuukai058.jpg  ◆集会の掉尾に園田:青年委副委員長と青年委員会役員のリードでシュプレヒコールをおこない、会場の熱気を一気に盛り上げ、それにつづいて森本:会長のリードで「春季生活闘争勝利へ『ガンバロウ』」を三唱。全参加者は勝利の決意を胸に、JR元町駅までのデモ行進をおこなって繁華街を行く人々に今次闘争の意義と連合方針をアピールしました。