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09春季生活闘争開始宣言集会
雇用・賃上げ・景気回復へ 堂々と要求を!
2009春季生活闘争開始宣言集会ひらく
◆連合兵庫は、2月3日(火)、神戸市教育会館に構成組織・地域 協 議会役員180名をあつめ、『2009春季生活闘争開始宣言集会』を開催しました。
◆集会では、連合本部春季生活闘争方針と連合兵庫2009春季生活闘争方針の確認、および『連合兵庫2009春季生活闘争開始宣言』の採択をおこない、厳しい情勢下ながら雇用と生活を守るために全力で闘うことを誓い合いました。
◆開会あいさつ
連合兵庫副会長:中小労働対策委員会委員長 本日は冷たい雨が降っており、まるで今年の社会情勢を反映しているかのようです。 連合兵庫では、1月20日に開催した中小労働対策委員会で本年の春季生活闘争方針を協議し、本日2月3日の執行委員会で確認しました。 今、厳しい経済状況に加え、非正規労働者の問題など、我々労働者を取り巻く状況は、これまでにないほど深刻になってきています。 各構成組織や組合の皆さんも、それぞれに要求実現にむけて取り組んでおられると思います。たいへんな状況ではあるが、2月末の統一要求提出をめざして闘いをすすめていただきたい。 本集会では、昨年に引き続き、連合本部より團野副事務局長を迎えて連合の闘争方針について、また、連合兵庫の辻事務局長より『連合兵庫2009春季生活闘争・当面の方針』についてお話をいただき、意思統一を深めるとともに、われわれの団結につなげていきましょう。 |
◆主催者代表あいさつ
連合兵庫会長 森本 洋平
皆さん、こんにちは、大変ご苦労様です。
米国発の世界同時金融危機は、日本の実体経済に大きな影響を与え、企業決算は、幾度となく下方修正を余儀なくされています。
外需依存の日本経済の回復は、内需の拡大であることは言うまでもなく、内需拡大の決め手は個人消費の回復であり、可処分所得を増加させることです。
一方で、企業の経営感覚はシュリンクしてしまい、雇用を減らし、賃金を押さえるという感覚に流され、個人消費拡大や景気回復を視野に入れていません。 おそらく、労使交渉において、経営側は「マクロの経済対策を企業に言われても対応しかねる」と逃げることが予想されますが、今春闘は如何にして、経営側をマクロ論議の土俵に上げるかであり、議論を転換させてはなりません。
今、経営者は何を望んでいるのか問うべきです。
今ひとつ問いかけてほしい。
そうであるならば、企業が責任を負うプライオリティーはどうなのか、お客様・社員・株主・社会等、どうもこの順序がおかしくなっているように思います。
順序は、①にお客様、②に社員、③に社会、④番目か⑤番目に株主がくるんでしょう、何故ならば最後に会社を支えるのは、社員・組合員だからです。
経団連の言う、「雇用か賃上げか」というのはミクロの論理であり、二者択一の押し付けは間違いで、新たな展望を開くことが今春闘の戦いでもあります。 連合兵庫は、まじめに働く者が報われ、公正・公平な労働と、安心・安全・信頼の社会の実現を目指し、年間収入の維持・向上とともに、新たなワークルールの確立と労働時間の短縮を要求して、力強く戦いを進めてまいります。 特に、中小・地場共闘を強化する中で、従来からの取り組みを進めていくことと同時に、個別の労使協議の枠にとどまらず、国民運動的な取り組みも視野に、3月7日の「春闘総決起集会」を山場として、盛り上げてまいります。
今日から、本格的な戦いがはじまります。 |
◆連合2009春季生活闘争について
2009年・連合「春季生活闘争・闘争方針」 ◆連合副事務局長 團野久茂
1.2009年春季生活
闘争に臨む要求と取り組みの考え方について
2.生活・雇用の実態と取り巻く情勢
(2)日本経済・社会の抱える課題と労組の役割(日本再生のシナリオ)
3.2009年版・経団連「経労委報告」に対する反論と見解
4.2009春季生活闘争方針の具体的な取り組み課題 以 上 |
◆連合兵庫2009春季生活闘争について
連合兵庫2009春季生活闘争・当面の方針【抜粋】 提案者 連合兵庫 辻 芳治 事務局長 Ⅰ.連合2009春季生活闘争方針 (省略) Ⅱ.連合兵庫の闘争方針と闘いの進め方
1.連合兵庫の闘いについて 2.具体的な労働諸条件の要求と取り組み
(1)賃金改定の要求と取り組み
(2)中小・地場組合の賃金改善および賃金の底上げでの中小共闘の目安
(3)最低賃金の取り組み
(4)パート労働者等の処遇改善でのパート共闘の目安
(5)非正規労働者の処遇改善のための社会的キャンペーンの展開
(6)ワーク・ライフ・バランスの実現、労働時間短縮の取り組み
(7)割増共闘の目安(連合本部割増共闘)
(8)格差是正、底上げの進め方
(9)ワークルールの取り組み
(10)通年取り組みの強化
(11)官公部門の取り組み Ⅲ.連合兵庫の具体的な取り組みと行動について 1.2009連合兵庫中小共闘センターの設置について
連合兵庫春季生活闘争本部のもとに、構成組織の自主的な参加による「中小共闘センター」を設置する。中小共闘センターは、地域ミニマム運動課題の徹底と賃金集計、各種情報提供やその共有化を行いながら中小・地場労組への闘争支援を行う。
2.2009連合兵庫パート共闘組織の立ち上げ
3.当面の具体的取り組みと行動について
(2)「なんでも労働相談ダイヤル」春季生活闘争強化月間 (3)2009春季生活闘争総決起集会・全県一斉街頭総行動
1)連合兵庫2009春季生活闘争・政策制度要求実現総決起集会 集会の実施 3)各地域協議会は、集会・街頭行動を3月7日を中心に各地協の実状 に応じて行う ※3月7日(土)を中心に3月上旬
(4)連合兵庫女性委員会・国際女性デー行動
(5)連合兵庫青年委員会・2009春季学習会
(6)多様化する働き方調査分析報告およびシンポジウム
(7)春季生活闘争情勢報告
(8)各地域・地区一斉成組織激励行動
(9)情報の発信について 以上 |
◆連合兵庫2009春季生活闘争開始宣言
JAM山陽 東洋機械金属労働組合 連合兵庫2009春季生活闘争・闘争開始宣言
米国発の世界同時金融危機は、すでに日本の実体経済にまで大きな影響を与えており、企業の決算は下方修正を余儀なくされている。
しかし、日本の景気回復の鍵は、内需拡大の成否と国民の不安を解消することにかかっている。内需主導型の日本経済への転換は、国民・勤労者家計の可処分所得を増加させていくしかない。 こうした中、私たち連合は、2009春季生活闘争での労使交渉において、企業の短期的利益のみにこだわるミクロの論理に埋没することなく、雇用を守り、物価上昇に見合うベアによって、勤労者の実質生活を維持・確保することを基本とし、その上で、『希望の国日本へ』と舵を切る第一歩の闘いとしなくてはならない。 また、国民生活全体の社会的不安を解消するため、連合の政策・制度要求の実現に向けた具体的な行動が求められている。
さらに、連合が日本経団連と確認した「労使雇用安定宣言」を出発点とし、①非正規を中心としたセイフティーネットの再構築 連合兵庫は、まじめに働く者が報われ、公正・公平な「労働」、そして安心と安全、信頼の社会を実現することをめざし、年間収入の維持・向上を要求し、中小企業労働者、非正規労働者等あらゆる労働条件格差の是正を要求するとともに、新たなワークルールの確立と労働時間の短縮を要求する。 また、国民生活の安心・安定を取り戻すため、連合の政策・制度要求の実現へ向けて地域での社会的アピールの強化を図り、次期衆議院総選挙による政権交代の実現へ向け活動を継続する。
今日から本格的な闘いがはじまる。 連合兵庫は、ここに2009春季生活闘争の開始を宣言する。 2009年2月3日 連合兵庫2009春季生活闘争・闘争開始宣言集会 |
◆閉会・ガンバロウ三唱
森本会長が閉会あいさつに立ち、「希望の国日本へ、パラダイムシフトを実現させよう」と述べたあと、会長のリードにより参加者全員でガンバロウを三唱、春季生活闘争の成功を誓い散会しました。