NEWS
国際労働財団招聘「アフリカチーム」が来訪
アフリカ諸国の若手労組指導者が来訪
懇談会・工場見学など連合兵庫が対応
◆(財)国際労働財団(JILAF)が招聘したアフリカ仏語圏の若手労組指導者チーム(一行9名)が、1月29日~31日の日程で連合兵庫に来訪しました。
◆これを受けて連合兵庫は、一行の県内日程を調整、兵庫県庁・神戸市庁訪問、事業所(川崎重工兵庫工場など)見学などを設定、29日(木)午後には連合兵庫専従役職員との懇談会をもちました。
◆懇談会では、冒頭あいさつに立った辻事務局長が森本会長の歓迎メッセージを代読。次いで兵庫県下に おける労働運動の現状を説明しました。
森本会長 歓迎メッセージ (辻事務局長が代読)
皆さんこんにちは。
アフリカ諸国の状況について、詳しくは存じ上げませんが、非常に明るくパワフルで若々しい印象を受けています。皆様はいかがでしょうか、日本という国について想像と現実のギャップに少し戸惑われているのではないかと思います。 日本は政治・経済・労働運動・民主主義など、アジア諸国のリーダー役として牽引していると私たちは思っていますが、国際的な評価について皆様方の国を含めて、どのような認識をされているのか非常に興味があります。 現在、日本においては衆議院の解散総選挙がいつになるのか、国会は緊迫した状況で推移しています。私たち連合は解散総選挙が実施されれば、政権交代をかけて民主党とともに戦い、私たちの求める政策制度課題を実現させようと考えています。 アメリカではオバマ政権が発足いたしました。国民自らが変わろうと新政権を選択したわけですが、今、日本も大きな歴史的転換点に直面していると考えており、何としてもパラダイムシフトを実現したいと思っています。
もう一つ大きな課題として、日本では全国で派遣社員や契約社員、パート・アルバイト・期間工といった非正規社員が1700万人を超える状況です。 この大不況は日本に限らず、全世界的な問題でもあり、少なからず皆様の国も大きな影響を受けているのではないかと憂慮いたします。 皆様方には、このような問題も含めて、日本の実情と問題点を見ていただければ幸いに思います。加えて、実情調査だけでなく日本の歴史や文化に触れていただくことも大変重要なことだと思います。 一年で最も寒い季節ですが、日本にとっては一番見所の多い季節でもあります。ひょっとすると雪を見ることが出来るかもしれません。「雪の富士山・金閣寺」などは日本を代表する最高の風景と言っていいと思います。 最後になりますが、今回の訪問が大きな成果を挙げられること、そして皆様方のご健康とご活躍をお祈り申し上げます。 |
◆そのあと懇談・意見交換にうつり、互いの労働運動のあり方や政治状況について活発なやりとりがされました。
◆懇談会のおわりには、アフリカチームのリードで、出席者全員が輪になって『Solidarités!(連帯、団結)』を唱和、さまざまな困難を克服して労働運動をすすめているアフリカ諸 国の運動家の心情を共有しました。
◆JILAFは、『労働分野の国際交流を通じて諸外国との相互理解を促進するとともに、各国労働団体を支援し、諸外国の社会経済開発に寄与すること』を目的として、『連合』が設立したものです。
◆JILAFは、大きく4つの分野(①招聘事業、②現地支援事業、③人材育成、④調査研究/広報)について事業展開しており、そのうちの1つである『招聘事業=若手労組リーダーの招聘』の一環として、このアフリカ仏語圏若手労組指導者招聘をおこない、チームの滞日日程の一部として連合兵庫来訪が実現したものです。
◆今回のアフリカ仏語圏チームのメンバーは以下のとおり。
アフリカ仏語圏チームメンバー プロフィール
【ガボン自由労働組合同盟(CGSL)】
【ギニア全国自由労働組合組織(ONSLG)】
【マダガスカル労働組合連盟(FMM)】
【セネガル全国独立労働組合組織(UNSAS)】
【中央アフリカ労働組合同盟(USTC)】
【チャド労働組合同盟(UST)】
【コンゴ労働組合同盟(CSTC)】
【コンゴ民主共和国全国労働組合(UNTC)】
【コートジボワール労働総同盟(UGTCI】 |