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第25回地方委員会ひらく

すべての働く者の連帯で、ともに働き暮らす社会をつくろう

連合兵庫第25回地方委員会盛会裡にひらく

◆連合兵庫は10月30日(木)、神戸市内のラッセホールで、役員・地方委員156名を集めて第25 081030dai25tihoui069.jpg 回地方委員会をひらきました。

◆過去1年間の活動を総括するとともに、向後1年間の活動計画、組織拡大アクションプログラム案などを審議、それぞれ執行部提案どおり承認・決定。くわえて、『第45回衆議院総選挙で政権交代を実現する特別決議案』を満場一致で採択しました。

◆また、今期は役員改選期ではありませんでしたが、組織都合による役員交代を承認するとともに、退任役員の永年表彰をおこない、森本会長から感謝状と記念品を手渡しました。

■開会あいさつ

地方委員会は冒頭、村上昇:会長代理(UIゼンセン同盟)が登壇し、 081030dai25tihoui002.jpg
「3つの反転を掲げて運動をすすめているが、①賃金・労働分配率の反転。②組織率低下に歯止めをかけて反転。③そして政治の反転としては、目前に迫っている衆議院総選挙に勝利して政権交代を果たすという目標を掲げています。多少、選挙の時期がずれ込むという状況にあるが、いつ解散があっても戦えるという態勢は堅持していきましょう」
と開会あいさつを述べたあと、つづいて地方委員会議長の選出について会場に諮りました。

■議長選出

  司会者一任の声があり、議長に長谷川未吉:地方委員(フード連合)を推薦、満場の拍手で議長に選出。

■議長就任あいさつ 081030dai25tihoui004.jpg

◆長谷川:地方委員会議長
「米国の金融不安に端を発した経済恐慌が広がりつつあるが、麻生政権では国民生活を守ってくれそうにない。一日も早く政権交代を実現し、労働を中心とした福祉型社会の建設をすすめよう」
と就任あいさつを述べ、議事録署名人を指名しました。

■議事録署名人任命

議事録署名人に、橘孝明:地方委員(情報労連)・栗山重治:地方委員(私鉄総連)を指名、会場の拍手をもって了承しました。

■会長あいさつ

連合兵庫を代表して森本洋平:会長があいさつに立ち

会長あいさつ

連合兵庫会長  森本 洋平 

 

「昨年の第11回定期大会で新体制となり1年が経過しました。この間、わたしたちは『3つの反転』をキーワードに、「組織の強化・拡大と政策制度課題の実現」に向けて活動を展 081030dai25tihoui007.jpg 開してきました。

  結果として、組織拡大や政策制度課題の実現や春季生活闘争などでは、一定の成果があったと判断していますが、残念ながら2極化・格差問題では進展がなく、逆に拡大傾向にあると認識せざるを得ません。

  来年は連合兵庫結成20年を迎えます。この記念すべき年を契機に、より一層積極的な活動を展開していきたいと考えています。

  後半期の活動について数点の重要課題について所信を述べ、各位のご理解ご協力を得たいと思います。

(1)1点目は、政策制度課題の実現に向けた取り組みです。

  参院選での与野党逆転により、少しづつですが、わたしたちの政策制度課題が実現の方向に動き出しています。最大の課題である2極化・格差問題の解消に向けて、地方においては地方行政と連携を図りながら出来うる限りの努力をしていきますが、最終的には中央においての法整備が必要不可欠となります。そのためにも、わたしたちの代表を衆議院に送り出さねばなりません。選挙の時期は不透明ですが、ややもすると世論調査やマスコミ報道の影響で、あたかも政権交代が実現したかのような気分になっているのではないかと心配するところです。選挙は気持ちが緩んだほうが負けます。いま一度気を引き締めて取り組んでいきたいと思います。

(2)2点目は、連合兵庫の組織強化と活性化についてです。

  連合は結成以来、残念ながら一貫して組織率を低下させてきましたが、昨年あたりから低下傾向に歯止めが掛かりつつある状況です。連合兵庫も同様の傾向にありましたが、最優先課題と位置付けた取り組みの結果、低下傾向に歯止めが掛かり、昨年は若干ながら増加しました。これは組織拡大に対する全構成組織ならびに地域協議会の地道な努力が実を結びつつある証だと認識しています。

  連合兵庫の組織拡大プロジェクトチームも10年目を迎え、組織拡大アド 081030dai25tihoui012.jpg バイザーも配置し、「組合づくり・組織拡大は労働組合の生命線である」との認識で活動をすすめていますが、用意に成果が上がるというものではなく、構成組織・地域協議会の絶大なご協力をお願いする次第です。

  また、組織活性化の面では、連合本部の方針との整合性をはかりつつ検討をすすめていますが、最も重要な問題は『財政基盤の確立と交付金制度』です。会費の改定問題がからむだけに各産別の対応が注目されますが、連合兵庫としても財政見通しと検証をすすめ、2010年以降の財政措置について検討していきます。是非、改革に向けての積極的な論議をお願いいたします。

(3)3点目は、2009年春季生活闘争に関してです。

  10月23日の連合本部第13回中央執行委員会で2009年春季生活闘争の基本構想が打ち出されました。①春季生活闘争の機能強化。『社会的所得分配メカニズム』の機能強化を図るよう闘争体制を立て直す。②政策・制度との連携強化。金融機関の貸し渋り対策、中低所得者層に対する所得税減税、非正規労働者、中小・下請け労働者に対する対応、党等の強化。

  賃金改善については、賃金カーブの維持を前提に、物価上昇に見合うベアによって労働側への成果配分の実現を目指し、産業・企業の賃金水準や実態の相互比較ができる『指標』をつくり、賃金水準重視のとりくみとして『絶対水準(絶対額)』を重視していく。

  また、労働時間適正化、割増共闘の継続、ワーク・ライフ・バランスの実現、格差是正と底上げ、取引の適正化、公契約運動、ワークルールの取り組みなどを進めていきます。

  12月2日の連合中央委員会において09春季生活闘争方針が決定されます。

  以上、大きく3点について述べましたが、他にも、兵庫県知事や神戸市長の選挙なども施行される年であり、衆議院総選挙につづいて参議院選挙もあり、時期が来れば改めてご相談しますが、連合兵庫として誤りのない対応に努めると同時に、その責任を果たしていく所存です。

  くわえて、地方行政との連携はもとより、ワークライフバランス社会への取り組み、男女平等参画社会の実現、連合兵庫結成20周年記念事業の取り組み、さらに高齢退職者連合との連携強化、など多くの課題があると認識しています。

  最後になりましたが、今期も『反転』の年と位置づけて運動を展開してまいりましたが、後半期はその『反転』が『実感』として感じ取れるよう努力してまいりたいと考えています。」

と述べて、万雷の拍手を浴びました。

 

■来賓あいさつ

◆山口洋子:連合副事務局長 081030dai25tihoui018.jpg

「09春季生活闘争、ストップザ格差社会、組織拡大、これらが焦眉の重点課題となっています。結成20年を迎える連合が、単に組合員だけでなく、広く国民から期待される存在になっているか、検証されなくてはならない。中でも09春季生活闘争で労働分配率の低下に歯止めがかけられるのか、実質賃金を上げることができるのか。経営は我慢の時期と言っているが、労働者はずっと我慢しつづけてきて、すでに限界に達している。また、政権交代をキーワードに衆議院選挙が戦われようとしているが、政治を変えなければ解決できない問題が山積している。選挙は勝たなければ何の意味も無いので、必勝の気迫をもって頑張っていきましょう。」

◆井戸敏三:兵庫県知事
081030dai25tihoui019.jpg 「経済が厳しい状況にあるが、県としては当面の課題として3つの柱を立てて施策をすすめています。①経済対策。中小企業へ・生活資金の援助について県としてやれることは全力でやっていこう、と確認しています。②行革。財政状況の厳しさに対応すべく、県民の福祉向上を目標に、確固たる決意で行財政改革をすすめています。また現下の緊急事態には柔軟な施策で対応していきます。③兵庫の明日。県民の夢や希望をどう実現していくのか、もう一度原点に還って実現に努力していきます。産業面では、オンリーワン企業や農業の活性化をつうじ、元気な地域、元気な兵庫  をつくっていきます。」

◆梶本日出夫:神戸市副市長  081030dai25tihoui021.jpg
「米国の金融破たんをキッカケとした経済不安が神戸経済に与える影響を懸念しています。矢田市政7年間の中で、特に雇用の面では年間5千人の雇用創出を目標にかかげてきましたが、幸い現在までは順調に雇用創出がすすんでおります。また、神戸のまちづくりを新しい視点で見つめなおし、多角的に検討しなおして沢山の人々に神戸に来てもらえるよう頑張っているところです。」

◆辻泰弘:民主党兵庫県連代表(参院議員)
「麻生内閣は戻し減税で人気を盛り返そうとしている。遠退いたと言われる衆議院選挙だが、いつ実 081030dai25tihoui022.jpg 施されても勝てるように臨戦態勢は崩さずにいます。麻生首相のような国民感覚から遊離した政治家では、現在の国民生活の窮状を救うことはでない。国民の生活が第一の政治実現へ、なんとしても政権交代を果たしていきたいと考えています。昨年の参院選挙勝利で労働法制の改革など進んだ面もあるが、やはり衆議院で勝たなければ本当の政治変革は成りません。政治で変わる生活、政治でしか変わらない生活があります。日本の政治を根本的に変えて、働く人々の幸せづくりを進めましょう。」

■衆議院選挙民主党公認内定者決意表明

081030dai25tihoui027.jpg ◆兵庫県1区・井戸まさえ

 「選挙は少し遠退いたが、気を抜かず頑張りつづけます。なんとしても勝って、みなさんのご支援にお報いします」

 

 

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◆兵庫県2区・向山好一

「国民生活を守るため、新しい政権を誕生させましょう。ご支援に力づけられながら、精一杯の活動を展開しています」

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◆兵庫県3区・土肥隆一

「7期目の闘いですが、これまでずっと野党でした。政権交代という夢の実現まで、あと1歩のところまで来ています。ご支援を

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◆兵庫県4区・高橋昭一

「3回目の選挙で、後のない戦いです。全力で走ってきて、いま選挙が遠退いたと。1日でも遠退けば1人でも多くの支持者を獲得できます。がんばります」

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◆兵庫県6区・市村浩一郎

 

「政権交代を実現し、国民の税金を将来の社会・暮らしに役立てられる政治体制を築いていきましょう。お力添えに感謝します」

 

 

081030dai25tihoui033.jpg ◆兵庫県7区・石井登志郎

「選挙が遠退いたと言っても、1年も2年もというわけではなく、近々必ずあるわけです。一瞬も気を抜かず、支持拡大に邁進していきます」

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◆兵庫県10区・岡田康裕 

「6年間、ご支援に支えられて戦ってきましたが、ご期待にお応えできず心苦しく感じています。働く人々の生活実感に根ざした政治を実現してい  きます」

 

◆5区・梶原康弘、11区・松本剛明、12区・山口壮の各氏は代理の方にご出席いただいており、ご紹介に留めさせていただきました。

 

 

 ◆嶋田輝男:近畿労金兵庫県本部長 081030dai25tihoui034.jpg

「働く人々のサポーターとして、どうすれば皆さん方の生活に役立てるかを念頭に事業展開しています。公助と個助の中間的存在として共助の精神でサービス・商品開発していますが、会員が増えるほど事業が安定し、充実したサービスが提供できますので、皆さんが他の積極的なご参加をお願いいたします。働く者の力を結集し、世直し運動を前進させましょう」

 

■資格審査報告・地方委員会成立宣言

 

議長より本地方委員会の資格審査結果の報告(14時15分現在、召集地方委員124名・役員59名のうち、出席地方委員113名・委任7名、出席役員43名」)と、本地方委員会が規約に照らして有効裡に成立している旨が宣言され、満場の拍手で確認されました。

 

【報告事項】   081030dai25tihoui039.jpg

■一般活動報告(報告者=森脇久夫:副事務局長)

内容省略(拍手で承認)

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■会計決算報告ならびに剰余金処分案(報告  者=伊藤弘孝:副事務局長)

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■会計監査報告(報告者=水口武:会計監査)


内容省略(会計報告と監査報告を一括審議し、拍手で承認)

 

 

■特別報告 連合兵庫非正規労働センター設立検討委員会報告(報告者=土肥  淳二:事務局長代理) 081030dai25tihoui047.jpg
(骨子)
◆この地方委で承認されれば、『非正規労働センター』を11月25日をもって発足する。
◆具体的な運動課題の整理
1.法令遵守の徹底
◆労働基準法・労働契約法・パート労働法・雇い止め告示・育児介護法・労働安全衛生法などの労働関係法の徹底した遵守を求めていく。とくに2008年4月1日に施行された『改正パート労働法』  や、2004年3月に改正され現在さらなる改正に向けて議論が交わされている『労働者派遣法』に関して、職場点検を充分おこない、法令違反事項があれば直ちに改善を求めていく取り組みを進める。

2.労働条件の均衡確保と仕事と生活の調和への配慮
◆雇用形態が異なっているという理由から、また、通常の労働者より勤務時間が短いといった理由だけで、賃金をはじめとする労働条件全般が差別的取り扱い(例えば時間あたり賃金が低く決定されている等)されている現状について、通常の労働者との均衡を考慮した処遇体系に見直す必要がある。

3.有期契約の反復更新の制限

◆期間を定めて雇用する労働者に関して、期間を定めて雇用する目的に照らして必要以上に短い契約期間を設定することや、その契約を反復継続することは契約の本旨に照らして問題の或る契約と言わざるを得ない。有期契約の反復更新については『○年に限る』『反復更新は○回に限る』などのルールを定め、これを超える場合には契約期間に定めのない正規労働者として採用することを求めていく。

4.正規労働者への登用制度

◆改正パート労働法は、通常の労働者への転換を促進するための措置を講ずることが義務化されている。また、派遣労働法では、いわゆる3年ルールがひかれ、受入期間が3年経過すると派遣先企業は当該派遣労働者に直接雇用契約の申し込み義務が課せられている。法令遵守の立場から正規労働者への登用制度の導入を求めていく。

5.安全教育の徹底と職業訓練・能力開発の公平な取り扱い

◆非正規労働者に対する安全教育の徹底、技能向上・キャリアアップのための職業訓練の実施、自己啓発に関する支援策の導入等、生気労働者との差別のない取り扱いとすることを求めていく。

6.公的部門における非正規労働者の労働条件の改善

◆地方自治体がおこなう公共工事・業務委託・指定管理者制度などの契約において、経費削減を優先するあまり、質の高い公共サービスの提供が置き去りにされているケースが三権される。公共サービスを提供している委託業務に従事する労働者、および日々雇用をはじめとする非正規労働者の適正な労働条件確保を求めていく。

7.苦情処理制度の導入

◆非正規労働者に対しても『不服申立・苦情処理制度』の門戸を開き、非正規労働者からの苦情などに対して労使で自主的に解決できる仕組みを設けることを求めていく。

8.労使協議・労働協約・就業規則に係わる課題

◆禁煙、非正規労働者に係わる労働関係法の見直し・改正が頻繁におこなわれ、さらに、労働基準法ならびに派遣労働法の改正が行われようとしている。これらの改正内容を職場に根付かせるために、労使協議を前提とした『労働協約』『就業規則』の整備が重要な課題となっており、その実現に努める。

(拍手で承認) 

 

■審議事項

■第1号議案 役員交替に関する件(提案者=辻芳治:事務局長)  081030dai25tihoui049.jpg

選出組織より次の通り役員交替について届出があるので、これを承認する。

役 職 名

就 任 者
退 任 者
選 出 組 織

副 会 長

 

松田 勝己
山方  徹
自動車総連兵庫地方協議会
藤井 義光
柏木 康利
JP労組近畿地本兵庫県連絡協議会
篠原 智彦
伊藤 敏行
兵庫フード連合

熊野 隆夫

 

和田 利重

 

私鉄総連兵庫ブロック協議会

 

執行委員
藤原 孝志
松井信五郎
基幹労連兵庫県本部
山本 善幸
松田 勝己
自動車総連兵庫地方協議会
山地 正勝
高橋  亮
JP労組近畿地本兵庫県連絡協議会
城戸 勝彦
長谷川未吉
皆川 広嗣
兵庫フード連合
畑中 隆禎
池田  裕
化学総連兵庫地方連絡会議
久保 正美
坂本 公憲
全水道神戸市水道労組
北坂 隆生
西平 孝一
全自交兵庫地方連合会
成澤  良
下境 秀幸
日放労神戸分会

(拍手で決定)

 

■第2号議案 連合兵庫組織拡大アクションプログラムに関する件(提案者=土肥:事務局長代理)

(骨子)
Ⅰ 『第3次組織拡大アクションプログラム』の策定

1.組織拡大目標の設定

(1)連合兵庫の現勢233,455名の1割増、25,000名の組合員増を目標とし、2010年11月を達成目標年度とする『第3次組織拡大アクションプログラム=組合作り・組織拡大は労働組合の生命線である=』方針を確認する。
2.重点ターゲットの設定
(1)パートタイマー・派遣・食卓・契約労働者など非正規労働者の組織化
(2)関連企業の未組織・産別未加盟組合の組織化
3.組織拡大促進への取り組み
(1)組織化ターゲットのリストアップ
2)組織拡大を促進するための体制強化と具体的な取り組み
(3)組織拡大強化月間を5月~6月と10月~11月の年2回と定め、全県的な集中行動を展開する。また、日常的にはフリーダイヤル(0120-154-052)による「なんでも労働相談」での組合づくりの取組、兵庫労使相談センターとの連携による組合づくりを含む相談体制の拡充、本年11月発足予定の「非正規労働センター」との共同歩調による組織拡大の取組を積極的に展開する。

 

◆第2次組織拡大アクションプログラムの取り組みの成果

 

地域別状況

 

 

 

労働組合数

 対前年
増減数

労働組合員数

 対前年
増減率

 推定組織率

 

 1998年

    2,714    25   521,355  -6,827    24.4 %
  1999年    2,683  -31   510,041 -11,314    24.2
  2000年    2,662  -21   495,853 -14,188    23.2
  2001年    2,608  -54   474,636 -21,217    23.5
  2002年    2,526  -82   457,304 -17,332    23.0
  2003年    2,470  -56   444,817 -12,487    22.3
  2004年    2,434  -36   424,847 -19,970    21.3
  2005年    2,315 -119   412,868 -11,979    20.5
  2006年    2,265  -50   410,663  -2,205    20.6
  2007年    2,273     8   412,072    1,409    20.5

構成組織別状況
   自治労兵庫県本部           11組合    662名
   基幹労連兵庫県本部         11組合  2,135名
   電機連合兵庫地方協議会       2組合    463名(組合員75名増を含む)
   UIゼンセン同盟兵庫県支部     12組合  1,795名
   兵庫県教職員組合協議会                 1,941名(組合員の増)
   JAM山陽兵庫県連絡会         1組合    467名
   自動車総連兵庫地方協議会     2組合      72名
   兵庫フード連合               3組合     406名
   サービス・流通連合                  2,222名(組合員の増)
   私鉄総連兵庫ブロック協議会     1組合      30名
   JEC連合兵庫地方協議会       1組合      18名
   運輸労連兵庫県連合会        1組合      34名
   全国一般兵庫地方本部        1組合      14名
   交通労連兵庫県支部          1組合      11名
   全自交兵庫地方連合会        1組合      60名
   連合兵庫ユニオン           24組合   1,039名
             計                        72組合   11,199名

地域ユニオンの状況
   連合神戸地協ユニオン     1組合     29名
   連合北阪神地協ユニオン   2組合     25名
   連合明石地協ユニオン     1組合    250名
   連合東播地協ユニオン     2組合    124名
   連合姫路地協ユニオン     9組合    128名
   連合西播磨地協ユニオン   5組合     225名
   連合但馬地協ユニオン     4組合     253名
   JTUCユニオン                            5名(個人加盟)
             計                 24組合  1,039名

 

(拍手で決定)

 

■第3号議案 2009年度活動計画に関する件(提案者=辻:事務局長)

 

『すべての働く者の連帯で、ともに働き暮らす社会をつくろう』

 

(骨子)
【各論その1】
「組織強化、連帯活動の取り組みを進め、
社会的影響力ある労働運動の推進」
1.組織拡大の取り組みと地場・中小組織に対する支援の強化
2.顔の見える連合運動の展開
3.退職者組織、労働福祉事業団体との連携強化

【各論その2】
「くらしの安心と社会的公正を確立する政策・制度の実現」
.政策・制度要求の取り組み強化
2.政策の立案力と実現力の強化
3.具体的な政策・制度要求の項目

【各論その3】
「公正なワークルールとワーク・ライフ・バランスの実現」
1.雇用の創出と安定
2.ワークルールの確立と労働協約の整備・拡充
3.「法違反の賃金不払い残業」など労働基準法違反の一掃と労働時間短縮
4.労働安全衛生対策

【各論その4】
 「男女平等参画社会推進のための取り組み」
1.労働組合における男女平等参画の達成をめざす取り組み
2.家族的責任を持つ男女労働者の両立支援の推進

【各論その5】
「政策実現に向けた政治活動の強化」
1.取り組みの基本
2.当面する選挙に対する取り組み
(1) 第45回衆議院選挙
① 民主党を基軸に、与野党逆転を勝ち取り政権交代の実現をめざすため、「ストップ・ザ格差社会キャンペーン」の取り組みを推進し、世論喚起を図る。とりわけ、非正規労働問題への取り組みなど、若年者、団塊の世代への訴えを強化するとともに、小選挙区における推薦候補者の周知徹底、連合は「ブロック比例は民主党」を支持していることに対する理解促進をはかる。
② 組合員・家族の投票率向上をめざし、連合本部の「投票に行こう(棄権防止)」の取り組みを職場・地域において徹底する。
③ 民主党の政権公約(マニフェスト)をはじめ推薦予定候補の重点政策への理解を高めるための取り組みを職場・地域で推進する。
(2) 第22回参議院選挙
(3) 地方選挙

◆質疑応答
・発言・中尾:地方委員(JR総連)
JR東労組の組合員7名が、ある組合員に組合の脱退と退職を迫ったとする「強要罪」の容疑で逮捕され、一審有罪となり、会社はこの判決を理由に6名を懲戒解雇しました。われわれはこれを冤罪として無罪と解雇取り消しに向けて戦っています。また、3年半前のJR福知山線脱線事故に関し、会社は運転士1人の責任に帰そうとしているが、われわれとしては日勤教育や人事管理に問題があったのではないかと、安全確保の取り組みをすすめている。みなさんのご理解とご支援をお願いしたい。」
・議長
「ただいまの発言は意見表明と言うことでよろしいでしょうか?」(発言者「異議なし」)
・発言・土肥:事務局長代理
連合兵庫は労働安全衛生の立場で、毎年、研修会や職場見学会をひらき安全安心な職場づくりに努めています。また、交通運輸の部門では、事故未然防止について対策を進めています。ただいまの発言については、労働安全における全体の問題として進めていきたい。」

 

(拍手で決定)

 

■第4号議案 2009年度予算に関する件(提案者=伊藤:副事務局長)

 

(内容省略)

(拍手で決定)

■第5号議案 退任役員表彰に関する件(提案者=小倉義彦:会長代理(電機連合)) 081030dai25tihoui053.jpg

本地方委員会で退任される次の方々を、規約第41条にもとづき表彰します。

(森本会長から感謝状を手渡すとともに、労をねぎらいました。)

   副会長    山方  徹  自動車総連兵庫地方協議会
     同     伊藤 敏行  兵庫フード連合
     同     和田 利重  私鉄総連兵庫ブロック協議会
   執行委員  松井 信五郎 基幹労連兵庫県本部
     同     坂本 公憲  全水道神戸市水道労組

◆うち、ご本人が出席されていた2氏より退任のごあいさつを受けました。

山方徹:前副会長  081030dai25tihoui058.jpg

 

「地域・地方行政などさまざまなことを学ばせていただき、たいへん楽しく勤めさせていただきました。感謝状をいただいたが、こちらこそ感謝したい気持ちで一杯です。ありがとうございました」

伊藤敏行:前副会長 081030dai25tihoui059.jpg

「人とのつながり、地域とのつながり、いろんな絆を深めることが出来、有意義な時間を過ごさせてい  ただきました。酒屋の出身なので、衆院選に勝利して、勝利の美酒に酔うことを楽しみに、退任後も頑張っていきたい」

(満場の拍手で、感謝の意を表しました)

 

■特別決議『第45回衆議院選挙で政権交代を実現する特別決議』(提案者=宮内博文:副会長(JAM))

 第45回衆議院選挙で政権交代を実現する特別決議(案)

 私たちを取り巻く環境は、原油や原材料の高騰と景 081030dai25tihoui063.jpg 気  減速の中での物価高騰、さらには、アメリカ  に端を発した国際的な金融危機の拡大など、経済の先行きは一層の下降が予測される。加えて、「消された年金記録」問題、大臣の辞任にまで発展した事故米問題など、経済・社会・生活に重苦しい閉塞感が蔓延し、不信・不安が拡大する中で、今ほど政治の強いリーダーシップが求められている時はない。

 私たちは、今、歴史的な転換点に立っている。迎える衆議院選挙は、文字通り政権交代をかけた天下分け目の政治決戦となる。戦後長きに亘って続けられてきた自民党による中央集権の官僚政治を今後も継続するのか、民主党を基軸とする政治勢力を結集し、政権交代のある民主的な政治体制を確立させるのかが鋭く問われている。私たちが求めるのは、安心して暮らせる公正な社会であり、情報公開が徹底された透明な政府である。そして中央官庁にお願いする政治から、自らのことは自らの意志で決定する政治への転換である。

  私たち連合は、労働者を使い捨てにする社会を断じて許さない。格差社会にストップをかけ、正規雇用の拡大、非正規労働者の待遇改善、雇用・就労形態による格差を是正するとともに、年金・医療・介護制度などを改善し「安心・安全な社会」を実現する社会的セーフティネットを整備・拡充させなくてはならない。その実現に向けた大きな一歩は、直前に迫った総選挙において勝利することから始まる。

 連合はこれまで政権交代可能な民主的な政治体制の確立を求め、究極的には二大政党的体制の確立をめざしてきた。そして、連合の求める「労働を中心とした福祉型社会」の実現のためには、協働できる政治勢力による政権が必要であり、何としても樹立しなければならない。

 安心と安全、公正な社会の実現を確かなものとする政権交代を実現するため、連合兵庫に結集する構成組織、地域協議会の総力を挙げて、兵庫県での完全勝利をめざす。
 
以上、決議する

  2008年10月30日

 

  連合兵庫第25回地方委員会

 

 

(拍手で採択)

 

 

■閉会あいさつ(山名幸一:会長代理(兵教協)) 081030dai25tihoui067.jpg

「貧困にあえぐ国民がいる。また、働いているのに貧困から抜け出せない人々がいる。これで文明国・  先進国と言えるのか。これを全体の問題と認識し、連合がどこまで力を発揮できるのか。そのことで国民に連合の存在が認識され、連合運動が社会的に根付いていくことになると考えます。3年前に小泉劇場で演じられた衆議院選挙で苦杯を呑まされたことを忘れることなく、政権交代に向けて全力で闘っていこう。」 081030dai25tihoui069.jpg

 

 

■第25回地方委員会の幕を閉じるに際し、森本会長のリードでガンバロウを全員で三唱し、運動の前進と、来るべき衆議院選挙の勝利を誓い合いました。