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民主党兵庫県連神戸決起集会
明日の日本のために衆院選完全勝利へガンバロー!
民主党神戸総決起集会に2000人が結集
◆10月20日(月)、神戸市中央区の神戸国際ホールでひらかれた『民主党兵庫県連神戸総決起集会』は、支持者・連合組合員ら約2000人が結集し、前回選挙の小選挙区全敗を雪辱し、必ず政権交代を果たすとの誓いを新たにしました。
◆この集会には、急遽、中央より高木:連合会長、鳩山:民主党幹事長が駆けつけ、当該4候補を激励するとともに、参加者に熱い支援を要請しました。
◆定刻の18:30になる前から、すでに会場は立ち見が出る盛況で、政権交代が現実味を帯びている状況を反映して、期待とヤル気で噎せ返るような空気が充満していました。そうした中、神戸市内に選挙区をもつ4候補(1区:井戸まさえ、2区:向山好一、3区:土肥隆一、4区:高橋昭一)が、鳩山:民主党幹事長に先導されて入場。会場のボルテージは一気に上昇し、いきなり集会の盛り上がりは頂点に達しました。
◆支持者らの歓声が止まぬなか、主催者を代表してあいさつに立った辻泰弘:民主党兵庫県連代表(参院議員)は、『昨年の逆転の秋につづき、いま政権交代の秋を迎えた。労働者・高齢者・障害者など、弱者に冷たい政治がはびこり、格差は拡大の一途を辿っている。来るべき衆院選挙では、この流れにストップをかけ、国民の生活が第一の政治を実現しよう。兵庫から政治の流れを変え、政権交替に大きな役割を果たそう』と述べ、万雷の拍手を受けました。
◆司会者から支援団体からの来賓が紹介され(浜上:兵庫高齢退職者連合会長、赤松:部落解放同盟兵庫県支部委員長、松村:連合兵庫神戸地域協議会議長)、代表して松村:神戸地協議長が登壇しました。『改革なくして成長なしとの掛け声で小泉構造改革が進められたが、問題の根底に迫らず、小手先だけの改革だったために格差・二極化がすすんでしまった。しかも、安倍・福田と2人の総理が政権を投げ出し、そのあとの麻生総理も選挙の洗礼を受けないまま政権を引き継いだ。議会制民主主義の常道からして、早期に解散・総選挙をおこない、国民の信を問うべきだ。先刻の会議で高木:連合会長から、「前回の衆院選挙では全敗だった。ここで挽回せずして政権交代など口に出来ない」と激励された。選挙の主役は、ここにご参加の皆さん方だ。力を出し合って政権交代を果たそう』
◆つづいて、この集会のために急遽駆けつけていただいた高木剛:連合会長があいさつに立ち、政権交代へ候補者・支持者を鼓舞しました。
高木 剛:連合会長 『麻生総理の所信表明演説を聞いたが、所信を表明するという本来の目的か ら外れてしまい、民主党への質問に終始していた。総理の考え方がまったく分からないのは困ったものだ。いろんな推測があるが、もうすぐ選挙なのは間違いない。議会制民主主義下では選挙に勝って政権をとるしか政治を根本的に変える道はない。あまりにも長く自民党に政権を持たせてきたが、健全な民主主義を取り戻すためにも、政権交代を実現しなければならない。前回の衆院選挙では兵庫県の民主党は小選挙区全敗だったが、こんな多くの小選挙区を持っている県で全敗したのは神奈川と兵庫だけだ。今度の選挙ではなんとしても頑張っていただき、ここにおられる1~4区の候補者をはじめ、県内小選挙区で勝利すれば必ず政権交代への道は開ける。どうか皆さん、政権交代のフロントランナーになってください』 |
◆また同じく中央から駆けつけていただいた鳩山由紀夫:民主党幹事長は、政権交代して国民や世界から信頼される政治を打ちたてよう、と力強く訴え、拍手と歓声につつまれました。
鳩山由紀夫:民主党幹事長 『日本の政治を国民や世界から信頼される政治に変えていこう。阪神・淡路大震災の大ダメージの中から神戸の街を蘇らせてこられた皆さんなら、日本の政治を蘇生させることは可能だ。ここにいる4候補を勝たせて、日本 の世直しをしていこう。わたしも以前は自民党にいたが、自民党というのは中にいれば住み心地の良い政党だ。ぬるま湯と言える。「ポストが欲しいならジッとしていろ」国民のためにならないと知っていても、口をつぐんで知らん顔でいる。それで徐々に高いポストに就いていく。自分はそれで満足かも知れないが、国民はどうなる。こういうやり方で階段を上ってきた結果、総理になるわけだから国家像が描けない。だから簡単に政権を投げ出してしまえる。コロコロ首相が替わるので世界から相手にされない。官僚任せの政治だから政策を間違える。政治家主導なら、後期高齢者医療制度のような国民から総スカンを食らうような政策は絶対やらない。しかし、このようなことになったのも野党にも責任がある。万年野党で政治に緊張感を生み出せないできた。だが、いまでは民主党がある。状況は変わった。政権担当能力を持ったもう1つの政党が存在するのだ。民主党に、民主党の候補者に、ご支持を集めていただき、皆の力で政権交代を実現していきましょう』 |
◆そのあと、4候補の決意表明に移り、それぞれ次のように訴えて、満場割れんばかりの拍手を浴びました。
■1区:井戸まさえ ◆こんどの選挙では全国的に、「何児の母」とか「何児の父」とかをキャッチフレーズにしている候補者が多い。わたしとしては、ようやくワーク・ライフ・バランス問題が選挙の争点になってきたかと喜んでいます。 ◆わたし自身は『戦う5児の母』をキャッチフレーズにしていますが、何と戦っていくのか。現在の日本は、政策制度の面から言えば、1人っ子政策と同様の状態だ。年収400万~500万円の世帯では、半分を教育費の持って行かれてしまうような有様だ。 ◆また、高齢者も長生きしていることを喜んではもらえない。 ◆わたしは1区の候補者に選ばれたのは、5人の子どもを育て、生活者としての視点を持っていると判断されたからだと思う。国民の生活が第一の姿勢で政治に取り組んでまいります。 |
■2区:向山好一 ◆わたしの政治的原点は阪神・淡路大震災です。神戸の復興に何らかの役に立ちたいという一心で、神戸市議に立候補した。 ◆そして、市議8年の経験の中で、いびつなまでの中央集権を眼にしてきました。神戸市民が住む神戸の街づくりなのに、霞ヶ関の許しがなければ何も前進しない。神戸市民の税金がいったん中央へ行き、戻ってくるときには霞ヶ関のヒモが付いている。なんとかこの状況を打破し、真の地方分権を打ち立てたい。それには政権交代しかありません。 ◆いま窮地に追い込まれた政府・与党は、民主党のマニフェストに対し、「絵に描いた餅」とか「財源の保障がない」とか必死になって批判しています。だが、その批判は的を外れており、わたしたちは自民党・公明党とはまったく異なる視点・異なる前提で財源問題を検討している。 ◆異なる角度から見れば、財源が見えてくるのです。過去のような官僚任せでは税金は湯水のような無駄遣いをされてしまうが、このムダをなくせば莫大な財源が生まれる。民主党が政権を奪取すれば、必ず実現できることです。 |
■3区:土肥隆一 ◆こんどの選挙が7度目になるが、最初の2回は社会党で立候補し、国会では万年野党といわれてきました。 ◆それが小選挙区制度が発足して、4度戦いました。2大政党制になり、多少無理があっても2つの政党に収れんさせて、政権交代を可能にさせるという制度です。自民党か民主党か、選択を迫るです。そして民主党が政権を獲れる政党に育ってきたいま、政権交代が実現可能となってきた。 ◆衆議院議員というのは、つまるところは政権を奪取し、政権を立てるのが務めだと言えます。 ◆わたしは衆議院議員のほかに、福祉の仕事もしていますが、いま1人暮らしの障がい者を600人も抱えています。本格的な福祉社会をつくらないと、とてもじゃないが支えきれません。前回の衆院選挙では兵庫県下で0勝12敗でしたが、なんとか巻き返して政権交代に大きな役割を果たしていきたい。 |
■4区:高橋昭一 ◆阪神・淡路大震災が私の活動の原点です。その被災現場のそこここで、政治が機能しなければ人が死ぬ、という状況を眼にしてきました。 ◆わたしはこの5年間に2度落選し、その間に県下の生活現場を歩きまわってきました。そうして実感したことは、社会改革は現場感覚からしか芽生えないということです。 ◆大震災から13年経ったが、昨年、被災者の生活再建支援法が改正され、300万円の個人生活支援がされるようになりました。これは昨年の参院選挙で民主党が勝利した成果に他なりません。衆院選挙で勝って政権交代を果たしたら、いったい世の中はどのくらい変わるか。政権交代すれば日本は必ず再生し、国民生活は必ず良くなります。 ◆代議士は、国民に代わって政策を議論するものです。国民の声を代弁する政治を実現します。 |
◆最後に、民主党からのお願いとして、水岡俊一:参議院議員が登壇。「順風が吹いています。少しの風も残さず帆にうけて、勝利につなげていきたい。この夏に、民主党本部が選挙区情勢を調査したところ、政党支持では民主党が優位を誇っていましたが、肝心の小選挙区では芳しくなかった。各候補にはドロ臭く、地道な努力をお願いしたい。民主党には風が吹いているが、候補者には吹いていない。党、候補者、支持者、支援団体、全ての力を結集して、政権交代の夢を実現させましょう」と各候補者選対の一層の奮起を求めました。
◆集会のしめくくりに、森本:連合兵庫会長が登壇。気迫を込めて、「われわれはいま歴史の転換点に立っている。明日の日本のために、衆議院選挙の完全勝利をめざして、ガンバロー!」とガンバロー三唱をリード。参加者全員が声を合わせて、必勝を誓いあいました。
◆このチャンスを逃せば、政権交代をいまほどリアリティーをもって語れる時は2度と来ないかも知れません。千載一遇のチャンスです。渾身の戦いで必ず夢を果たしましょう。