NEWS
「ストップ・ザ・格差社会」総決起集会
みんなのがんばりで2008年の戦いを歴史の転換点にしよう!
ストップ・ザ・格差社会10・10総決起集会
◆連合兵庫は10月10日(金)、神戸市中央区の「東遊園地」で、「ストップ・ザ・格差社会」―「反 転!」をメインスローガンに掲げて、現下の二極化・格差が昂進した社会状況を打破するため、構成組織・地域協議会から組合員約2400名をあつめ、決起集会とデモ行進をおこないました。
◆また集会は、中央の切迫した政治情勢を受けて、急遽、総選挙必勝決起集会との性格をくわえ、「自民党による中央集権の官僚政治」から「自らの意志で決定できる国民主権の政治体制」へ転換していくため、総力を結集して総選挙に勝利し、政権交代を実現していくことを確認し合いました。
◆集会は土肥:事務局長代理の司会ですすめられ、冒頭、主催者を代表して森本:会長があいさつに立ち、「格差社会の解消と、国民生活第一の政治を打ち立てるため、連合兵庫総力を結集して戦おう。子どもたちに『夢のある社会』を残し、後世、2008年の戦いで日本が変わったと言われるようにしよう」と力強く述べ、会場から万雷の拍手を受けました。
主催者あいさつ
日本労働組合総連合会兵庫県連合会 ◆本集会は「ストップ・ザ・格差社会」をスローガンに、わたしたちの政策制度要求実現に向けた集会として準備をすすめていたのですが、国会情勢が切迫してきたことから、「衆議院総選挙勝利に向けた総決起集会」も兼ねて開催させていただいています。 ◆本題に入る前に、中山前国土交通大臣の発言について抗議を表明し、怒りの声を本集会より発信しておきたいと思います。中山前大臣の発言はご承知のとおりで、その認識の誤りについては明白であるにも係わらず、その後も日教組への誹謗中傷を繰り返しています。 ◆これは日教組のみならず、合法的に存在している労働組合全体に対する誹謗中傷であると言わざるをえず、絶対に容認できません。連合兵庫は今回の誹謗中傷発言に強く抗議し、撤回と謝罪を求めるものであり、この怒りを態度で示すべく、衆議院選挙にぶつけていこうではありませんか。 ◆さて、小泉・安部・福田と続いた内閣は、アメリカ追随内閣でしかなかったわけで、新自由主義経済が導入され、行き過ぎた規制緩和により、今日のような二極化・格差社会をつくってしまいました。 ◆そしていま、新たに麻生内閣が誕生したわけですが、所詮は自民党の内閣で、過去の延長線上にあることに変わりはありません。いたずらに延命策を弄せず、選挙管理内閣との自覚のもとに、早期に衆議院の解散・総選挙を実施し、国民の信を問うべきであると考えます。 ◆連合兵庫はこのような格差社会を解消すべく、『反転』を合言葉に活動を展開し、『反転』が実感できるものとなるよう、2009年度の政策制度課題に取り組んでいます。 ◆主な内容は、「社会的セーフティーネットの再構築」「内需主導型経済への転換」「ワークルールの再構築」「ワークライフバランス社会の実現」「拡大するグローバル課題への対応」「安心・安全な新しい公共の確立」そして政府の政策転換に繋げていくという、重点課題を確認し活動を展開しています。 ◆私たちは「労働者の使い捨ては許さない」との決意のもと、労働の尊厳を基本に働き甲斐のある人間らしい生活を取り戻さなければなりません。今こそ、格差社会にストップをかけ、安心して働き暮らせる社会を実現しましょう。 ◆そのためにも正規雇用の拡大、非正規労働者の待遇改善、働く貧困層の解消、労働者の均等待遇の実現、セーフティーネットの整備・拡充を実現しなければなりません。 ◆連合兵庫は今年11月に非正規労働センターを立ち上げ、このような問題への対応と、労働相談をはじめ労働に関する諸問題への対策を実施します。 ◆そして、これらの課題を根底から解決していくために、目前に迫った衆議院選挙に勝利し、政権交代を通して勤労者のための「労働法制」の整備を図っていく必要があります。 ◆現下の社会情勢を見てみますと、原油・原材料の高騰や物価高騰、サブプライムローン問題を起因とする世界的金融不安や景気減速、さらには消された年金記録や改ざん問題、事故米問題、そして廃止論議のある後期高齢者医療制度など、不安の連鎖が続いています。 ◆今こそ、「怒りの声」を上げるときです、今日はOB組織である「兵庫高退連」の方々も今の政治情況に黙ってみていられないと言う事で、浜上会長をはじめ役員の皆様にも多数参加いただいています。ともに政策制度要求実現に向けて活動を展開してまいりたいと思います。 ◆私は昨年の大会で「政治の善し悪しは、国民生活の善し悪しで決まる」と申し上げました、これは逆に言えば「国民の生活をみれば、その国の政治が分かる」ということです。今の国民生活は不安一杯です。早期に解散して国民の信を問わなければなりません。 ◆最近、麻生総理は支持率が思ったように上がらないことで、解散総選挙に自信がないのか引き伸ばしに掛かっているように見えますが、間違いなく総選挙は近いと確信いたします。機は熟しています、今回の衆議院選挙に勝利して政権交代を果たし、私たちの思いが通じる政治に転換していこうではありませんか。 ◆私たちは今、日本の大きな転換点に立ち会おうとしてるのです、それは自民党による中央集権の官僚政治から、自らの意志で決定できる国民主権の政治体制へ転換することです。 ◆将来への不安を取り除き、子供たちに夢のある社会を残してあげましょう。彼らが大人になったとき、「2008年の選挙で日本は変われたんだ」と言われるような、記念すべき転換点にしたいと思っています。 ◆昨年の参議院選挙で与野党逆転を実現し、私たちの投票によって政治は変えられることを体感いたしました。もう一度この国民主権の流れを強く引き寄せて根本から政治の転換を図りたいと思います。 ◆連合の求める「労働を中心とした福祉型社会」の実現のため、協働できる政治勢力による政権が必要であり、何としても樹立しなければなりません。 ◆わたしたちががんばって兵庫県で与野党逆転すれば、必ず政権交代は実現します。そのためにも完全勝利を目指し、一致団結、総力を結集して戦うことを誓い合いたいと思います。 ◆ストップ・ザ・格差社会の確立、政策制度課題の実現、そして、衆議院総選挙の勝利を目指し、安心・安全・公正な社会を創るために、連合兵庫に結集する構成組織と全組合員の総力を挙げて闘うことを誓い合いましょう。共に頑張りましょう。 2008年10月10日
ストップ・ザ・格差社会10・10総決起集会 |
◆つづいて情勢報告に移り、辻:事務局長が「二極化・格差がすすむ社会状況を踏ま え、組織された労働者としての使命・責任を今こそ果たしていないといけない。また、早晩、解散・総選挙が実施されるが、現状のヒズミ社会を生み出した元凶である自民党政権を倒し、『国民の生活が第一』を標榜する民主党を基軸とした政治勢力による政権を実現していこう」と結び、共感の拍手を浴びました。
◆情勢報告につづいて辻:事務局長が、目前に迫った第45回衆議院議員選挙において民主党公認予定・内定の県内候補予定者を紹介。各人(本ホームページのTOPUCS掲載の10候補)短く決意表明して、参加者から熱い激励を受けました。
◆そののち、政党代表として民主党兵庫県連の辻:代表(参院議員)が国政情勢報告を おこない、「参院の与野党逆転によって政治は確かに変化の兆しを見せ始めている。ここで衆院選挙に勝利して政権交代が実現すれば、政治は劇的に生まれ変わり、日本は再生し、国民の生活は必ず良くなります。民主党が自身をもって擁立する候補者たちです。絶大なご支援をお願いします」と訴え、それに呼応して参加組合の旗・幟が大きく打ち振られました。
◆つづいて『集会アピール』の採択にうつり、藤井:副会長(JP労組)がアピール文を朗読提案し、満場の拍手で採択されました。
総決起集会アピール STOP!THE格差社会「今こそ、政策と政治の転換を!」
連合は、格差社会の是正に向けて、2009年の政策・制度課題として
労働は商品ではない。労働は人間社会を支える大切で尊い営みである。私たちは今、働きがいのある人間らしい仕事を、すべての人に取り戻さなければならない。差別がなく安全で健康な職場環境、適切な労働条件や社会的保護、結社の自由や団体交渉権、こうしたことが保障されてこそ、働きがいのある人間らしい仕事が可能となり、社会ははじめて持続可能なものとなるのである。 私たちは、労働者を使い捨てにする社会を許さない。格差社会にストップをかけ、すべての働く仲間にディーセントワークを実現する。私たちの要求の柱は、正規雇用の拡大、非正規労働者の待遇改善、積極的な就労支援、「働く貧困層」の解消、均等待遇の実現であり、雇用・就労形態による格差を是正し、雇用におけるセーフティネットを整備・拡充することである。その実現に向けた大きな一歩は、直前に迫った総選挙において勝利することから始まる。政権交代を通じてわたしたちの要求を勝ち取ろう。 そのための行動を開始しよう。私たちは全国の働く仲間との連帯を強化し、団結を強めて行動することをアピールする。すべての人に人間らしい労働を取り戻すために、大きな反撃のうねりを作り出し、共に闘おう。 2008年10月10日
連合要求実現10.10兵庫県総決起集会 |
◆つづいて、熊野:副会長(私鉄総連)が、時期衆議院議員総選挙必勝決議案を朗読提案し、満場の拍手で採択されました。
第45回衆議院総選挙で政権交代を実現する特別決議
こうしたなか迎える衆議院選挙は文字通り『政権交代』をかけた総選挙となる。戦後永きに亘って続けられてきた自民党による中央集権の官僚政治を今後も継続するのか、民主党を基軸とする勢力に政権の交代をはかり、日本に地方主権と政権交代のある民主的な政治体制を確立させるかの選択が問われている。 私たちは今、歴史的な大転換に立ち会おうとしている。私たちが求めるのは、安心して暮らせる公正な社会であり、情報公開が徹底された透明な政府である。そして中央官庁にお願いする政治から、自らのことは自らの意志で決定する政治への転換である。少数の勝ち組優先の政治から、最大多数の幸福を追求する政治への転換である。私たちは内閣の交代があっても政権交代のない政治は望んでいない。 昨年の参議院選挙で私たちは自らの選択により与野党逆転を実現した。私たちは投票によって政治は変えられることを実感した。この国民主権の流れを強く大きくしよう。 連合は、これまで政権交代可能な民主的な政治体制の確立を求め、究極的には二大政党的体制の確立をめざしてきた。そして、連合の求める「労働を中心とした福祉型社会」の実現のためには、協働できる政治勢力による政権が必要であり、何としても樹立しなければならない。 安心と安全、公正な社会の実現を確かなものにする『政権交代』を実現するため、連合兵庫に結集する構成組織・地域協議会の総力を挙げて、兵庫県での完全勝利をめざす。 以上、決議する。 2008年10月10日 連合要求実現10.10兵庫県総決起集会 |
◆集会の掉尾に、森下:青年委員会副委員長(基幹労連)のリードで、参
シュプレヒコールをリードする森下:青年委副委員長 |
◆集会終了後、「格差是正」「総選挙勝利」の横断幕を先頭に、三宮センタープラザ下まで繁華街をデモ行進し、通行人・商店街の人々に連合兵庫の主張を訴えました。
◆みんなで力を合わせ、こんどの戦いを歴史に残る日本の転換点にしましょう。がんばりましょう。