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近ブロ女性リーダーセミナーを滋賀で
ワーク・ライフ・バランス実現のため労働組合に女性の力を!
第13回連合近畿ブロック女性リーダーセミナーを滋賀で開催
◆連合近畿ブロックは、女性組合員のリーダーとしての立場と役割や、労働運動に必要な能力を身につけることを目的に女性リーダーセミナーを滋賀県で開催しました。近畿2府4県より26名の参加者をあつめ、8月1日・2日の二日間にわたって、おおいに学び女性同士の交流を深めました。
◆セミナー開会に先立ち、地元連合滋賀の中村会長より歓迎と激励のあいさつを受けたのち、連合滋賀女性委員会の内海委員長よりセミナーの趣旨説明があり、『私自身も以前にこのセミナーを受 け、自分でも驚くほど成長したと思うので、ぜひ皆さんにも積極的に参加してもらいたい』と述べました。
◆セミナーの一日目では、恒例となっている『アサーティブトレーニング講座』が行なわれ、参加者たちは講師の森田汐生さん(NPO法人アサーティブジャパン代表理事)の巧みな話術に引き込まれながら、『自分の要求や意見を、相 手の権利を侵害することなく、誠実に、率直に、対等に表現すること』を身に着けようと真剣に取り組 んでいました。
◆講座の最終段階では、要求を伝えたい相手に対して、『部下の遅刻グセを直してもらいたい』という実際の場面を想定し、参加者代表がロールプレイを繰り返す中で、どのようなアプローチが効果的なのかを話し合いました。
◆セミナーの二日目には、問題提起として、ビデオ『均等社会は夢ではない』を視聴したのち、連合大阪の脇本事務局長より『今、働き方の変革を!~ワーク・ライフ・バランス社会の実現を~』と題した講演を受講しました。◆次に、ビデオと講演の内容を受けて、参加者たちは3つのグループに分かれ、『ワーク・ライフ・バラ ンス、均等待遇への課題』についてそれぞれの職場や組合での取り組み事例や課題について討議しました。
◆昼食休憩をはさんだのち、各グループは ①パート労働者の均等 待遇について ②産休・育休を取りやすい職場に ③あなたは働き続けられますか(働く権利について) の3つの課題をあげ、それぞれの課題解決のためには、何がマイナス要因で何がプラス要因なのか、また、具体的にどのような方法をとれば解決に結びつくのかを話 し合い、結果を模造紙にまとめ発表し合いまし た。
◆セミナー全体のまとめとして、連合大阪の脇本事務局長より自身の体験をふまえながら、『私たちの社会は、まだまだ女性が十分に能力を発揮し活躍しているとはいえない。しかし、そのことに対して当事者である女性が声をあげなければ何も変らない。特に労働組合は男性社会なので、女性の意見を反映させるためにも女性の参画が不可欠だ。この機会に女性同士のネットワークを広げていってほしい』と述べ、参加者たちの共感をおおいに得ました。
◆最後に、連合大阪女性委員会の高瀬事務局長が閉会あいさつに立ち、『このセミナーで学んだ成果を各自の組合での活動に活かしてほしい』と二日間にわたるセミナーを締めくくりました。