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サービス産業における非正雇用問題研修会
正規も非正規も働く仲間
非正規雇用問題研修会ひらく
◆連合兵庫は(財)兵庫勤労福祉センターと共催で、7月5日(土)、神戸市西区のユニバープラザ『UNITY』で 『サービス産業における非正規雇用問題研修会』を開催しました。
◆流通・食品・レジャー部門連絡会が中心となり、連合兵庫構成組織・地域協議会・兵庫高退連・兵庫労使相談センター・連合兵庫政策フォーラム、一般参加をあわせ約200名があつまり、講演・パネルディスカッションに耳を傾けました。
◆研修会は、土肥:連合兵庫事務局長代理の司会で幕を開け、冒頭に主催者を代表して◆村上:会長代理(同部門連絡会委員長)があいさつに立ち、「非正規雇用が増大しつづけているが、組織化が追いついていないため、雇用条件の改善がすすまず、また労働組合の組織率も向上しない。個々の労働者にとっても、また日本の労働運動にとっても重要な問題であり、連合兵庫としても最重要課題として取り組んでいく必要があります」 と述べ、◆つづいて、森本:会長 が「非正規労働者が正規雇用へ替わりたいという希望をもったとき、それを実現できるシステムになっていることが重要です。これもまたセーフティーネットの問題として捉える事が出来るのではないか。私見ですが、非正規雇用問題が社会の人間関係まで分断しつつあるのではないかという危惧もあります。働く者が主体的に選択できる選択肢の数を用意していく必要があると思います」と、あいさつしました。
■第1部 講演 『労働契約法について』
講師 : 横田 哲 (兵庫労働局基準部監督課長)
(3月1日より施行された労働契約法の要点を解説。会場から、「周知・啓発について積極的な取り組みをお願いしたい」との声がありました)
■第2部 パネルディスカッション
① 問題提起 : 足立 明 (流通科学大学サービス産業学部教授)
② パネルディスカッション
コーディネーター
足立 明
パネラー
浦井 紀彰 (サービス・流通連合兵庫県支部事務局長)
森枝 茂樹 (サービス連合兵庫県協議会代表)
伊藤 敏行 (兵庫フード連合議長)
成田 次雄 (全自交兵庫地連事務局長)
横田 哲
水谷 雄二 (連合非正規労働センター局長)
(各所属組織の現状について報告と課題紹介し、水谷局長が連合方針を説明するとともに、全国の事例を紹介。足立コーディネーターが総括的に見解を述べました。)
◆辻:連合兵庫事務局長が閉会あいさつに立ち、「連合本部はすでに非正規労働センターを立ち上げて活動を開始しているが、連合兵庫においても兵庫版非正規労働センターを近々に立ち上げるべく準備をすすめています。労働組合が果たすべき社会的責任の一環として、現行の労働関連法規が遵守されているか監視していくことと同時に、労働者のための法律をつくっていく活動もすすめていきたい。また政策フォーラムには各級議員が集結しているので、政治的・社会的運動の前進を期していきたい」と述べ、全プログラムを終了しました。