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組織拡大実務者研修会

組織率を高めて労働組合の発言力を強めよう

組織拡大実務者研修会で実戦学習と訪問活動を  080624~25sokakukensyuukai004.jpg

◆連合兵庫は6月24日(火)と25日(水)の両日、神戸市須磨区の『シーパル・須磨』で、組織拡大実務者研修会を実施しました。

◆構成組織・地域協議会から組織担当者20名が参加し、第1日目に講義とロールプレイング、2日目には3名程度のグループに分かれて実地に未加盟労組・未組織企業の訪問活動を行いました。

◆研修会は、森本:組織担当部長の司会ですすめられ、冒頭に村上昇:会長代理(組織拡大特別委員会委員長)が開会あいさつを述べました。

開会あいさつ

連合兵庫会長代理・組織拡大特別委員長
村  上       昇
 

◆一緒に勉強しながら成果をあげていきたい。連合兵庫の組織拡 080624~25sokakukensyuukai007.jpg 大では、拡大委のもとにプロジェクト会議を立ち上げ、実践活動にあたりはじめて10年になるが、着実な成果を上げている。

◆本日の研修会もプロジェクトのメンバーの協力ですすめられるが、ご参加のみなさんの組織化活動の一助になれば幸いです。

◆いまや組織率は全国ベースでは18%、兵庫県下では20%という状態だが、組織化がすすまない理由の代表的なものは、中小の組織化が遅れていることと、非正規労働者の割合が増えておりながらもその組織化・組合員化がすすんでいないことです。この層に対策していかないと組織率は向上しません。

◆また連合中央ではすでに非正規労働センターを立ち上げて具体的な活動を展開しているが、連合兵庫でも現在準備をすすめているところです。組織率の向上に重要なとりくみなので、力を合わせて頑張っていきたい。

◆労働組合・労働者の発言力の強化には組織拡大・組織率向上が一番であり、また非正規労働者が自らの力で労働条件向上をかちとっていくとの気概をもっていただいて、われわれの仲間として運動に参加していただくようにしていきたい。

◆講演

     テーマ 『組織拡大オルグの心得とポイント』
          講  師   大出 日出夫 さん (連合中央アドバイザー)
          講演内容概要
080624~25sokakukensyuukai013.jpg ①社会運動での位置づけにおいて労働運動が復権しなければならない。
②社会が「話題にする価値のある組織力」をつ『連合』であるべき。
③生物の増殖機能は生物の本能。労働組合はこの『増殖機能を果たす』ことを忘れていないか。
④労働運動は『弱いもの』『正しいもの』の味方であるべし。
⑤『構成労働基準の確立』と『労働力の安売り防止』
⑥『虎穴に入らずんば虎児を得ず』 勇気と正義感を養え。
             ⑦『己の欲するところを人に施せ』 共生の思想、民主主義。
             ⑨組織拡大のポイント=経営者への説得による組織化。
             ⑩組織拡大のポイント=労働者の自発的結成による組織化。
             ⑪組織拡大のポイント=⑨⑩の折衷的組織化。
             ◆などの項目について、具体的な経験談を中心に講演。

◆組織化オルグのロールプレイング(実演)では、牛房アドバイザーの指導の下、連 080624~25sokakukensyuukai018.jpg 合兵庫役員・アドバイザー・事務局が経営者や未加盟組合役員などに扮し、プロジェクトメンバー扮する組織化オルグとやりとりして、参加者の参考に供しました。また、終了後、参加者から感想や意見が多数出され、初の試みとしてはまずまず好評でした。

◆第2日目は、朝食を済ませると直ちにグループごとに街に飛び出し、各グループ3~4箇所のオルグをおこないました。正午に会場へ再集結した参加者たちは、午前中のオルグ活動の報告と意見交換をおこない、最後に村上:会長代理が『全体まとめ』をおこなって、2日間のプログラムを終了しました。