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環境会議が『第10回環境フォーラム』を神戸で
みんなで止めよう温暖化 第10回環境フォーラム
ライフスタイルを見直す環境会議が神戸で開催
◆5月24日から『G8環境大臣会合』が神戸で開催されることを受けて、ライフスタイルを見直す環境会議 (連合・中央労福協・労金協会・全労済)が、5月22日、神戸市内のクラウンプラザ神戸で、『第10回環境フォーラム』を開催しました。◆フォーラムの開催規模は、参加者が約250名でしたが、地元開催ということで構成組織・地域協議会の協力のもと連合兵庫からは130名が参加しました。
◆フォーラム冒頭、地元代表として連合兵庫:森本会長があいさつに立ち、「神戸での開催を歓迎します。現代の産業政策・企業戦略は、もはや環境問題を抜きにしては成立しない。そうした中、環境G8が開催される意義はたいへん大きい。地球環境を守るため各国の前向きな合意と、誠 実な実行を期待したい。また、こうした国家単位のとりくみとは別に、家庭や職場からわたしたち1人1人が日常生活を見直していくことも重要だと思います。便利な生活ばかり求めるのではなく、多少の不便はあっても環境に優しい生活を選択することも必要なのではないか。ライフスタイルのメタボリックシンドロームを改善するため、わたしは休日などにおけるワン・コインデーの設定を提唱したい。贅沢を求めず、公共輸送機関で移動し、昼食を粗食にし、よく歩く生活を復活させましょう。身近なところからも、地球環境を守るためにとりくんでいきましょう」と呼びかけ、共感の拍手を浴びました。
◆フォーラムは、まず、アル・ゴア元アメリカ合衆国副大統領が、スクリーンを通じて「地球環境を守ろう」「温暖化を防止しよう」と呼びかける、『不都合な真実』という映画を鑑賞しました。◆いま世界各地で起こっている地球温暖化を原因とする環境破壊・災害発生シーンの迫力はもとより、ゴア氏自身が回顧する、煙草栽培農家だった父親のもと、姉が若年からの喫煙習慣のために肺がんで死亡し、それが氏が健康・環境問題をライフワークにする契機になったというくだりは、たいへん説得力がありました。映画のラストシーンでゴア氏が世界中にの々に送っているメッセージをご紹介します。
◆「地球温暖化防止。これはモラルの問題だ。文明に未来はあるのか? いまこそ、未来を守るため立ち上がりましょう」
◆つづいて、『記念講演』に移り、『和歌山県すさみ町立エビとカニの水族館館長・ジャーナリスト:森 拓也さん』から、『海洋生物に見る地球環境問題』と題する講演を受けました。
◆そのあと、『ライフスタイルを見直す環境会議事務局長・連合副事務局長:逢見直人さん』が基調報告をおこない、◆『2008年G8サミットNGOフォーラム環境ユニットリーダー:大林ミカさん』が環境NGOからの提言として『持続可能な地球を創るために:環境大臣たちへのメッセージ』と題する講演をおこない、地球温暖化防止に対する有効な行動を各国に求めるとともに、本フォーラム参加者をはじめ地球住民1人1人がより深い関心をもつとともに、プロジェクトへの参加を呼びかけました。
■翌23日には、連合政策小委員会のメンバーが兵庫県の『防災・減災』を見学。
◆連合政策小委員会メンバー約30名が、兵庫県の災害対策を見学のため、『兵庫県災害対策センター』と『防災未来館』を見学しました。
◆災害対策センター見学では、一行はまず県庁1号館ロビーに集合。そこから道路をへだてた災害対策センターへ緊急時用の地下道をとおって移動、センターの頭脳部分である本部室で県庁職員からレクチャーを受けました。◆対策センターでは退出時に、玄関で震災があった中国四川省への救援物資積み込み作業にぶつかったため、遠慮して再度地下道をとおって戻るという臨場感たっぷりなハプニングもありました。
◆また、防災未来館では阪神淡路大震災発生時(1995年1月17日午前5時46分)の被災各地の状況が、なまなましい映像と床振動・サウンドで再現されており、迫力ある疑似体験をしました。◆くわえて、語り部の女性による、発震時の恐怖、避難所・仮設住宅での生活などの体験談は、物静かな語り口のうちに震災の悲惨さが表現されており、参加者の胸を打ちました。
◆「みなさま方は、それぞれお仕事をお持ちで、普段の昼間はお家を留守にされておられるでしょう。今日お帰りになられたら、ぜひともご家族の方々とお話しいただいて、『もし昼間、家族がバラバラな時に震災があったら、状況が落ち着いたら○○で落ち合おうな』とご確認し合っていただけませんでしょうか・・・・・・」